NPO法人 福井恐竜博物館 後援会
中国恐竜体験の旅(雲南省) 2004年8月20日〜24日(火
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8月21日
川街へ
今日は当初の予定を若干変更し、午前は川街のチュアンジエサウルス発掘現場見学、午後は化石発掘体験になった。董教授のほか、黒竜江省地質博物館の王雅茹館長、同博物館展品室主任の海樹林氏も同行する。

昆明から川街まで聶(ニエ)氏の話では、いったん舗装してあった高速道路の舗装をはがし、再度工事中なので時間がかかるという。

途中しばらくは昆明市街。この街は麻雀卓の広告が目立つ。雲南は麻雀が盛んなのだろうか。集合住宅の屋上は全て太陽熱の温水設備が林立している。石材店には獅子や武人の像が並んでいる。「全民動員治禽流感(皆動員して鳥インフルエンザを治そう)」という垂れ幕もある。

 上り坂にさしかかった頃から未舗装になった。ただの砂利まじりの土の道を結構な交通が行き交う。土ぼこりと凹凸の激しさは並ではない。せいぜい時速20kmで進むことになった。

 安寧という温泉町を過ぎ、あたりはいよいよ田園風景になる。田にはイネ、畑にはトウモロコシ。ヒマワリの黄があざやかだ。広く長い葉の植物が気になったが、タバコだった。雲南省はタバコの産地なのだ。ほかにトウガラシ、ナス、サトイモ、トマトなども植わっている。傾斜地にも田が作られ、それはかつての日本を思わせる。

民家はレンガの壁に瓦屋根。十数軒が集落をつくっている。外国人には伝統的な美しさを感じさせる。


 石材店


 途中の農村風景


 途中の畑