PlosOne 2014年のトップ論文20選 12.30.14 Chaohusaurus の胎児化石から胎生の陸上起源が示されるとした、藻谷先生ほかの 論文も選ばれています。 |
PALAEODIVERSITY 12.16.14 恐竜というわけではありませんが、興味をひく論文があります。ダウンロードできます。 |
Canadian Journal of Earth Sciencesの特集 12.16.14 プレスリリース phys.org The Danek Edmontosaurus Bonebed という、エドモントサウルスのボーンベッドに ついて、総合的な研究特集になっています。編集陣、執筆陣とも錚々たる顔ぶれです。 オープンでないのは残念ですが、1冊分50ドル払っても読む価値はあります。 特集のコンテンツ |
カナダ、アルバータ大学から古脊椎の新専門誌 10.17.14 Vertebrate Anatomy Morphology Palaeontology といいます。オープンア クセス誌です。 第1巻の論文は、Robert B Holmes The postcranial skeleton of Vagaceratops irvinensis (Dinosauria, Ceratopsidae) |
古生物行動学の現在とこれからの傾向 6.24.14 Journal of ZoologyVolume 292 Issue 4 は特集になっています。 論文は30日間限定フリーです。恐竜関係の論文もあります。 Evaluating combat in ornithischian dinosaurs(鳥盤類恐竜の闘争の評価) The role of the neck in the feeding behaviour of the Tyrannosauridae: inference based on kinematics and muscle function of extant avians (ティラノサウルス科恐竜の摂食行動における頸部の役割:現生鳥類の運 動と筋肉の機能に基づいた推論) などです。 |
群馬県立自然史博物館研究報告第18号 6.20.14 モロッコのセノマン階から産出した新たなティタノサウルス形類恐竜(竜脚類) の標本:北アフリカの後期白亜紀における古生態と竜脚類の多様性 基盤的デイノニコサウルス類の飛行能力ほか、興味深い論文があります。 日本語要旨もあります。ダウンロードできます。 |
古脊椎動物学報 1.24.14 2014年の1号は、昨年3月9日に亡くなった米の古生物学者 Larry Martin を追悼して、 鳥類特集になっています。 個々の論文は、少し見てから紹介しますが、今日から古生物学会なのでちょっと遅れる かもしれません。 |
恐竜博物館紀要第12号 12.29.13 「福井県大野市大納地域からの後期ジュラ紀アンモノイドの産出と九頭竜地域手取 層群の対比再検討」ほかの論文が掲載されています。 |
Geological Society Special Publications 379 6.12.13 初期主竜類とその子孫の解剖学・系統学及び古生物学特集です。 1月から論文がアップされ始めていますが、11日付で論文5本アップされています。 Bryan J. Small and Jeffrey W. Martz(2013) A new aetosaur from the Upper Triassic Chinle Formation of the Eagle Basin, Colorado, USA Geological Society, London, Special Publications, 379, first published on June 11, 2013, doi:10.1144/SP379.18 アブストラクト 米コロラド州Eagle 盆地のChinle 層から産出した小型のアエトサウルス類頭蓋により記載 しています。Stenomyti huangae 新属新種 Jeremias R. A. Taborda, Ignacio A. Cerda, and Julia B. Desojo.(2013) Growth curve of Aetosauroides scagliai Casamiquela 1960 (Pseudosuchia: Aetosauria) inferred from osteoderm histology Geological Society, London, Special Publications, 379, first published on June 11, 2013, doi:10.1144/SP379.19 アブストラクト アエトサウルス類 Aetosauroides scagliai の成長曲線を皮骨組織から調べ、他の南半球 のアエトサウルス類と比較しています。体長に関しては他のアエトサウルス類と同様または ほとんど同一でした、一方、体重に関しては細身の種類から幅広いものまで形態に応じ、 異なりました。その中でAetosauroides scagliai の成長レートは比較的低いとしています。 Maria Jimena Trotteyn, Andrea B. Arcucci, and Tiago Raugust.(2013) Proterochampsia: an endemic archosauriform clade from South America Geological Society, London, Special Publications, 379, first published on June 11, 2013, doi:10.1144/SP379.23 アブストラクト Proterochampsia類は、これまで主竜類の姉妹群と考えられてきましたが、最近の研究に より非主竜類、主竜形類に位置付けられ、他の三畳紀主竜類との系統関係も明らかにさ れているそうです。 Randall B. Irmis, Sterling J. Nesbitt, and Hans-Dieter Sues.(2013) Early Crocodylomorpha Geological Society, London, Special Publications, 379, first published on June 11, 2013, doi:10.1144/SP379.24 アブストラクト 初期ワニ形類について Sterling J. Nesbitt, Julia B. Desojo, and Randall B. Irmis.(2013) Anatomy, phylogeny and palaeobiology of early archosaurs and their kin Geological Society, London, Special Publications, 379, first published on June 11, 2013, doi:10.1144/SP379.21 アブストラクト 現生の主竜類であるワニ類と鳥類の多様化が始まったのは比較的最近の白亜紀後期か らだが、主竜類そのものの多様化はペルム紀末の大量絶滅後に起こり、その後三畳紀 末の絶滅を乗り越えたのが、翼竜類、恐竜類およびワニ形類だった。 主竜類の系統に関する研究は30年ほど前から続いているが初期主竜類の研究は、恐竜 や翼竜類などの研究に比べるとその結果は僅かだった。しかし1990年代、2000年代も研 究は引き続いている。 |
Geogaceta 53 6.05.13 スペイン地質学会の論文誌です。最新号には恐竜関係の論文が7つ掲載されてい ます。 |
JVP Volume 33, Issue 2, 2013 いろいろあります。 個人的にはこれとかに注目したいですね。 New material of the choristodere Lazarussuchus (Diapsida, Choristodera) from the Paleocene of France Ryoko Matsumoto(松本涼子), Eric Buffetaut, Francois Escuillie, Sophie Hervet & Susan E. Evans (2013) |
Avian Ancestors 3.01.13 「鳥類の祖先」と題されたこの本は、ウネンラギア科、ミクロラプトル類、アンキオルニス、 スカンソリオプテリクス科の系統関係に関するレビューとのことです。 Look Inside で、それぞれ2ページ程度見ることができます。 Federico L. Agnolin & Fernando E. Novas (2013) Avian Ancestors: A Review of the Phylogenetic Relationships of the Theropods Unenlagiidae, Microraptoria, Anchiornis and Scansoriopterygidae SpringerBriefs in Earth System Sciences ISBN: 978-94-007-5636-6 (Print) 978-94-007-5637-3 (Online) DOI: 10.1007/978-94-007-5637-3_3 |
Lyell Collection Special Publications 2.25.13 SP379 Anatomy, Phylogeny and Palaeobiology of Early Archosaurs and their Kin 恐竜ではありませんが、主竜類の興味ある論文があります。 |
古脊椎動物学報2013年第51巻第1号 2.02.13 pp.1-16 中国雲南省羅平、中期三畳紀のGymnoichthys inopinatus の再研究 TAN Kai,�JIN Fan(2013) Re-study on Gymnoichthys inopinatus from Middle Triassic of Luoping, Yunnan, China Gymnoichthys inopinatus はTintori et al. in 2010 により、基盤的新鰭類として記載されました。 この論文では、雲南省曲靖地区羅平県の中期三畳紀、Guanling(関岭)層から産出した新標本に より再研究の結果、アミア形類Caturus上科に位置付けられました。同類はこれまでジュラ紀ヨー ロッパと北米からのみ発見されていましたが、今回の研究により、中国で初めて発見された同類 であるだけでなく、世界で最も早期のもので、ヨーロッパや北米産のものより4千万年遡るもので す。 論文 中国科学院古脊椎与古人類学研究所ニュース Xinpusaurus の分類 pp.17-23 LIU Jun (2013) On the taxonomy of Xinpusaurus (Reptilia: Thalattosauria) タラットサウルス類のXinpusaurus はこれまで3種が記載されていました。その完模式標本等を 再検討した結果、X. bamaolinensis と X. kohi はX. suni のジュニアシノニム(新参異名)としてい ます。 論文 タラットサウルス科の新属種Concavispina biseridens記載 pp.24-28 ZHAO Li-Jun, LIU Jun, LI Chun, HE Tao (2013) A new thalattosaur, Concavispina biseridens gen. et sp. nov. from Guanling, Guizhou, China 中国貴州省関岭Xiaowa(小凹)層から産出した標本に基づき記載しています。Xinpusaurus に 近縁としています。 論文 ジュンガル盆地ジュラ系Shishugou(石樹溝)層から産出した大型獣脚類中足骨 pp.29-42 A large theropod metatarsal from the upper part ofJurassic Shishugou Formation in Junggar Basin,Xinjiang, China 中国新疆ウイグル自治区のジュンガル盆地五彩湾のShishugou(石樹溝)層から産出した、 第4中足骨を記載しています。アロサウルス上科、Sinraptor dongi のそれに最も近いとしていま すが、異なる特徴もあるため、Sinraptor dongi と近縁の新種恐竜のものとしています。また、 両者の産出地、五彩湾と将軍廟は、当時地理的に隔たっていた可能性があるとしています。 論文 |
Eclogae Geologicae Helvetiae 1.26.13 2007年以降、Swiss Journal of Geosciencesとして発行されている専門誌です。 1888年から2006年まで、フリーに検索やダウンロードできるそうです。 |
福井県立恐竜博物館紀要11号 1.16.13 この号には直接恐竜や古脊椎動物に関する論文はありません。地質や放散虫の論文です。 |
中国綦江国際恐竜足跡学術研討会アブストラクト集 1.04.13 2012年に中国重慶市で開催されたシンポジウムのアブストラクト集が、Xinglida.netに 掲載されています。PDFで112ページあります。宮下哲人さんの名前もあります。 |
生物多様性の起源 12.07.12 古生物学から見た生物多様性の起源について MICHAEL J. BENTON(2012) Origins of biodiversity Palaeontology DOI: 10.1111/pala.12012 アブストラクト 論文フリー |
Norwegian Journal of Geology 10.21.12 最新号ではノルウェー、スピッツベルゲンで発見された海生爬虫類を特集しています。 |
Morphology and Evolution of Turtles 9.18.12 「カメの形態と進化」 2009年10月に開催されたEugene Gaffneyシンポジウム後、同博士のカメ 研究への貢献を祝し、編集された論文集です。当然、平山廉先生の名前もあります。 本文内容はこちらで見ることができます。アマゾンでは10,541円です。 |
JVP Volume 32, Issue 5 8.29.12 恐竜、カメほか爬虫類関係、数本論文があります。 |
米地質学会の発表要旨 4.29.12 Abstractsのページで、過去の会、これからの会それぞれ内容を見ることができます。 GSA Searchのページで、たとえばdinosaurと語句を入れ、年を2012と入れてサーチすれば、今年の 発表を検索することもできます。 |
チリ産恐竜化石記録概観 4.14.12 チリ産出の恐竜、鳥類、翼竜も含め、最も重要なレビューとなっているようです。 David Rubilar-Rogers, Rodrigo A. Otero, Roberto E. Yury-Yanez, Alexander O. Vargas, Carolina S. Gutstein (2012) An Overview Of The Dinosaur Fossil Record From Chile Journal of South American Earth Sciences (advance online publication) http://dx.doi.org/10.1016/j.jsames.2012.03.003 |
Bulletin de la Societe Geologique de France モササウルス特集 4.03.12 Michael W. Caldwell A challenge to categories: “What, if anything, is a mosasaur?” Nathalie Bardet The Mosasaur collections of the Museum National d’Histoire Naturelle of Paris Florence F.J.M. Pieters, Peggy G.W. Rompen, John W.M. Jagt, and Nathalie Bardet A new look at Faujas de Saint-Fond’s fantastic story on the provenance and acquisition of the type specimen of Mosasaurus hoffmanni Mantell, 1829 などが掲載されています。 |
Acta Palaeontologica Polonica 57 (2) 6.06.12 Forthcoming papers で既に紹介された論文ですが、体裁が整うと読みやすいですね。 以下の論文が掲載されています。 A monument of inefficiency: the presumed course of the recurrent laryngeal nerve in sauropod dinosaurs A new plesiosauroid from the Toarcian (Lower Jurassic) of Alhadas, Portugal A large predatory archosaur from the Late Triassic of PolandThe first silesaurid dinosauriform from the Late Triassic of Morocco A new freshwater basal eucryptodiran turtle from the Lower Cretaceous of Spain |
