驚異の大恐竜博
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徐星教授、「鳥類の飛行起源や翼の進化を明らかにする新説」発表

 樹上起源説の一番有力な根拠となるのが、このミクロラプトル・グイの化石。
進化の歴史の謎を解く上で重要な標本。100年に1度の貴重な標本だが、骨
格だけに注意するなら原始的なドロマエオサウルス類とあまり変わらない。
また、前肢の形態などは始祖鳥とほとんど同じといえる。

 羽毛の部分に注意してみると、飛ぶことができる鳥類と同様な羽毛をもって
いる。
頭部の羽毛は飾っているような羽。尾羽は長い。前肢・後肢の羽毛は発達し
ている。構造は非対称羽。このことから飛行できるといえる。
飛べない恐竜と飛べるトリの中間の過程にあるといえる。

 頭部の羽毛

 後肢の羽毛 非対称羽