Cobivenator のパーツ 1.22.14 Archosaurmusingsで、この標本の保存状態の良さを絶賛しています。各パーツの 写真もあります。 |
モンゴル、ゴビからトロオドン科恐竜記載 1.20.14 ゴビ中央部のジャドクタ層から産出した殆ど完全な骨格に基づき記載されています。 Gobivenator mongoliensis 新属新種 Takanobu Tsuihiji, Rinchen Barsbold, Mahito Watabe, Khishigjav Tsogtbaatar, Tsogtbaatar Chinzorig, Yoshito Fujiyama, Shigeru Suzuki.(2014) An exquisitely preserved troodontid theropod with new information on the palatal structure from the Upper Cretaceous of Mongolia Naturwissenschaften DOI:10.1007/s00114-014-1143-9 アブストラクト 完模式標本のレプリカは、現在、科博の恐竜展で見ることができます。 GET AWAY TRIKE! でそのへん解説しています。 |
中国遼寧省から、ジュラ紀の原鳥類獣脚類 1.23.13 遼寧省のTiaojishan(髫髻山)層(約1億6300万年前)から産出した、小型の基盤的トロオドン科恐 竜が記載されています。 Eosinopteryx brevipenna 新属新種 翼状の羽毛は前肢のみで、後肢や尾の羽毛は発達していません。飛行より走るのに適していた と考えられています。 Pascal Godefroit, Helena Demuynck, Gareth Dyke, Dongyu Hu, Francois Escuillie & Philippe Claeys (2013) Reduced plumage and flight ability of a new Jurassic paravian theropod from China Nature Communications 4, Article number: 1394 doi:10.1038/ncomms2389 アブストラクト サザンプトン大 毎日新聞 日本経済新聞 |
基盤的トロオドン科 Mei long の第2標本 9.28.12 中国遼寧省北票市、上園、Lujiatun(陸家屯)の義県層最下部(128-139Ma)から産出した、 関節したほぼ完全な骨格を記載しています。向きは逆回りですが、やはり丸まって寝ていた ようですね。 この第2標本から得られたデータにより系統解析すると、これまでの分析と同様、基盤的トロ オドン科とする結果が出ています。最小の恐竜の一つですが、この標本は2歳以上であるこ とがわかっています。 Gao C, Morschhauser EM, Varricchio DJ, Liu J, Zhao B (2012) A Second Soundly Sleeping Dragon: New Anatomical Details of the Chinese Troodontid Mei long with Implications for Phylogeny and Taphonomy. PLoS ONE 7(9): e45203. doi:10.1371/journal.pone.0045203 論文 参考:恐竜博2005で展示されたMei long 完模式標本 |
トロオドン科新属新種恐竜Philovenator curriei 4.29.12 |
トロオドン科恐竜Talos sampsoni 9.23.11 テスト版にアップしました。 ナショナルジオグラフィック(日) 論文 Wisconsin-Parkside大 モンタナ州立大 |
短い腕をしたトロオドン科恐竜 Linhevenator tani 9.08.11 テスト版にアップしました。 |
米ユタ州から新しいトロオドン科恐竜 12.17.10 Geminiraptor suarezarum Cedar Mountain 層から産出しました。 Senter P, Kirkland JI, Bird J, Bartlett JA (2010) A New Troodontid Theropod Dinosaur from the Lower Cretaceous of Utah. PLoS ONE 5(12): e14329. doi:10.1371/journal.pone.0014329 論文 |
恐竜は鳥類の祖先、実証 始祖鳥より古い羽毛恐竜 9.25.09 BBC サイエンティフィックアメリカン ガーディアン ニューサイエンティスト 朝日新聞 毎日新聞 ネイチャーニュース ブリストル大ニュース 科学網 SVP総会で徐星らが発表したものです。中国遼寧省西部の葫芦島市建昌(Jianchang) 県要路溝(Yaolugou)郷のジュラ紀から白亜紀の湖成層から産出した非常に小型のアヴィ アラエ類、Anchiornis huxleyi については、今年1月に紹介しました。ナショジオ 報道によると、この第2標本が建昌大西山(Daxishan)の髫髻山(Tiaojishan)層から発見さ れ、羽毛を含むより完全なディテールを保っているそうです。また、この恐竜がトロオドン 科であることがわかりました。 年代については、この髫髻山(Tiaojishan)層が161〜 151百万年前、また寧城の道虎溝 (Daohugou)層が164〜 158百万年前というように出てきています。150百万年前以降と されるArchaeopteryx(始祖鳥)の産出年代より少なくとも百万年以上遡ることになります。 これにより、始祖鳥の方が羽毛恐竜より古いじゃないか?というパラドックスが解消する ことになり、進化の道筋がはっきりすることになります。また後肢にも翼がある四翼状態 から移行していったのが進化の本筋であることもはっきりしたそうです。 第2標本の記載論文はネイチャーに掲載されることになるのですが、なぜか、10月1日号 の論文がネット上参照できるようになっています。ネイチャーがそれを許すほど歴史的な 発見ということなのでしょう。 Dongyu Hu, Lianhai Hou, Lijun Zhang & Xing Xu 2009. A pre-Archaeopteryx troodontid theropod from China with long feathers on the metatarsus ネイチャーVol 461 pp.640-643 1 October 2009| doi:10.1038/nature08322 論文 |
アラスカ北部から大型トロオドンの歯 5.03.08 Fiorillo, A.R. 2008. On the occurrence of exceptionally large teeth of Troodon (Dinosauria: Saurischia) from the Late Cretaceous of northern Alaska. Palaios 23(5):322-328. doi: 10.2110/palo.2007.p07-036r. アブストラクト アラスカ北部(Campanian?Maastrichtian) から産出したTroodonの歯について記載しています。 この歯はもっと南部で発見されるTroodonの歯の2倍の大きさがあります。獣脚類の歯の大きさは その体の大きさとよく比例するので、体も大きかったと推定されます。これは、高緯度になるにつれ 生態系の中でT-REXなどの大型獣脚類が少なくなり、Troodonが得られる獲物が多くなったため と推定しています。 |
鳥類のような姿勢で眠るトロオドン科恐竜 10.14.04 |
中国遼寧省西部下部白亜系義県層から産出した新しいトロオドン科 4.15.04 |
トロオドン科獣脚類卵殻の鳥類様特徴 10.22.02 |
白亜紀獣脚類恐竜、TROODON FORMOSUS の胎児と卵 10.27.02追加 |
中国の白亜紀前期層で見つかった基盤的トロオドン類 2.14.02 |
中国産白亜紀トロオドン科について新情報 11.22.01 |
トロオドンの大きな眼は極地方で役だった12.20.00 |
モンゴル・ウカートルゴッドから新種獣脚類3.16.00 |