古脊椎動物学報2012年第50巻第2号 4.23.12 ほぼ恐竜特集です。 Sinoraptor dongi の |
Ichnos Volume 19, Issue 1-2, 2012 3.22.12 韓国の恐竜や鳥類の足跡に関する論文特集です。韓国での行跡・足印研究の最先端に触れること ができるでしょう。 |
Palaeobiodiversity and Palaeoenvironments 2.25.12 Volume 92, Number 1 / March 2012 陸上、海中のタフォノミー過程特集、どうやら論文フリーのようです。 |
Plaeontology 2012年1号 2.07.12 1号はすべてフリーで見ることができます。林昭次さんの論文 Ontogenetic histology of Stegosaurus plates and spikes など、恐竜関係もありますので、 この際、全文見てみましょう。 |
AMEGHINIANA Vol 48, No 4 (2011) 1.26.12 恐竜ほか、いくつか古脊椎の論文が掲載されています。 MATERIAL POSTCRANEANO DE PROTEROCHAMPSA BARRIONUEVOI REIG, 1959 (DIAP SIDA: ARCHOSAURIFORMES) DEL TRIÁSICO SUPERIOR DEL CENTRO-OESTE DE ARGENTINA María Jimena Trotteyn pp.424-446 アブストラクト 主竜形類プロテロカンプサ科Proterochampsa barrionuevoi のは頭骨と頸椎骨からなる模式 標本により記載されています。この論文では新たなほとんど完全な標本により、頭部より後方 の詳細が明らかになりました。 ELEMENTOS DE LA ARMADURA DÉRMICA DEL DINOSAURIO ANQUILOSAURIO POLACA NTHUS OWEN, 1865, EN EL CRETÁCICO INFERIOR DE MORELLA (CASTELLÓN, ESPAÑA) CRETACICO INFERIOR DE MORELLA (CASTELLON, ESPANA) J. Miguel Gasulla, Francisco Ortega, Xavier Pereda Suberbiola, Fernando Escaso, J. Luis Sanz pp.508-519 アブストラクト スペイン、Castellón、 Morella の下部Aptian、Morella層から産出したアンキロサウルス科恐竜 Polacanthus属の皮骨について記載しています。イングランド以外で産出した同属皮骨として最 重要であるとともに、この時代の英とイベリア半島の恐竜相の類似性に新たな証拠が加わった としています。 ノートとして 次のような標題がありますが、詳細は不明です。 NEW TITANOSAUR WITH UNUSUAL HAEMAL ARCHES FROM THE UPPER CRETACEOUS OF NEUQUÉN PROVINCE, ARGENTINA Alejandro Otero, Juan Ignacio Canale, Alejandro Haluza, Jorge Orlando Calvo pp.655-661 FIRST PROBABLE DROMAEOSAURID TRACKS FROM SOUTH AMERICA Sebastián Apesteguía, Silvina de Valais, Giovanni Ríos Cordero, Omar Medina Ramírez pp.662-667 OSTEOHISTOLOGÍA EN MOSASAURIOS (SQUAMATA: MOSASAURIDAE) DEL CRETÁCICO TARDÍO DE LA CUENCA JAMES ROSS (PENÍNSULA ANTÁRTICA) Marianella Talevi, Marta S. Fernández, Ignacio Cerda 668-673 |
福井県立恐竜博物館研究紀要10号 1.13.12 同博物館に掲載されています。恐竜関係もあり。同プレスリリース |
SVP総会アブストラクトブック 10.18.11 リンクページからpdfファイルをダウンロードすることができます。各4MB。 前・後2つに分かれています。前編は目次など、後編は発表要旨になります。 紙で製本したものを買うこともできます(25.95ドル) 同ページにあるように、発表要旨を総会で発表する時刻までは、ブログ等も含めオー プンにすることはできません。気を付けましょう。 |
翼竜、鳥類、コウモリの肢要素の統合・解離の比較 10.6.11 BELL, E., ANDRES, B. and GOSWAMI, A. (2011). Integration and dissociation of limb elements in flying vertebrates: a comparison of pterosaurs, birds and bats. Journal of Evolutionary Biology (advance online publication) doi: 10.1111/j.1420-9101.2011.02381.x アブストラクト |
Earth and Environmental Science Transactions of the Royal Society of Edinburgh 5.19.11 vol. 101 - Special Issue 3-4 は、Late Triassic Terrestrial Biotas and the Rise of Dinosaurs と題して特集を組んでいます。一々紹介できないけれど、興味深い 論文が並んでいますよ。 |
福井県立恐竜博物館紀要9号 12.29.10 恐竜関連では福井市の手取層群から産出した後期ジュラ紀から前期白亜紀に かけての恐竜、鳥類足跡化石についての論文があります。 Masaki SHIMADA,Yoshikazu NODA, Shigeo HAYASHI, Yoichi AZUMA, Atsushi YABE and Kazuo TERADA Late Jurassic to Early Cretaceous dinosaur and bird footprints from the Tetori Group in Fukui City, Fukui Prefecture, Central Japan Memoir of the Fukui Prefectural Dinosaur Museum Number 9 / December 2010 pp.47-54 |
化石88号 10.01.10 日本古生物学会の和文誌です。創立75周年記念号。つくば国際会議場で6月11日の式典 後、ホール階段で撮影した出席会員の集合写真が掲載されています。写った会員の位置に 学会内の位置づけや研究業績が反映されているかどうかはわかりませんが。 持ち運べる角竜類トリケラトプス頭部レプリカキットpp.53-58 松本幸英、御船文慈、園田武晴、藤山佳人、河原康浩、実吉玄貴 トリケラトプス頭部を博物館外でも観ることができるようにするために、林原自然科学博物館 所蔵の頭部実物化石を複製し、一人でも容易に組立設置できるレプリカキットを考案・作成し たものについて、特徴、組み立て方、作成方法を紹介しています。 書評では、矢島道子氏が「ホルツ博士の最新恐竜辞典」を取り上げています。 「恐竜マニアならば、高価であるにも関わらず、絶対見逃すことのできない1冊である。… 恐竜マニアでなくても、本書は楽しい。…素晴らしい贈り物を書いてくれたホルツ博士とレイ・ イラストレーターに感謝したい。」と、紹介しています。 75周年記念出版物紹介として、古生物学事典 第2版を紹介しています。 64ページでは、小田隆さんや徳川広和さんが今年1月の第159回例会で行った、夜間小集会 「古生物アーティストの活動~アートが紡ぐパレオ・コミュニケーション~」参加報告を、中島礼 氏が執筆しています。私も参加しましたが、「夜間大集会だな」という声が聞こえるほど盛況で した。「今回の小集会は始まりであり、今後の研究者とアーティストとの緊密な連携が期待さ れる。」と、結ばれています。 79ページには、2009年度日本古生物学会貢献賞を受賞した、大倉正敏さんの紹介や写真も 掲載されています。 ところで、化石80号では、所十三さんが西 弘嗣・上栗伸一の両氏と共にワンポイントコラム 「後期始新世隕石衝突事件」を寄稿しています。化石誌は出版から1年経つとパスワードなし でPDFファイルをダウンロードできますので、一度ご覧ください。 |
アルバートサウルス特集 9.15.10 Canadian Journal of Earth Sciences 2010年9月号はアルバートサウルス特集になって います。 地質、発見史、T-REXとの比較、生息数の変化、生命表と生存曲線など、いろいろな論文 が掲載されています。 |
英王立協会の専門誌、7月30日までフリー 6.22.10 同協会創立350周年を祝賀し、専門誌の閲覧は7月30日まで無料になっています。 Proceedings B やBiology Letters にアクセスするチャンスです。 |
Paleontology Research Articles in PLoS ONE 4.08.10 PLos ONE で最近掲載された古生物分野の論文を紹介しています。恐竜以外でも いろいろな論文があります。 |
オストロムのデイノニクスモノグラフ 4.02.10 原著を入手するのは難しくても、これなら読むことができます。PDFで12MB ありますが、恐竜温血説から現在への研究の流れを考えると、やはり読むべ き論文でしょう。 |
福井県立恐竜博物館紀要8号 12.16.09 Shinobu ISHIGAKI and Yukihide MATSUMOTO "Off-tracking" - like phenomenon observed in the turning sauropod trackway from the Upper Jurassic of Morocco が掲載されています。 |
Proceedings of
the Royal Society B 特別号 12,08.09 'Recent advances in Chinese palaeontology' (中国古生物の最近の進展)という 題で特別号が発刊されています。前記Zhongjianornis yangi のほかに ティラノサウルス上科、Xiongguanlong baimoensis 巨大オルニトミモサウリア類 Beishanlong grandis プシッタコサウルス新種 Psittacosaurus gobiensis ドロマエオサウルス科 Tianyuraptor ostromi ほか哺乳類その他の記載論文が集まっています。いずれもダウンロードできます。 |
英王立協会、350周年で節目の論文公開 12.02.09 英ロイヤルソサエティは、1660年の創立以来350周年を迎えるのを記念して、記念 サイトを設けました。350年間の主な事件と論文の紹介があります。紹介されている 論文はフリーでダウンロードできます。化石関係では、バックランドの論文やオパビ ニアの論文などもあります。 William Buckland 1822. Account of an Assemblage of Fossil Teeth and Bones of Elephant, Rhinoceros, Hippopotamus, Bear, Tiger, and Hyaena, and Sixteen Other Animals; Discovered in a Cave at Kirkdale, Yorkshire, in the Year 1821: With a Comparative View of Five Similar Caverns in Various Parts of England, and Others on the Continent Phil. Trans. R. Soc. Lond. 1822 112, 171-236 doi: 10.1098/rstl.1822.0017 論文 |
Acta Palaeontologica Polonica 54 (3) 11.27.09 いくつか興味をひく論文が掲載されています。 A new species of the plagiaulacoid multituberculate mammal Eobaatar from the Early Cretaceous of southern Britain A new tritylodontid from the Upper Jurassic of Xinjiang, China New basal synapsid supports Laurasian origin for therapsids Velociraptorine dromaeosaurid teeth from the Kimmeridgian (Late Jurassic) of Germany ほかにもあります。 |
The Anatomical Record 恐竜の解剖学特集 9.03.09 機能形態学および古生物学への新洞察と題し、十数編の論文が掲載されて います。 |
ロイヤル・ソサエティの論文フリーは31日まで 3.27.09 Proc. R. Soc. B やBiology Letters などの出版済コンテンツがすべてフリーな 期間は3月31日までです。興味があってもお金がなくてダウンロードできなかった 論文ありませんか? |
PLoS ONE の古生物学論文 2.28.09 PLoS ONEに掲載された古生物学論文が一覧できます。もちろんフリーで閲覧 ダウンロードできます。 |
Bulletin de la Société Géologique de France 2.25.09 180(1)に恐竜関係の論文があります。 Canudo, J.I., Barco, J.L., Pereda-Suberbiola, X., Ruiz-Omeñaca, J.I., Salgado, L., Torcida Fernández-Baldor, F., and Gasulla, J.M. 2009. What Iberian dinosaurs reveal about the bridge said to exist between Gondwana and Laurasia in the Early Cretaceous. 180(1):5-11. doi: 10.2113/gssgfbull.180.1.5.アブストラクト Pereda-Suberbiola, X. 2009. Biogeographical affinities of Late Cretaceous continental tetrapods of Europe: a review. Bulletin de la Société Géologique de France 180(1):57-71. doi: 10.2113/gssgfbull.180.1.57.アブストラクト 参考:aragosaurus.com スペイン語なので、グーグルの翻訳機能などを使うと 英語で文献検索もできます。 |
その他論文 2.25.09 Knoll, F., and Ruiz-Omeñaca, J.I. 2009. Theropod teeth from the basalmost Cretaceous of Anoual (Morocco) and their palaeobiogeographical significance. Geological Magazine. doi: 10.1017/S0016756809005950.アブストラクト モロッコ北部Anoualから産出した前期白亜紀のドロマエオサウルス科の歯について 記載しています。 Remes, K. 2009. Taxonomy of Late Jurassic diplodocid sauropods from Tendaguru (Tanzania). Fossil Record 12(1):23-46. doi:10.1002/mmng.200800008. アブストラクト Wings, O. 2009. A simulated bird gastric mill and its implications for fossil gastrolith authenticity. Fossil Record 12(1):91-97. doi:10.1002/mmng.200800013.アブストラクト Schellhorn, R., Schwarz-Wings, D., Maisch, M.W., and Wings, O. 2009. Late Jurassic Sunosuchus (Crocodylomorpha, Neosuchia) from the Qigu Formation in the Junggar Basin (Xinjiang, China). Fossil Record 12(1):59-69. doi:10.1002/mmng.200800010.アブストラクト |
GeologyとGeological Society of America Bulletin 1.19.09 期間はわかりませんが、今、論文をフリーでダウンロードできるそうです。 |
