NPO法人 福井恐竜博物館 後援会
中国恐竜体験の旅(雲南省) 2004年8月20日〜24日(火
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 ホテルに戻り、バスで澄江へ。道のりは昨日よりさらに長い。またロデオのような道なのだろうか。
禄豊県から安寧市、さらに省都昆明市を通り抜け、澄江県に向かうのだ。ルートは一部昨日と重なるが、今日は一般道を通る。前のトラックを追い越せなくてイラつくこともあるが、何よりロデオ体験しなくてすむ。これが大きい。

しかし、なんと車修理の店が多いのだろう。「高圧洗車、電加水」の看板はほんとによく見る。未舗装道路のことを思えば納得のいく面もある。さらにタイヤ店の多いこと!それもトラック用とおぼしきものが中古新品あらゆる品が道端に並べてある。そんな店が数百メートルつづくところもある。市街でも道路沿いの全店舗の半分以上を占める。
よく共倒れにならないものだ。というより、それほどトラックの整備状況が悪いのだろうか。

 安寧市で昼食をとることになった。「天下第一温泉」の額がかかる碑楼をくぐると市内中心部。レストランの集まる一角で、李氏は下見。バスはその一軒の前で停まった。四川料理の店だった。蜀香園という。

 金子隆一氏は、かつて四川省自貢の料理を「凶悪」と例えた。雲南の四川料理は・・・多くの人にとって「辛い」、「とても辛い」、「塩辛い」、「口が痺れる」の4種だった。金子氏は辛さにラー油の「刺(ラー)」、その上に麻痺する「麻(マー)」があるとも書いた。

我々しろーとは一時にこの両者を体験してしまった。麻婆豆腐など、絡みついた唐辛子の隙間に豆腐の面が見えるという状態である。お茶もビールもすすむ。しかし、いったん口が麻痺すれば案外食べられる。

調理場前の水槽にはカニやナマズもいた。ナマズは食べてみたかったな。ウェイトレスの「謝光臨」の言葉をあとにまた乗車。昆明市へ。



 安寧市の碑楼。「天下第一温泉」


 「凶悪」な麻婆豆腐