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後期白亜紀、サハラは海だった。
と言われても、なかなか信じられ
ないかもしれません。でも、当時
の堆積環境を調べると、バハリヤ・
オアシスのあるあたりは、テチス
海に向かって広がる海岸地帯だっ
たそうです。
そんな海岸のマングローブ地帯
に生息していたのが、巨大恐竜
パラリティタンです。
マングローブといっても、この時
代のマングローブは塩分耐性の
強い水生シダ類だそうです。パ
ラリティタンは、そこに適応した
生活ができたのでしょう。
Paralititan stromeri
波打ち際の巨人
竜脚類 ティタノサウルス類
上腕骨 標本長1.57m
エジプト・アラブ共和国
個人的には、十分スターになれる
この恐竜が上腕骨一つだけの展
示。普通の人は、これがどんな恐
竜なのか気づかずに、スピノサウ
ルスに目を奪われるのだろうなと、
少し残念な気もします。
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