福井県立恐竜博物館紀要7号 2008年12月 1.19.09 恐竜関係としては、 Masato FUJITA, Zengqing WANG, Yoichi AZUMA, Masateru SHIBATA and Zhiming DONG First dinosaur track site from the Lower Cretaceous of Yunnan Province, China 論文ダウンロードには、ページの「ご注意」にあるパスワードを入力します。 |
Oryctos 第8巻 1.14.09 足跡化石を特集しています。アブストラクトは見ることができます。 |
最近の論文から 初期獣脚類から鳥類に至る肢機能の連続した進化 1.08.09 John R. Hutchinson and Vivian Allen The evolutionary continuum of limb function from early theropods to birds Naturwissenschaften Online First DOI 10.1007/s00114-008-0488-3 アブストラクト(論文今のところダウンロードできます) ロシア北極圏の白亜紀末期の高度な多様性 Pascal Godefroit, Lina Golovneva, Sergei Shchepetov, Ge'raldine Garcia and Pavel Alekseev The last polar dinosaurs: high diversity of latest Cretaceous arctic dinosaurs in Russia Naturwissenschaften Online First DOI 10.1007/s00114-008-0499-0 アブストラクト(論文今のところダウンロードできます) 白亜紀末期のロシアではハドロサウルス科恐竜やティラノサウルス科、ドロマエ オサウルス科、アンキロサウルス類など様々な恐竜が生息していたとともに、ハド ロサウルス科恐竜や非鳥獣脚類卵殻から、平均気温10℃の極圏で繁殖もしていた ことがが示されるそうです。また、そこから、チチュラブインパクトによる気温の低下 が恐竜の絶滅をもたらしたという説に強い疑問を投げかけています。 ネイチャーニュース(1月19日付) Jack L. Conrad PHYLOGENY AND SYSTEMATICS OF SQUAMATA (REPTILIA) BASED ON MORPHOLOGY Bulletin of the American Museum of Natural History 310: 1-182 アブストラクト(論文ダウンロードできます) |
Transactions of the Geological Society of London 12.18.08 1811から1856年の論文が7編サンプルでダウンロードできます。 ウイリアム・バックランドのメガロサウルス論文など、絶対ダウンロードしておくべきです。 サンプル以外はライエルコレクションからになります。 |
Naturwissenschaften 12.09.08 何かのエラーとは思いますが、全ての論文がフリーにダウンロードできます。 |
Lawrence M. Witmer, Ryan C. Ridgely 11.19.08 The Paranasal Air Sinuses of Predatory and Armored Dinosaurs (Archosauria: Theropoda and Ankylosauria) and Their Contribution to Cephalic Structure (p 1362-1388) The Anatomical Record: Advances in Integrative Anatomy and Evolutionary Biology Volume 291 Issue 11, Pages 1362 - 1388 アブストラクト 論文ダウンロードできます。 |
英王立協会科学誌アーカイブがフリーアクセス 11.13.08 英王立協会 2009年2月1日まで、1665年以来の各誌アーカイブがフリーになっています。 古生物学で関係あるのは、 Proceedings of the Royal Society of London B や Biology Letters です。 2007年10月以前の号がフリーです。 |
統計数理第56巻 第1号 11.05.08 「特集 分子進化と統計科学」 今頃紹介しても、きっとみんな知っているのでしょうけれど、一応紹介します。 「鰭脚類の起源と進化」、「歯鯨亜目の単系統性に関するこれまでの研究とSINE法に よるその再検証」、「ミトコンドリアDNA全長配列に基づいたペンギン目に関する系統 解析」など興味を引く論文があります。ダウンロードできます。 |
最近の論文から 10.21.08 これは論文でなくSVPの発表からです。 Rinehart, L.F., Heckert, A.B., Lucas, S.G., and Celeskey, M.D. 2008. Growth, allometry, and age/size distribution of the Late Triassic theropod dinosaur Coelophysis bauri: preliminary results. Journal of Vertebrate Paleontology 28(suppl. 3):132A. http://www.hmnh.org/wp-content/uploads/2008/10/rinehart_etal_svp2008handout.pdf コエロフィシス描きは見ておいたほうが… Clark, N.D.L., and Brett-Surman, M.K. 2008. A comparison between dinosaur footprints from the Middle Jurassic of the Isle of Skye, Scotland, UK, and Shell, Wyoming, USA. Scottish Journal of Geology 44(2):139-150. doi:10.1144/0036-9276/01-363. Dyke, G.J., and Nudds, R.L. 2008. The fossil record and limb disparity of enantiornithines, the dominant flying birds of the Cretaceous. Lethaia. doi:10.1111/j.1502-3931.2008.00135.x. Williamson, T.E., Kues, B.S., Weissmann, G.S., Stidham, T.A., and Yurchyk, S.L. 2008. A Cretaceous feather from the Upper Cretaceous (lower Campanian) Point Lookout Sandstone, San Juan Basin, northwestern New Mexico. Cretaceous Research. doi: 10.1016/j.cretres.2008.10.003. Sun, G., Dilcher, D.L., and Zheng, S.-L. 2008. A review of recent advances in the study of early angiosperms from northeastern China. Palaeoworld. doi:10.1016/j.palwor.2008.10.002. 鈴木大輔、林 昭次 ワニの筋学 - 古脊椎動物学者に必要な解剖 - 1.上顎,下顎 化石84号 pp.96-108 いまどきの恐竜復元する人には、ずいぶん参考になるかも。 |
Oryctos 8.28.08 仏、エスペランザ恐竜博物館が発行している紀要Oryctos が、1998年の第1巻か ら、2008年の第7巻(鳥類特集)までアップされてあります。アブストラクトのみ見るこ とができます。 |
極地方の恐竜の移住についてレビュー 8.26.08 Bell, P.R., and Snively, E. 2008. Polar dinosaurs on parade: a review of dinosaur migration Alcheringa 32(3):271-284. doi:10.1080/03115510802096101. 極地方の恐竜について移住より越冬の仮説を論じています。 そのほか、最近の論文にはこんなものがあるそうです。 Fricke, H.C., Rogers, R.R., Backlund, R., Dwyer, C.N., and Echt, S. 2008. Preservation of primary stable isotope signals in dinosaur remains, and environmental gradients of the Late Cretaceous of Montana and Alberta. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology 266(1-2):13-27. doi:10.1016/j.palaeo.2008.03.030. Turner-Walker, G., and Jans, M. 2008. Reconstructing taphonomic histories using histological analysis. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology 266(3-4):227-235. doi: 10.1016/j.palaeo.2008.03.024. Pevzner, P.A., Kim, S., and Ng, J. 2008. Comment on "Protein sequences from mastodon and Tyrannosaurus rex revealed by mass spectroscopy". Science 321:1040. doi: 10.1126/science.1155006 Asara, J.M., Schweitzer, M.H., Cantley, L.C., and Cottrell, J.S. 2008. Response to comment on "Protein sequences from mastodon and Tyrannosaurus rex revealed by mass spectroscopy". Science 321:1040. doi:10.1126/science.1157829. Rybczynski, N., Tirabasso, A., Cuthbertson, R., and Holliday, C. 2008. A three-dimensional animation model of Edmontosaurus (Hadrosauridae) for testing chewing hypotheses. Palaeontologica Electronica 11(2):9A (1-14). |
Palaeontology 7.16.08 Volume 51 Issue 4 (July 2008)には、数々の興味深い論文が掲載されています。 うち、いくつか CHUNLING GAO, LUIS M. CHIAPPE, QINJING MENG, JINGMAI K. O'CONNOR, XURI WANG, XIAODONG CHENG and JINYUAN LIU. 2008. A NEW BASAL LINEAGE OF EARLY CRETACEOUS BIRDS FROM CHINA AND ITS IMPLICATIONS ON THE EVOLUTION OF THE AVIAN TAIL. Palaeontology 51: pp.775-791. 10.1111/j.1475-4983.2008.00793.x 中国遼寧省凌源市近郊の義県層から産出した、新しい鳥類Zhongornis haoae を記 載しています。骨質の長い尾から、尾が短くなり、数個の骨が尾端骨に癒合する中間 形態をしているそうです。尾は短くなっていますが、尾端骨はありません。 系統的位置づけは、全てのパイゴスティル類と姉妹群をなすとしています。 DARLA K. ZELENITSKY, FRANÇOIS THERRIEN PHYLOGENETIC ANALYSIS OF REPRODUCTIVE TRAITS OF MANIRAPTORAN THEROPODS AND ITS IMPLICATIONS FOR EGG PARATAXONOMY pp.807-816 DOI: 10.1111/j.1475-4983.2008.00770.x LEONARDO SALGADO, ISMAR DE SOUZA CARVALHO UBERABATITAN RIBEIROI, A NEW TITANOSAUR FROM THE MARÍLIA FORMATION (BAURU GROUP, UPPER CRETACEOUS), MINAS GERAIS, BRAZIL pp.881-901 DOI: 10.1111/j.1475-4983.2008.00781.x ブラジルBauru盆地、後期白亜紀 Uberabatitan ribeiroi というティタノサウルス類を 記載しています。 KOEN STEIN, COLIN PALMER, PAMELA G. GILL, MICHAEL J. BENTON THE AERODYNAMICS OF THE BRITISH LATE TRIASSIC KUEHNEOSAURIDAE 967-981 Kuehneosaurs の復元模型による風洞実験の結果、空力学的に安定したものだった ことが明らかになりました。 ブリストル大ニュース NICK LONGRICH A NEW, LARGE ORNITHOMIMID FROM THE CRETACEOUS DINOSAUR PARK FORMATION OF ALBERTA, CANADA: IMPLICATIONS FOR THE STUDY OF DISSOCIATED DINOSAUR REMAINS DOI: 10.1111/j.1475-4983.2008.00791.x |
Palaeontologica Nova
7.15.08 435ページもある論文集。このサイトで登録すればダウンロードできるようです。 スペインの恐竜を含む古生物関係のようです。 |
Gilmore's 1925 5.05.08 少し前になりますが、Mike TaylorがMLで流していました。 Gilmore の1925年のカマラサウルス幼体についてのモノグラフをスキャンしてPDFに したものがアップされています。 Gilmore, C.W. 1925. A nearly complete articulated skeleton of Camarasaurus, a saurischian dinosaur from the Dinosaur National Monument, Utah. Memoirs of the Carnegie Museum, 10:347-384. 小容量版(4.7MB) 大容量版(19MB)図版は大容量版の方がもちろんいいです。 |
Silvio Renesto の論文 5.05.08 4月21日、MLに流れていました。本人からで、自分の論文のうちアクセスが簡単でない ものを載せたそうです。こちらです。 |
最近の論文から 4.12.08 Moreno Fuentealba, K. 2006. Jurassic-Cretaceous Dinosaur Footprints from South America and Pedal Biomechanics in Ornithopod Dinosaurs. Ph.D.dissertation thesis/dissertation, University of Bristol, Bristol, 162 pp. Karen Moreno Fuentealba のリサーチページからダウンロードできます。 Clarke, J.A., and Middleton, K.M. 2008. Mosaicism, modules, and the evolution of birds: results from a Bayesian approach to the study of morphological evolution using discrete character data. Systematic Biology 57(2):185-201. doi: 10.1080/10635150802022231.アブストラクト |
最近の論文から 4.08.08 Dinosaur MLに流れたものを拾うと(中身まで紹介できなくてすみません) Bennett 2007 A second specimen of the pterosaur Anurognathus ammoni の 論文を持っているよというもの Fabio Dalla Vecchiaのイタリア・フリウリ地方の化石記録についてのリファレン スが出版されたというもの Neovenator saleriiのモノグラフが今年後半に出版されるが、定価で買うより、 Palaeontographical Societyの会員になれば送られてくる(会費の方が安い) というもの Jerry D. Harris のメールでは フリーでダウンロードできる論文というもの 3月29日付の新論文紹介というもの Godzilla vs. New Papers(3月28日付) 現生の論文はCNAH PDF Libraryも参考になります。 |
