ポルトガルからトルヴォサウルス新種記載 3.06.14
  ユーレカアラート AFPBB
  リスボン北方で発見された標本、当初北米のTorvosaurus tanneri と同種と思われ
 ていましたが、前者の上顎の歯は11本以上なのに対し、ポルトガルの標本はそれ以下
 なことなどから、新種Torvosaurus gurneyi として記載されています。
 約1億5千万年前に生息し、体長10m、体重4から5tに達したと見られます。また、身体
 には原羽毛があったそうです。ヨーロッパで最大の捕食者だっただろうとのこと。
 Hendrickx C, Mateus O (2014)
 Torvosaurus gurneyi n. sp., the Largest Terrestrial Predator from Europe, and a
 Proposed Terminology of the Maxilla Anatomy in Nonavian Theropods.
 PLoS ONE 9(3): e88905. doi:10.1371/journal.pone.0088905 論文

中国雲南省禄豊から産出した、中期ジュラ紀の獣脚類 2.25.09
  WU Xiao-chun, Philip J. CURRIE, DONG Zhiming, PAN Shigang and WANG Tao
  A New Theropod Dinosaur from the Middle Jurassic of Lufeng, Yunnan, China
   Acta Geologica Sinica(地質学報英文版) 83(1):pp. 9-24.

  中国雲南省の上部禄豊層(中期ジュラ紀)から産出した獣脚類標本をテタヌラ類の
 新属新種として記載しています。
 Shidaisaurus jinae
 属名:標本が産出した世界恐竜谷のオーナーである金時代投資控股集団の「時代」
 +saurus。
 種小名:同じく金時代投資控股集団の「金」から。中国名は恐らく金時代竜でしょう。
 完模式標本:LDM-LCA(禄豊恐竜博物館)9701-W 不完全な骨格で、以下の骨を
 欠く(尾椎の殆ど、肋骨、肩帯及び肢骨)。

 産地と層準:世界恐竜谷は、恐竜テーマーパークですが、それ以前に、日本では2004
 年、幕張で開催された「驚異の大恐竜博」メインスターだったチュアンジエサウルスの
 産出地として紹介されています。雲南省楚雄州禄豊県川街郷
 上部禄豊層(early middle Jurassic)

 特徴:中から大型の獣脚類。軸椎あるいはどの前位胸胴堆にも側腹腔がみられないこ
 とから、比較的原始的とみられています。

世界初、肉食恐竜の「完全」化石発見=アルゼンチン 5.0607
  時事 AFP
  「コンドルラプトル」の報道です。記載されたのは2005年。完模式標本は左脚部
 のほか頚椎から尾椎にかけていくつかの椎骨があるだけで、頭蓋は未発見でし
 た。報道されるように顎や頭の部分が岩に現れているなら、この恐竜の研究が進
 展するだけでなく、ゴンドワナの獣脚類の系統や分化についても新たな知識が加
 わるでしょう。

仏、ノルマンディーの中期BATHONIANからのメガロサウルス類発見
 および基盤的テタヌラ類の系統に及ぼすその影響 10.27.02追加

AAAS総会でポール・セレノ、スピノサウルスのV型鎖骨を提示 2.18.02 2.21改定

Edmarka rex の論文1.30.01

ブラジルのスピノサウルス11.15.00

イタリアで発見された2億年前の新種獣脚類11.11.00

ポルトガルのトルボサウルス10.15.00

ニジェールのスピノサウルス11.13.98
オーストラリアの新しい獣脚類5.19.98