バッドランド:ケネス・カーペンター
アンキロサウルスについての説明。これらは、私のベイビーだ。なぜ”ベイビー”か、それは、あまりに醜い動物だからだ。アンキロサウルス類は世界中で見つかっており、日本では北海道で発見されている。それはエドモントニアに似ている。
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グアンロン:徐星教授
グアンロンについて。グアンロンもディロンも、今学者の間で非常に注目を集めている恐竜。恐竜の記載で科学誌ネイチャーに掲載されるものは少ないが、両方ともネイチャーに掲載された。なぜならば、これらの恐竜は、ティランノサウルス類の起源に関わるとされているからである。
このグアンロンの標本は、サンドイッチ状に重なった地層の中から発見され、沼のようなところに足をとられて死んだと考えられている。頭には特徴的なトサカがついているが、肉食恐竜であるのに、頭部にトサカのようなもろい構造があるのは何故か、まだわかっていない。
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ティランノサウルス完模式標本:マット・ラマンナ博士
ティランノサウルスの完模式標本は、 CN9380 という名で知られている。この標本は、バーナム・ブラウンがモンタナ州で発見し、ニューヨークのアメリカ自然史博物館に収められていた。 T ・REXと名づけられたのは 1905 年で、 1908 年には、再びバーナム・ブラウンが二つ目の T-REXの標本を発見。標本が2つになったので、アメリカ自然史博物館は7000ドルで完模式標本をカーネギー自然史博物館に売却した。
1942年、カーネギー自然史博物館はT-REX骨格を展示したが、昨年一度解体し、組み立て直した。私の所属するカーネギー自然史博物館がこの標本を所有し、日本の恐竜展に持ってこれるのを誇りに思っている。
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ミイラ化石ダコタ:ジョン・ホーガンソン博士
ミイラ化石『ダコタ』について。ダコタの発見されたのは、アメリカ、ノースダコタ州南西部のバッドランド。現在、バッドランドは砂漠だが、 6500万年前は亜熱帯の豊かな湿地であったとされている。
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ミイラ化石ダコタ:タイラー・ライソン氏
ダコタは 2000年、当時16歳だったタイラー・ライソンによって発見された。ダコタの特徴を以下に示す。まず、手に皮膚が残っており、人差し指と中指の間に水かきのようなものがあったことが分かる。さらに、足の末節骨には角質の組織が残っており、ひづめのような構造があったことが分かる。また、尾は特によく保存されており、背にイグアナのようなフリルがあったこと、大きな鱗の周囲に小さな鱗が取り囲んだ皮膚をしていること、尾の脊椎骨の関節部分に軟骨が残っていること、などが観察できる。 |
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