最近の論文はこちらをみてくださいね |
最近の論文から 3.18.08 Paula C. Dentzien-Dias, Cesar L. Schultz and Cristina Bertoni-Machado(2008) Taphonomy and paleoecology inferences of vertebrate ichnofossils from Guará Formation (Upper Jurassic), southern Brazil Journal of South American Earth Sciences 25(2):196-202. doi:10.1016/j.jsames.2007.08.008 Diedrich, C. 2008. Millions of reptile tracks—Early to Middle Triassic carbonate tidal flat migration bridges of Central Europe—reptile immigration into the Germanic Basin. Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology 259(4):410-423. doi:10.1016/j.palaeo.2007.09.019 Jouve, S., Bouya, B., and Amaghzaz, M. 2008. A long-snouted dyrosaurid (Crocodyliformes, Mesoeucrocodylia) from the Paleocene of Morocco: phylogenetic and palaoebiogeographic implications. Palaeontology 51(2):281-294.アブストラクト Mayr, G. 2008. Phylogenetic affinities of the enigmatic avian taxon Zygodactylus based on new material from the early Oligocene of France. Journal of Systematic Palaeontology. doi: 10.1017/S1477201907002398. Stephen L. Brusatte and Paul C. Sereno 2008. Phylogeny of Allosauroidea (Dinosauria: Theropoda): comparative analysis and resolution Journal of Systematic Palaeontology. doi: 10.1017/S1477201907002404 Sinraptor を基盤的なアロサウルス上科、Neovenator をカルカロドントサウルス科 の基盤的メンバー、Acrocanthosaurus をカルカロドントサウルス科のより派生した メンバーとしています。 Galton, Peter M. (2007). Notes on the remains of archosaurian reptiles, mostly basal sauropodomorph dinosaurs, from the 1834 fissure fill (Rhaetian, Upper Triassic) at Clifton in Bristol, southwest England. Revue de Paléobiologie, Genève 26 (2): 505-591. 非常に基盤的な竜脚形類Asylosaurus yalensis を記載しています。 論文ファイルは大きいので2つに分かれています。 1/2 2/2 G. Mayr (2008) Avian higher-level phylogeny: well-supported clades and what we can learn from a phylogenetic analysis of 2954 morphological characters Journal of Zoological Systematics and Evolutionary Research 46 (1) , 63–72 doi:10.1111/j.1439-0469.2007.00433.x 論文 Castro et al. (2007) Sauropods of the Itapecuru Group (Lower/Middle Albian), São Luís-Grajaú Basin, Maranhão State, Brazil. Revista brasileira de paleontologia 10(3):195-200, Setembro/Dezembro 2007 論文 |
Cretaceous Research Articles in Press 2.27.08 既に紹介済みかもしれませんが、16日付で恐竜関係の論文がいくつか出ています。 Ariana Paulina Carabajal, Rodolfo A. Coria and Luis M. Chiappe An incomplete Upper Cretaceous titanosaur (Sauropoda) braincase: new insights on the dinosaurian inner ear and endocranium Fernando E. Novas, Ismar de Souza Carvalho, Luiz Carlos Borges Ribeiro and Ariel H. Méndez First abelisaurid bone remains from the Maastrichtian Marília Formation, Bauru Basin, Brazil Richard J. Butler and Peter M. Galton The 'dermal armour' of the ornithopod dinosaur Hypsilophodon from the Wealden (Early Cretaceous: Barremian) of the Isle of Wight: a reappraisal |
Acta Palaeontologica Polonica 53 (1), 2008 2.11.08 Paul C. Sereno and Stephen L. Brusatte Basal abelisaurid and carcharodontosaurid theropods from the Lower Cretaceous Elrhaz Formation of Niger Acta Palaeontologica Polonica 53 (1), 2008: 15-46 Kryptops palaios アベリサウルス科の最古のメンバーとして記載 Eocarcharia dinops 基盤的カルカロドントサウルス科として記載 Pascal Godefroit, Hai Shulin, Yu Tingxiang, and Pascaline Lauters New hadrosaurid dinosaurs from the uppermost Cretaceous of northeastern China Acta Palaeontologica Polonica 53 (1), 2008: 47-74 Sahaliyania elunchunorum 派生したランベオサウルス亜科として記載 Wulagasaurus dongi 最も基盤的なハドロサウルス亜科として記載 Andrzej Kaim, Yoshitsugu Kobayashi, Hiroki Echizenya, Robert G. Jenkins, and Kazushige Tanabe Chemosynthesis-based associations on Cretaceous plesiosaurid carcasses Acta Palaeontologica Polonica 53 (1), 2008: 97-104 プレシオサウルス科の遺骸にできた、化学合成基盤群集について |
Nature Geoscience創刊号 1.24.08 無料公開されています。 その中には「オルドビス紀生物多様化大事件と関連した小惑星の分裂」という論文もありま す。4億7千万年前に大きな小惑星が分裂し、その破片が地球に降り注いだ時期に、オルドビ ス紀の生物多様化事件はおこったのだそうです。 Birger Schmitz et al 2008 Asteroid breakup linked to the Great Ordovician Biodiversification Event doi:10.1038/ngeo.2007.37 |
Therizinosaur—Mystery of the Sickle-Claw Dinosaur 12.27.07 Arizona Geology Vol. 37, No. 2 SUMMER 2007 北アリゾナ博物館で開催中の同展で展示されているNothronychus。なぜ 海生層から発見されたのか、テリジノサウルス類の起源などについて。 |
PALAEONTOLOGIA POLONICA VOL. 64 12.15.07 以下の論文ダウンロードできます。 JERZY DZIK and TOMASZ SULEJ A REVIEW OF THE EARLY LATE TRIASSIC KRASIEJÓW BIOTA FROM SILESIA, POLAND TOMASZ SULEJ OSTEOLOGY, VARIABILITY, AND EVOLUTION OF METOPOSAURUS, A TEMNOSPONDYL FROM THE LATE TRIASSIC OF POLAND |
ティラノサウルス科の頚部筋組織の機能形態学 12.10.07 ERIC SNIVELY, ANTHONY P. RUSSELL fls (2007) Functional morphology of neck musculature in the Tyrannosauridae (Dinosauria, Theropoda) as determined via a hierarchical inferential approach Zoological Journal of the Linnean Society 151 (4), 759–808. doi:10.1111/j.1096-3642.2007.00334.x |
Juravenator starki の論文 12.10.07 GÖHLICH, Ursula B., Helmut TISCHLINGER & Luis M. CHIAPPE: Juravenator starki (Reptilia, Theropoda), ein neuer Raubdinosaurier aus dem Oberjura der Südlichen Frankenalb (Süddeutschland): Skelettanatomie und Weichteilbefunde ARCHAEOPTERYX volume 24 pp.10-26 アブストラクト 表紙 13ページ 26ページ PDFファイルです Order formで注文することはできます。20ユーロ+送料。 |
Paul, G.S. A revised taxonomy of the iguanodont dinosaur genera and species, 12.06.07 Cretaceous Research (2007), doi: 10.1016/j.cretres.2007.04.009 誰かがPDFファイルをアップしています。こちら変な広告をクリックしないよう気をつけて、 Download fileとあるところをクリックするとダウンロードできます。 新属、新種として次のものがあるそうです。 Dakotadon lakotaensis n. gen Dollodon bampingi n. gen. et sp. |
Acta Palaeontologica Polonica 52 (4), 2007 12.05.07 Nathan D. Smith and Diego Pol Anatomy of a basal sauropodomorph dinosaur from the Early Jurassic Hanson Formation of Antarctica pp.657-674 南極の下部ジュラ系Hanson層から産出した基盤的竜脚形類を記載しています。 Glacialisaurus hammeri gen. et sp. nov. |
Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie - Abhandlungen Volume 245, Number 1, July 2007 11.30.07 A review of the pterosaur Ctenochasma: taxonomy and ontogeny Archaeopteryx - a re-evaluation suggesting an arboreal habitat and an intermediate stage in trees down origin of flight |
New Mexico Museum of Natural History and Science 11.29.07 No.35 Late Cretaceous Vertebrates from the Western Interior 2006年出版。掲載各論文ダウンロードできます。最近、影が薄らいでいるDracorex hogwartsia の記載もあります。 |
Tanystropheusのモノグラフ 11.26.07 ミラノ自然史博物館で出たそうです。 Nosotti, Stefania, 2007, Tanystropheus longobardicus (Reptilia,Protorosauria): re-interpretations of the anatomy based on new specimens from the Middle Triassic of Besano (Lombardy, Northern Italy). Memorie della Società Italiana di Scienze Naturali e del Museo Civico di Storia Naturale di Milano, Vol. XXXV - Fascicolo III, pp. 1-88. DinosaurMLにアブスト載っています |
ブラジル古生物学会予稿集 11.23.07 と思われるPDFファイルです。うち英文でHebert Camposが翼竜の報告をしています。 FURTHER EVIDENCE OF THE PRESENCE OF AZHDARCHID PTEROSAURS IN THE NOVA OLINDA MEMBER OF THE CRATO FORMATION (EARLY CRETACEOUS, APTIAN) OF ARARIPE BASIN, NE BRAZILWITH REMARKS ON THE AZHDARCHOIDEA ON A LARGE AZHDARCHOID MANDIBLE FROM ROMUALDO MEMBER OF THE SANTANA FORMATION (?ALBIAN –?TURONIAN, CRETACEOUS) OF ARARIPE BASIN, NE BRAZIL |
古脊椎動物学報 11.13.07 Vol.45 No.4 主に哺乳類の記載論文が掲載されています。 中国で初めて発見されたプロデイノテリウム 中国首次発現恐象化石 First discovery of Deinothere in China QIU et ai., プロデイノテリウム属の新種 Prodeinotherium sinense を記載。 中国初のクロサイ発見 黒犀(奇蹄目,犀科)化石在中国的首次発現 First discovery of DICEROS (PERISODACTYLA, RHINOCEROTIDAE) in China DENG et al. クロサイ属の新種 Diceros gansuensis (甘粛黒犀) を記載。 ほかにも哺乳類の記載があります。 恐竜関係では四川省威遠県で発見された獣脚類足跡化石の簡報が掲載されています。 四川威遠恐竜足迹一新属 New Dinosaur Footprints from Lower Jurassic of Weiyuan, Sichuan Gao Yu-Hui(高玉輝) 足跡の新属新種として Weiyuanpus zigongensis と命名されています。属名は威遠、種小名は 自貢恐竜博物館に収蔵されていることから。 6個の3本指獣脚類足跡で、足跡長41~43cm、幅31~33cm。推測される恐竜は、体長6m近く、 体重約1tの成体で、Alexander(1976)の計算式で計算すると時速6.8kmで歩いていたそうです。 |
Nature Digest 11.08.07 07年11月号 恐竜を絶滅させた小惑星の玉突き Solar System: Lethal billiards Philippe Claeys & Steven Goderis doi:10.1038/ndigest.2007.071123 Original source: Nature 30-31 (2007); doi:10.1038/449030a 無料公開記事になっています。登録をするとPDFファイルで記事を読むことができます。 |
南極の恐竜について論文 10.10.09 2007年8月26日から9月1日まで米カリフォリニア州サンタバーバラで開催されたシンポジウム Antarctica: A Keystone in a Changing World—Online Proceedings for the Tenth International Symposium on Antarctic Earth Scienceshttp://pubs.usgs.gov/of/2007/1047/ ここで発表されたリポートがPDFファイルでダウンロードできます。そのうち2編は南極の恐竜 に関するものです。 SRP 003: The Dinosaurs of the Early Jurassic Hanson Formation of the Central Transantarctic Mountains: Phylogenetic Review and Synthesis, by N.D. Smith, P.J. Makovicky, D. Pol, W.R. 同地域で産出した恐竜についてレビュー SRP 083: A Dromaeosaur from the Maastrichtian of James Ross Island and the Late Cretaceous Antarctic Dinosaur Fauna , by Judd A. Case, James E. Martin, and Marcelo Reguero ドロマエオサウルス科恐竜が産出しました。これでドロマエオサウルス科あるいは同科と 推定される化石は世界のどの大陸からも発見されたことになるのだそうです。 |
American Museum Novitates 10.08.07 最近掲載されたものに恐竜はありませんが、他の爬虫類で興味深いものがありあます。 A complete late Cretaceous iguanian (Squamata, Reptilia) from the Gobi and identification of a new iguanian clade no. 3584 A juvenile specimen of Anshunsaurus (Reptilia, Thalattosauria) ; no. 3582 A late Campanian sphenodontid maxilla from northern Patagonia ; no. 3581 First Jurassic triconodont from South America ; no. 3580 |
Acta Palaeontologica Polonica 52 (3), 2007 10.08.07 恐竜関係はありませんが、哺乳類の論文が数編あります。 |
Survey Notes Volume 39, Number 3 September 2007 9.20.07 Fishing Dinosaurs at Johnson Farm The St. George Dinosaur Discovery Site at Johnson Farm (SGDS)の足跡化石(泳いだ跡もある) から、ここの恐竜は魚を捕っていた、文章の終わりの方にDilophosaurusのことが出ているので、これ が魚食だったとしているようです。 New Horned Dinosaurs from Wahweap Formation ユタ州Grand Staircase-Escalante National Monument Wahweap層(カンパニアン)から産出した、2個 の角竜頭骨について紹介しています。Nipple Butte skull とLast Chance skull。Last Chance skullは 最も基盤的なセントロサウルス亜科、Nipple Butte skullは、セントロサウルス亜科とより基盤的な Zuniceratops の間のリンク的位置づけになるそうです。 |
スペインの専門誌Munibe8.04.07 バックナンバーの古いものがフリーになっているそうです。 http://tinyurl.com/2lknflこちらで、dinosauriosで検索した論文題名がでています。 |
CNAH PDF Library 8.04.07 こちらは現生派虫類の論文ライブラリー。いろいろな専門誌から630以上の論文がある そうです。 |
福井県立恐竜博物館紀要6号 2007年6月 8.03.07 ダウンロードできます。 New yunnanosaurid dinosaur (Dinosauria, Prosauropoda) from the Middle Jurassic Zhanghe Formation of Yuanmou, Yunnan Province of China(6.45MB) ... 1 - 15 Junchang LÜ, Tianguang LI, Shimin ZHONG, Yoichi AZUMA, Masato FUJITA, Zhiming DONG and Qiang JI New theropod track site from the Upper Jurassic Tuchengzi Formation of Liaoning Province, northeastern China(4.30MB) ... 17 - 25 Masato FUJITA, Yoichi AZUMA, Yuong-Nam LEE, Junchang LÜ, Zhiming DONG, Yoshikazu NODA and Kiyomi URANO Discovery of a desmostylian tooth from Kitami City, northeastern Hokkaido, Japan(2.58MB) ... 57 - 61 Yukimitsu TOMIDA and Toshikazu OHTA ほか |
恐竜文献データベース aragosaurus.com 7.30.07 9743の文献を網羅し、現在も成長を続けているそうです。ページはスペイン語ですが、文献 検索にはそれほど障害にはなりません。英語にしたい方は、Google 翻訳あたりでウェブペー ジを翻訳すればいいでしょう。 |
Albertaceratops の論文ダウンロード 7.12.07 こちらでダウンロードできるそうです。オレンジ、南京錠のボタンをクリック。 |
Journal of Vertebrate Paleontology Volume 27, Issue sp8 6.28.07 Bio One MAJUNGASAURUS 特集です。 |
Paleo Papers 6.25.07 古生物学論文のデーターベースのようです。2006年12月時点までの論文はよく データベース化されています。ポルトガルの古生物学者、マテウスがかかわっている ようです。 |
Historical Biology 6.15.07 次の5編の論文が60日間フリーアクセスになっているそうです。 A. J. McGowan Does shape matter? Morphological diversity and differential survivorship among Triassic ammonoid genera Volume 19, issue 2 pp.157-171 DOI: 10.1080/08912960600823525 Ke-Qin Gao; Daniel Ksepka; Hou Lianhai; Duan Ye;Hu Dongyu Cranial morphology of an Early Cretaceous Monjurosuchid (Reptilia: Diapsida) from Liaoning Province of China and evolution of the choristoderan palate First, 2007, 1-10 DOI: 10.1080/08912960601106391 Jack L. Conrad; Mark A. Norell High-resolution X-ray computed tomography of an Early Cretaceous gekkonomorph (Squamata) from Öösh (Övörkhangai; Mongolia) Volume 18, issue 4 pp.405-431 DOI: 10.1080/08912960600679570 Paul C. Sereno The phylogenetic relationships of early dinosaurs: a comparative report Volume 19, issue 1pp.145-155 DOI: 10.1080/08912960601167435 Jih-Pai Lin; Samuel M. Gon III; James G. Gehling; Loren E. Babcock; Yuan-Long Zhao; Xing-Liang Zhang; Shi-Xue Hu; Jin-Liang Yuan; Mei-Yi Yu; Jin Peng A Parvancorina-like arthropod from the Cambrian of South China Volume 18, issue 1pp.33-45 DOI: 10.1080/08912960500508689 |
Historical Biology 19(3), 2007 6.14.07 Ke-Qin Gao; Daniel Ksepka; Hou Lianhai; Duan Ye; Hu Dongyu Cranial morphology of an Early Cretaceous Monjurosuchid (Reptilia: Diapsida) from Liaoning Province of China and evolution of the choristoderan palate pp.215 - 224 九仏堂層から産出したPhilydrosaurus proseilus 新標本の記載。完全な口蓋が保存され た、初のモンジュロスクス科コリストデラ類です。 Daniela Schwarz; Takehito Ikejiri; Brent H. Breithaupt; P. Martin Sander; Nicole Klein A nearly complete skeleton of an early juvenile diplodocid (Dinosauria: Sauropoda) from the Lower Morrison Formation (Late Jurassic) of north central Wyoming and its implications for early ontogeny and pneumaticity in sauropods pp.225 - 253 米ワイオミング州ビッグホーン郡下部モリソン層から産出した、ほとんど完全なディプロ ドクス科幼体頭蓋の記載です。 Darren NaishのブログTetrapod Zoology にその復元骨格写真があります。 Yoshihiro Katsura Fusion of sacrals and anatomy in Champsosaurus (Diapsida, Choristodera) Champsosaurus の仙椎骨の癒合は繁殖行動のための陸生適応の結果としてメスに あらわれることが示唆されるとしています。 |
Acta Palaeontologica Polonica 52 (2), 2007 6.14.07 なかなか興味深い論文が掲載されています。ここはダウンロードできます。 Mahito Watabe, Takehisa Tsubamoto, and Khishigjav Tsogtbaatar A new tritylodontid synapsid from Mongolia pp.263-274 モンゴルで初めてのトリチロドン科の発見です。 Paul C. Sereno, Zhao Xijin, Lorin Brown, and Tan Lin New psittacosaurid highlights skull enlargement in horned dinosaurs pp.275-284 Psittacosaurus major sp. nov. 記載ですが、Psittacosaurus mongoliensis に比べ 頭蓋が25%大きいそうです。角竜類における頭蓋巨大化を論じています。 Paolo Piras, Massimo Delfino, Letizia Del Favero, and Tassos Kotsakis Phylogenetic position of the crocodylian Megadontosuchus arduini and tomistomine palaeobiogeography pp.315-328 Ryoko Matsumoto, Susan E. Evans, and Makoto Manabe The choristoderan reptile Monjurosuchus from the Early Cretaceous of Japan pp.329-350 石川県白山市白峰の化石壁(手取層群桑島層)及び岐阜県高山市荘川(大黒谷層)から 日本で始めて産出したMonjurosuchus(コリストデラ類)の報告です。 脊椎動物ではありませんが Robert G. Jenkins, Andrzej Kaim, and Yoshinori Hikida Antiquity of the substrate choice among acmaeid limpets from Late Cretaceous chemosynthesis-based communities pp.369-373 ほかにも哺乳類やペンギンなど |
The Lyell Collection 5.29.07 5月17日から6月18日までトライアル期間としてJournal of the Geological Societyの論文 が検索できるそうです。"dinosaur" では151の論文がヒットしたそうです。 |
Cretaceous Research 5.24.07 vol.28(2) aruticle in press 段階でいくつかの論文を紹介しましたが、まとまって、 Current Research on Cretaceous lake systems in northeast China という特集になっ ています。Gegepterus changi の記載も、この号です。 |
Journal of Systematic Palaeontology 5.18.07 Forthcoming Articlesに興味深い論文が出ています。紹介は後日。 Phil Senter A NEW LOOK AT THE PHYLOGENY OF COELUROSAURIA (DINOSAURIA: THEROPODA) David W. E. Hone and Michael J. Benton AN EVALUATION OF THE PHYLOGENETIC RELATIONSHIPS OF THE PTEROSAURS AMONG ARCHOSAUROMORPH REPTILES |
Acta Palaeontologica Polonica 52 (1), 2007 3.13.07 目次の最初の方をみると無脊椎だけかなと思いましたが、途中から骨が見え 出しました。ここはフリーに論文をダウンロードできるのが魅力ですね。 Schoch, R.R., Fastnacht, M., Fichter, J., and Keller, T. 2007. Anatomy and relationships of the Triassic temnospondyl Sclerothorax. Acta Palaeontologica Polonica 52 (1): 117–136. Scheyer, T.M. and Sánchez−Villagra, M.R. 2007. Carapace bone histology in the giant pleurodiran turtle Stupendemys geographicus: Phylogeny and function. Acta Palaeontologica Polonica 52 (1): 137–154. Fanti, F. and Therrien, F. 2007. Theropod tooth assemblages from the Late Cretaceous Maevarano Formation and the possible presence of dromaeosaurids in Madagascar. Acta Palaeontologica Polonica 52 (1): 155–166. マダガスカル島マハジャンガ盆地マラエボ層(白亜紀末)からは、数多くの獣脚類 の歯が産出しているが、その5番目の形態型として、ドロマエオサウルス科と同様 な歯が産出している。これは、これまで知られていない獣脚類が白亜紀末のマダ ガスカルに生息していたことを示唆するとともに、三畳紀後期のパンゲア分裂前に ドロマエオサウルス科がパンゲア中に生息し、また前期白亜紀、マダガスカルがア フリカから分裂する前にマダガスカルに移住したという仮説を支持する。 Schwarz, D., Frey, E., and Meyer, C.A. 2007. Pneumaticity and soft−tissue reconstructions in the neck of diplodocid and dicraeosaurid sauropods. Acta Palaeontologica Polonica 52 (1): 167–188. 題名にあるように、ディプロドクス科とディクラエオサウルス科恐竜の頚部を復元 しています。研究者だけでなく、これらの恐竜のイラストや造形をする方も見てお いたほうが良いでしょう。 Geisler, J.H. and McKenna, M.C. 2007. A new species of mesonychian mammal from the lower Eocene of Mongolia and its phylogenetic relationships. Acta Palaeontologica Polonica 52 (1): 189–212. Mandibular dentition in the Late Triassic temnospondyl amphibian Metoposaurus DOROTA KONIETZKO−MEIER and KATARZYNA WAWRO |
Effigia okeeffeae のモノグラフ出版 1.27.07 ダチョウ恐竜にそっくりと話題になった三畳紀のワニ類のモノグラフです。 Nesbitt, S. 2007. THE ANATOMY OF EFFIGIA OKEEFFEAE (ARCHOSAURIA, SUCHIA), THEROPOD-LIKE CONVERGENCE, AND THE DISTRIBUTION OF RELATED TAXA. Bulletin of the American Museum of Natural History 302. 84 pp. アブストラクトによると、Effigia と比較すると Shuvosaurus は近縁関係にあり、同じ分類群に属 するそうです(もちろんワニ類)。 まだAMNHのデジタルライブラリーには掲載されていません。BioOneでは掲載されています。 |
Super sizing the giants: first cartilage preservation at a sauropod dinosaur
limb joint 1.11.07 Schwarz, Daniela; Wings, Oliver; Meyer, Christian Journal of the Geological Society, Volume 164, Number 1, 2007, pp. 61-65(5) DOI: 10.1144/0016-76492006-019 |
PalArch's Journal of Vertebrate Palaeontology 1.01.07 2007年1号ではブックレビューで恐竜関係本を紹介しています。 Oceans of Kansas: A Natural History of the Western Interior Sea. (Bloomington, Indiana University Press). Thunder–Lizards: The Sauropodomorph Dinosaurs. (Bloomington, IndianaUniversity Press) Avian Flight. ( Oxford, Oxford University Press ([Oxford Ornithology Series, edited by T.R.Birkhead. Volume 15]) |
Morphological changes in pedal phalanges through ornithopod dinosaur evolution:
A biomechanical approach 12.25.06 Journal of Morphology Early View アブストラクト DOI:10.1002/jmor.10498 |
A critical ligamentous mechanism in the evolution of avian flight 12.18.06 ネイチャーAdvance online publication ブラウン大ニュース ライブサイエンス |
ニューメキシコ自然史博物館Bulletin 36出版 12.16.06 まだ用意できていませんが、オンラインストアで買えるようになるそうです。 "Paleontology and Geology of the Upper Jurassic Morrison Formation" という 特集で、249ページ、30ドルです。 堆積環境、タフォノミー、産出した化石の記載など |
Canadian Journal of Earth Sciences 12.08.06 Volume 43, Number 9, September 2006 恐竜など数編興味ある論文があります。 A new abelisauroid theropod from northwestern Patagonia Rodolfo A. Coria, Philip J. Currie, and Ariana Paulina Carabajal アブストラクト Evidence for a second species of the ichthyosaur Platypterygius in North America: a new record from the Loon River Formation (Lower Cretaceous) of northwestern Canada E.E. Maxwell and M.W. Caldwell アブストラクト Locomotion in derived dicynodonts (Synapsida, Anomodontia): a functional analysis of the pelvic girdle and hind limb of Tetragonias njalilus Jörg Fröbisch アブストラクト |
そのほかの論文 12.09.06 Dinosaur ML でJ.Harrisが紹介しています。 Novas, F.E., Ezcurra, M.D., and Agnolin, F.L. 2006. Humerus of a basal abelisauroid theropod from the Late Cretaceous of Patagonia. Revista del Museo Argentino de Ciencias Naturales, n.s. 8(1):63-68. Agnolin, F.L., Novas, F.E., and Lio, G. 2006. Neornithine bird coracoid from the Upper Cretaceous of Patagonia. Ameghiniana 43(1):245-248. テキスト Coria, R., Currie, P.J., and Carabajal, A.P. 2006. A new abelisauroid theropod from northwestern Patagonia. Canadian Journal of Earth Sciences 43(9): 1283-1289. アブストラクト Candeiro, C.R.A., and Martinelli, A.G. 2006. A review of paleogeographical and chronostratigraphical distribution of mesoeucrocodylian species from the upper Cretaceous beds from the Bauru (Brazil) and Neuquén (Argentina) groups, southern South America. Journal of South American Earth Sciences 22(1-2):116-129. doi: 10.1016/j.jsames.2006.08.001. アブストラクト Jiang, B., and Sha, J. 2006. Late Mesozoic stratigraphy in western Liaoning, China: a review. Journal of Asian Earth Sciences 28(4-6):205-217. doi: 10.1016/j.jseaes.2005.07.006. Paik, I.S., Huh, M., Park, K.H., Hwang, K.G., Kim, K.S., and Kim, H.J. 2006. Yeosu dinosaur track sites of Korea: the youngest dinosaur track records in Asia. Journal of Asian Earth Sciences 28(4-6):457-468. doi: 10.1016/j.jseaes.2005.11.007. Jouve, S., Iarochene, M., Bouya, B., and Amaghzaz, M. 2006. New material of Argochampsa krebsi (Crocodylia: Gavialoidea) from the Lower Paleocene of the Oulad Abdoun Basin (Morocco): phylogenetic implications. Geobios 39(6):817-832. doi: 10.1016/j.geobios.2005.07.003. ここから下は、11月にHarrisが紹介していたもの DinosaurML Nobre, P.H., and de Souza Carvalho, I. 2006. Adamantinasuchus navae: a new Gondwanan Crocodylomorpha (Mesoeucrocodylia) from the Late Cretaceous of Brazil. Gondwana Research 10(3-4):370-378. doi: 10.1016/j.gr.2006.05.008. Salgado, L., de Souza Carvalho, I., and Garrido, A.C. 2006. Zapalasaurus bonapartei, un nuevo dinosaurio saurópodo de La Formación La Amarga (Cretácico Inferior), noroeste de Patagonia, Provincia de Neuquén, Argentina. Geobios 39(5):695-707. doi: 10.1016/j.geobios.2005.06.001. Kurochkin, E.N., Saveliev, S.V., Postnov, A.A., Pervushov, E.M., and Popov, E.V. 2006. On the brain of a primitive bird from the Upper Cretaceous of European Russia. Paleontological Journal 40(6):655-667. doi: 10.1134/S0031030106060086. アブストラクト Angielczyk, K.D., and Fox, D.L. 2006. Exploring new uses for measures of fit of phylogenetic hypotheses to the fossil record. Paleobiology 32(1):147-165. doi: 10.1666/0094-8373(2006)032[0147:ENUFMO]2.0.CO;2 アブストラクト Tumarkin-Deratzian, A.R., Vann, D.R., and Dodson, P. 2006. Bone surface texture as an ontogenetic indicator in long bones of the Canada goose Branta canadensis (Anseriformes: Anatidae). Zoological Journal of the Linnean Society 148(2):133-168. doi: 10.1111/j.1096-3642.2006.00232.x. アブストラクト Ericson, P.G., Anderson, C.L., Britton, T., Elzanowski, A., Johansson, U.S., Källersjö, M., Ohlson, J.I., Parsons, T.J., Zuccon, D., and Mayr, G. 2006. Diversification of Neoaves: integration of molecular sequence data and fossils. Biology Letters 2(4):543-547. doi: 10.1098/rsbl.2006.0523. Nesbitt, S.J., Turner, A.H., Erickson, G.M., and Norell, M.A. 2006. Prey choice and cannibalistic behaviour in the theropod Coelophysis. Biology Letters 2(4):611-614. doi: 10.1098/rsbl.2006.0524. Schweitzer, M.H., Wittmeyer, J.L., and Horner, J.R. 2006. Soft tissue and cellular preservation in vertebrate skeletal elements from the Cretaceous to the present. Proceedings of the Royal Society of London B. doi: 10.1098/rspb.2006.3705. Candeiro, C.R.A., Martinelli, A.G., Avilla, L.S., and Rich, T.H. 2006. Tetrapods from the Upper Cretaceous (Turonian-Maastrichtian) Bauru Group of Brazil: a reappraisal. Cretaceous Research 27(6):923-946. doi: 10.1016/j.cretres.2006.05.002. Mezga, A., Meyer, C.A., Tesovic, B.C., and Gusic, I. 2006. The first record of dinosaurs in the Dalmatian part (Croatia) of the Adriatic-Dinaric carbonate platform (ADCP). Cretaceous Research 27(6):735-742. doi: 10.1016/j.cretres.2006.01.001. Dyke, G.J., Malakhov, D.V., and Chiappe, L.M. 2006. A re-analysis of the marine bird Asiahesperornis from northern Kazakhstan. Cretaceous Research 27(6):947-953. doi: 10.1016/j.cretres.2006.05.001. Kong, H., Chen, C.-R., Dang, Y.-M., Yang, J.-G., Huang, Q.-H., and Zhao, C.-B. 2006. On three Cretaceous biotas of Songliao Basin. Acta Palaeontologica Sinica 45(3):416-424. Therrien, F. 2006. Depositional environments and fluvial system changes in the dinosaur-bearing Sânpetru Formation (Late Cretaceous, Romania): post-orogenic sedimentation in an active extensional basin. Sedimentary Geology 192(3-4):183-205. doi: 10.1016/j.sedgeo.2006.04.002 |
Smithsonian Contributions to Paleobiology 11.29.06 腕足類の論文が多いようですが、哺乳類や鳥類の論文もあります。 恐竜に関連するものといえば、こんなものがあります。 Avian Paleontology at the Close of the 20th Century: Proceedings of the 4th International Meeting of the Society of Avian Paleontology and Evolution, Washington D.C., 4-7 June 1996 PDF (Hi-Res) (131,061 kb) 336ページもありますが、中に中生代鳥類に関する論文もあります。 |
福井県立恐竜博物館紀要5号 11.13.06 10月3日付で掲載されていました。中国内蒙古自治区白亜紀の恐竜足跡や、手取層群の炭 素同位体比層序、雲南省禄豊で初めての恐竜足跡などの論文があります。 |
DEEP BLUE 11.09.06 ミシガン大学で出版された論文にアクセスできるサイトです。 古生物学では80年近い間の文献がPDFで検索、ダウンロードできるそうです。 ためしにdinosaurと語句を入れて検索すると、新しいものではWilsonらによるRajasaurus記載も ダウンロードできます。古めのものでは1927年のCoelophysis 脊椎についての論文なども出て きました。 |
Natura Nascosta 11.09.06 1974の1号以降、各号がPDFでダウンロードできます。 Numero 32 Anno 2006では、TELMATOSAURUS AND THE OTHER HADROSAURIDS OF THE CRETACEOUS EUROPEAN ARCHIPELAGO. AN OVERVIEW.が掲載されています。図版 が31あります。 |
白亜紀から現在までの脊椎動物骨格中にある軟組織及び細胞の保存 11.03.06 Soft tissue and cellular preservation in vertebrate skeletal elements from the Cretaceous to the present Mary Higby Schweitzer, Jennifer L. Wittmeyer, John R. Horner Proceedings of the Royal Society B: FirstCite Early Online Publishing DOI: 10.1098/rspb.2006.3705 論文 |
Journal of Systematic Palaeontology 10.26.06 Volume 4 - Issue 04 Dec. 2006 恐竜関係の論文が2つ掲載されています。 EARLY DINOSAURS: A PHYLOGENETIC STUDY pp.309-358 Max C. Langer and Michael J. Benton doi:10.1017/S1477201906001970 三畳紀後期、アルゼンチンのイスキガラスト層から発見された最古の恐竜たち、Herrerasaurus, Eoraptor, Pisanosaurus, Saturnalia 及び Staurikosaurus の系統について検討しています。 A CERATOPSIAN DINOSAUR Psittacosaurus sibiricus FROM THE EARLY CRETACEOUS OF WEST SIBERIA, RUSSIA AND ITS PHYLOGENETIC RELATIONSHIPS pp.359-395 Alexander O. Averianov, Alexei V. Voronkevich, Sergei V. Leshchinskiy and Alexei V. Fayngertz doi: 10.1017/S1477201906001933 ロシア、西シベリアから産出したプシッタコサウルスの新種を記載しています。 |
Historical Biology 10.24.06 previewに10月17日付で恐竜関係の論文がいくつか出ています。 Solving a dinosaurian puzzle: the identity of Aliwalia rex Galton A new specimen of Guaibasaurus candelariensis (basal Saurischia) from the Late Triassic Caturrita Formation of southern Brazil Phylogenetic relationships of the Triassic theropod Zupaysaurus rougieri from NW Argentina The cranial anatomy of the coelophysoid theropod Zupaysaurus rougieri from the Upper Triassic of Argentina Dinosaur origins: evidence from the footprint record A Late Triassic dinosauriform from south Brazil and the origin of the ornithischian predentary bone Early ornithischian dinosaurs: the Triassic record |
日本古生物学会 化石 第80号 10.23.06 「化石」は日本古生物学会の和文誌です。第80号には興味をひく掲載が数編あります。 口絵(カラー写真) 北海道中川地域の上部白亜系から産出した長頸竜化石 望月直、高木榮一、疋田吉識 pp.1-2 中川地域左の沢川源流付近で発見された総計51個の転石から発見された、エラスモサウルス 科化石について報告しています。 論説 香川県高松市塩江町の上部白亜系和泉層群より産出したオサガメ科化石 平山廉、藤井明、高橋啓一 pp.17-20 1999年に塩江町で発見された化石はオサガメ科 Mesodermochelys undulatus 部分骨格で あったことが判明。 解説 化石脊椎動物の骨格仮組み用支持システムの紹介 松本幸英 pp.41-46 国際展示場にあった、ダイノソアファクトリーを覚えているでしょうか。そこの展示でも使用されて いた、多数の木片を組合せ、キャタピラのようにした支持具「フレキシブルアーマチュア」を用いて、 小型恐竜の骨格を展示していました。その特徴、仕組み、使用方法について解説しています。 ふぉっしる 日本産化石カメ類研究の概要 平山廉 pp.47-59 これまで日本から産出した化石カメ類の産出状況や分類を総括し、その進化学的、古生物地理 的意義を議論しています。 化石友の会 ワンポイントコラム 【後期始新世隕石衝突事件】 pp.65-68 所十三、西弘嗣、上栗伸一 所十三氏の3ページにわたる画があります。隕石衝突とその後の環境回復について 発行から1年たつとCiNiiでも見ることはできます。 |
JVP vol.26 No.3 10.05.06 恐竜ものでは The pectoral girdle and forelimb of the primitive therizinosauroid Falcarius utahensis (Theropoda, Maniraptora): analyzing evolutionary trends within Therizinosauroidea Revision of the Tendaguru sauropod dinosaur Tornieria africana (Fraas) and its relevance for sauropod paleobiogeography がありますが、ほかにも魚竜などいろいろな爬虫類ものがあります。 |
そのほかの論文 10.04.06 New sauropod material from the Upper Jurassic of Areia Branca (Lourinhã, Portugal) YAGÜE, P., DANTAS, p., ORTEGA, E, CACHÃO, M., SANTOS, E A. M., GONÇALVES, R. & LOPES, S. Neues Jahrbuch für Geologie und Paläontologie - Abhandlungen, 240: 313-342. ポルトガルLourinhã地方Praia da Areia Branca崖(Lourinhã層群Bombarral層 上部ジュラ系Tithonian) から産出した竜脚類尾椎(9個の尾椎と4個の血道弓)について記載しています。推定体長22mだそうです。 大型獣脚類にかじられた跡もあるそうです。尾椎の関節状態から、もっと下の層に完全な骨格が埋まって いることが示唆されるそうです。 A previously unrecognized group of Middle Jurassic triconodontan mammals from Central Asia Thomas Martin and Alexander O. Averianov Naturwissenschaften OnlineFirst DOI:10.1007/s00114-006-0155-5 Ferganodon narynensis gen. et sp. nov. 記載。 |
そのほかの論文 パリ自然史博物館のトリケラトプス頭骨 9.27.06 The skull of Triceratops in the palaeontology gallery, Muséum national d’Histoire naturelle, Paris Florent GOUSSARD Geodiversitas 28 (3) : pp.467-476 論文(PDF) Oology and the evolution of thermophysiology in saurischian dinosaurs: homeotherm and endotherm deinonychosaurians? Grellet-Tinner, Gerald Pap. Avulsos Zool. (São Paulo) vol.46 no.1 São Paulo 2006 論文(PDF) あと、Jerry D. Harrisが紹介しているものを A study of dinosaurian fossil eggs from the Xixia Basin, Henan. 河南西峡盆地恐竜蛋化石的研究 Zhou, S.-Q(周世全)., Feng, Z.-J., and Hiu, Y.-X. Jiangxi Geology(江西地質) 15(2):96-101. 2001年の論文をなぜ今頃紹介しているのかわかりませんが・・・ A new iodactylid pterosaur from western Liaoning, China. 遼寧西部一新的帆翼竜類化石 Wang, L(王麗)., Li, L., Duan, Y., and Cheng, S.L. 2006. Geological Bulletin of China(地質通報) 25(6):737-740. パンテオンでは紹介済みです。 A new oospecies, _Dictyoolithus gongzhulingensis_, from the Early Cretaceous Quantou Formation in central Jilin Province. 吉林省公主嶺早白亜世泉頭組网形蛋(Dictyoolithus)一新種 Wang, Q., Zan, S.-Q., Jin, L.-Y., and Chen, J. 2006. Journal of Jilin University (EarthSciences)(吉林大学学報(地球科学版) 36(2):154-157. A study on the macro mineral compositions of the dinosaur egg fossils in the Late Cretaceous collected from Xixia Basin, Henan Province. 西峡晩白亜世恐竜蛋化石宏觀鉱物物組成研究及意義 Li, Y.-F.(李艶芳), Cai, H.-A., Liang, H.-D., Zhang, J., Mei, Y.-Q., and Zhang, H.-G. Journal of Jilin University (Earth Sciences) (吉林大学学報(地球科学版)36(2):158-168 Ctenochasmatid pterosaurs from Early Cretaceous deposits in Chile. David M. Martill, Eberhard Frey, C.M. Bell and Guillermo Chong Diaz Cretaceous Research 27(5):603-610. doi: 10.1016/j.cretres.2006.03.002. The Lower Cretaceous lizard genus Chometokadmon from Italy. Susan E. Evans, Pasquale Raia and Carmela Barbera Cretaceous Research 27(5):673-683. doi:10.1016/j.cretres.2006.03.004. An abelisaurid (Dinosauria:Theropoda) tooth from the Lower Cretaceous Chicla formation of Libya. Joshua B. Smith and Fabio M. Dalla Vecchia Journal of African Earth Sciences 46(3):240-244.doi:10.1016/j.jafrearsci.2006.05.007 The phylogeny of the living and fossil Sphenisciformes (penguins). Daniel T. Ksepka, Sara Bertelli and Norberto P. Giannini Cladistics 22(5):412-441. doi:10.1111/j.1096-0031.2006.00116.x. New data on Therangospodus oncalensis from the Berriasian Fuentesalvo Tracksite (Villar del Río, Soria, Spain): an example of gregarious behaviour in theropod dinosaurs. José Luis Barco, José Ignacio Canudo, José Ignacio Ruiz-Omeñaca Ichnos 13(4):237-248. doi: 10.1080/10420940600843682 A new basal pterosaur genus from the Upper Triassic of the Northern Calcareous Alps of Switzerland. NADIA B. FRÖBISCH and JÖRG FRÖBISCH Palaeontology 49(5):1081-1090. doi: 10.1111/j.1475-4983.2006.00581.x. Forelimb function in Ornitholestes hermanni Osborn (Dinosauria, Theropoda). PHIL SENTER Palaeontology 49(5):1029-1034. doi: 10.1111/j.1475-4983.2006.00585.x. New knowledge on Yixian Formation. 義県組研究的新認識 Xing, D(邢德和)., Sun, C., Sun, Y., Zhang, L., Peng, Y., and Chen, S. 2005. Acta Geoscientia Sinica(地球学報) 26(1):25-30. Geological characteristics of the formation of dinosaur footprint fossils in the Lanzhou-Minhe Basin. 蘭州-民和盆地恐竜足印化石形成的地質特征 Cai, X.-F.(蔡雄飛), Gu, Y.-S., and Li, C.-A. 2005. Journal of Stratigraphy(地層学雑誌) 29(3):306-308. Discovery of large vertebrate fossils on the south bank of the Muling River, Jixi, Heilongjiang. Zhao, H.D., Zhao, L.G., Zhou, X.F., and Yang, X.P. 2005. Geological Bulletin of China(地質通報) 24(3):281-284. Postcranial pneumaticity: an evaluation of soft-tissue influences on the postcranial skeleton and the reconstruction of pulmonary anatomy in archosaurs. O'Connor, P.M. 2006. Journal of Morphology 267(10):1199-1226. doi:10.1002/jmor.10470. A new sauropterygian reptile with plesiosaurian affinity from the Late Triassic of Italy. Dalla Vecchia, F.M. 2006. Rivista Italiana di Paleontologiae Stratigrafia 112(2):207-225. Updated Gondwana (Permian-Cretaceous) Earth history of Australia. Veevers, J.J. 2006. Gondwana Research 9(3):231-260. doi:10.1016/j.gr.2005.11.005 Preliminary report of a large theropod dinosaur trackway in Clarens Formation sandstone (Early Jurassic) in the Paul Roux district, northeastern Free State, South Africa. Raath, M.A. and Yates, A.M. 2006 (for 2005). Palaeontologia africana 41, 101-104. A new theropod dinosaur from the Early Jurassic of South Africa and its implications for the early evolution of theropods. Yates, A.M. 2006 (for 2005). Palaeontologia africana 41, 105-122. Abstract. A new theropod, Dracovenator regenti, from the upper Elliot Formation is described, based upon a fragmentary skull. It can be diagnosed on the basis of a bilobed fossa on the lateral surface of the premaxilla that is connected to the alveolar margin by a narrow channel, the presence of a deep, oblique, lateral notch on the articular and hypertrophied dorsal processes on the articular. Other aspects of its morphology display a mosaic of coelophysoid and advanced theropod characteristics. A cladistic analysis of basal Theropoda, including the new taxon finds that the new taxon is closely related to Dilophosaurus wetherilli and Zupaysaurus rougieri although the clade formed by these three taxa is not robustly supported. It also finds that Coelophysoidea sensu lato is paraphyletic with respect to Ceratosauria + Tetanurae but that this topology is not a significantly better explanation of the data than an inclusive, monophyletic Coelophysoidea. New information on the palate and lower jaw of Massospondylus (Dinosauria: Sauropodomorpha). Barrett, P.M. and Yates, A.M. 2006 (for 2005). Palaeontologia africana 41, 123-130. |
Acta Palaeontologica Polonica 51 (3), 2006 9.18.06 いくつか興味をひく論文があります。 初期哺乳類の四肢の姿勢:側方か傍矢状か Limb posture in early mammals: Sprawling or parasagittal Zofia Kielan-Jaworowska and Jørn H. Hurum pp.393-406 初期哺乳類の四肢が下を向いていたか側方を向いていたのか議論しています。 boreosphenidansを除く、多丘歯類など初期哺乳類の四肢は側方型で、後肢のケヅ メ骨には現生のカモノハシのように毒爪があった。一方boreosphenidansは傍矢状型 の四肢であり、毒爪はなかったとしています。 中国北西部前期白亜紀産のエナンティオルニス類部分骨格 A partial skeleton of an enantiornithine bird from the Early Cretaceous of northwestern China Matthew C. Lamanna, Hai-Lu You, Jerald D. Harris, Luis M. Chiappe, Shu-An Ji, Jun-Chang Lü, and Qiang Ji pp.426-434 中国甘粛省昌馬(Changma)の下部白亜系下溝(Xiagou)層から産出した、ツクグミほ どの大きさのエナンティオルニス類鳥類腰帯と後肢を記載しています。系統的位置づ けは、真エナンティオルニス類(属種未定)としています。 ティラノサウルス科恐竜の癒合しアーチ状になった鼻骨:頭蓋強度と摂食力学に対する意味 Fused and vaulted nasals of tyrannosaurid dinosaurs: Implications for cranial strength and feeding mechanics Eric Snively, Donald M. Henderson, and Doug S. Phillips pp.435-454 ティラノサウルス科特にT-REXの癒合しアーチ状になった鼻骨は、摂食時にかかる力に対し 頭蓋を強化する役割を果たしている。CTスキャンで求められた断面により計算された、ティ ラノサウルス科の鼻骨の強度はアロサウルスをはるかに上回る。獣脚類頭蓋の断面幾何学 から、ティラノサウルス科では高度な断面二次モーメントがあることが明らかになる。癒合し た鼻骨と幅広い頭蓋は、骨に衝撃を与える咬み方や獲物をバラバラにする際に頭を力強く側 方に動かすことと関連がある。 |
その他論文 Osteology and phylogeny of a new species of Araripesuchus (Crocodyliformes: Mesoeucrocodylia) from the Late Cretaceous of Madagascar. Alan H. Turner Historical Biology 18(3):255-369. doi: 10.1080/08912960500516112. Postcranial pneumaticity: An evaluation of soft-tissue influences on the postcranial skeleton and the reconstruction of pulmonary anatomy in archosaurs Patrick M. O'Connor Journal of Morphology 267(10):1199-1226. doi: 10.1002/jmor.10470. Pneumatic structures in the cervical vertebrae of the Late Jurassic Tendaguru sauropods Brachiosaurus brancai and Dicraeosaurus Daniela Schwarz and Guido Fritsch Eclogae Geologicae Helvetiae 99(1):65-78. doi:10.1007/s00015-006-1177-x. A new type of dinosaur tracks from Lower Cretaceous Otog Qi, Inner Mongolia. 内蒙古査布地区下白亜統巨歯竜足印化石 Li, J.-J.(李建軍), Bater, M., Zhang, W.-H(張維虹)., Hu, B.-L(胡柏林)., and Gao, L.-H.(高立紅) ACTA PALAEONTOLOGICA SINICA(古生物学報) 2006 Vol.45 No.2 P.221-234 A review of the Late Jurassic stegosaurs (Dinosauria, Stegosauria) from the People's Republic of China. SUSANNAH C. R. MAIDMENT and GUANGBIAO WEI Geological Magazine 143(5):621-634. doi: 10.1017/S0016756806002500. 中国のステゴサウルス類のいくつかが無効名となっています。 Nonlinear dynamical model and response of avian cranial kinesis. Preeda Meekangvan, Alan A. Barhorst, Thomas D. Burton, Sankar Chatterjee and Lawrence Schovane Journal of Theoretical Biology 240(1):32-47. doi:10.1016/j.jtbi.2005.08.027. FORELIMB FUNCTION IN ORNITHOLESTES HERMANNI OSBORN (DINOSAURIA, THEROPODA) PHIL SENTER Palaeontology Vol.49(5) pp.1029 - 1034Sep. 2006 doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00585.x A NEW GENUS OF ICHTHYOSAUR FROM THE LOWER CRETACEOUS OF WESTERN CANADA E. E. MAXWELL and M. W. CALDWELL Palaeontology Volume 49(5) pp.1043 - 1068 Sep. 2006 doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00589.x 魚竜の新属新種Maiaspondylus lindoei を記載。 A NEW BASAL PTEROSAUR GENUS FROM THE UPPER TRIASSIC OF THE NORTHERN CALCAREOUS ALPS OF SWITZERLAND NADIA B. FRÖBISCH, JÖRG FRÖBISCH Palaeontology Volume 49(5) pp. 1081 - 1090 Sep. 2006 doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00581.x 翼竜の新属新種Caviramus schesaplanensis を記載。 THE AXIAL SKELETON OF THE DINOSAUR SUUWASSEA EMILIEAE (SAUROPODA: FLAGELLICAUDATA) FROM THE UPPER JURASSIC MORRISON FORMATION OF MONTANA, USA JERALD D. HARRIS Palaeontology Volume 49(5) pp.1091 -1122 Sep. 2006 doi:10.1111/j.1475-4983.2006.00577.x Structure and function of hindlimb feathers in Archaeopteryx lithographica Nick Longrich Paleobiology: Vol. 32, No. 3, pp. 417–431.doi: 10.1666/04014.1 Archaeopteryx 後肢の羽毛の復元などにより、後肢の"翼"の面積が翼全体の面積の約 12%を占め、失速速度を6%低下させることがわかったそうです。Microraptor のように4翼で 飛んだようです。 |
英王立協会出版物アーカイブが2ヶ月間フリーに 9.14.06 同協会プレスリリース Proceedings of the Royal Society B (1800年まで遡ります)や Biology Lettersなど 古生物の論文も掲載される出版物群(1665年から)が、2006年12月まで自由にアクセ スできるそうです。 Visit the archive |
Journal of Systematic Palaeontology 8.31.06 Volume 4 - Issue 03 直接恐竜関係はありませんがベネズエラ特集のようです。こんな題名が並んでいます。 A NEW GIANT Purussaurus (CROCODYLIFORMES, ALLIGATORIDAE) FROM THE UPPER MIOCENE URUMACO FORMATION, VENEZUELA FOSSIL SNAKES FROM THE NEOGENE OF VENEZUELA (FALCÓN STATE) CRANIAL VARIATION IN Bairdemys TURTLES (PODOCNEMIDIDAE: MIOCENE OF THE CARIBBEAN REGION) AND DESCRIPTION OF NEW MATERIAL FROM URUMACO, VENEZUELA |
Journal of African Earth Sciences 8.31.06 An abelisaurid (Dinosauria: Theropoda) tooth from the Lower Cretaceous Chicla formation of Libya Joshua B. Smitha, , and Fabio M. Dalla Vecchiab Article in Press doi:10.1016/j.jafrearsci.2006.05.007 |
そのほか論文 7.10.06 CRANIAL CREST DEVELOPMENT IN THE AZHDARCHOID PTEROSAUR TUPUXUARA, WITH A REVIEW OF THE GENUS AND TAPEJARID MONOPHYLY MARTILL, DAVID; NAISH, DARREN Palaeontology, July 2006, vol. 49, no. 4, pp. 925-941(17) ingenta Newly Discovered Sauropod Dinosaur Tracks with Skin and Foot-Pad Impressions from the Upper Jurassic Morrison Formation, Bighorn Basin, Wyoming, U.S.A BRIAN F. PLATT, STEPHEN T. HASIOTIS PALAIOS, 21(3), 249-261 BioOne |
JVP26(2)から 7.06.06 恐竜関係では Binocular vision in theropod dinosaurs Kent A. Stevens pp.321-330 獣脚類恐竜における立体視 7種類の獣脚類恐竜の頭部復元を基に視野をマッピングし、どの程度 立体視できたか検証しています。AllosaurusやCarcharodontosaurus が立体視できる視野は20度 しかありませんが、コルロサウルス類のDaspletosaurus, Tyrannosaurus, Nanotyrannus, Velociraptor そしてToroodon は45から60度の立体視できる視野があったそうです。これは現代の 猛禽類と同様ということです。 そのメソッド等はDinomorphサイトのselected publications 中に論文と同名のページがありますので ご覧下さい。 日本産の化石では A new Miocene odobenid (Mammalia: Carnivora) from Hokkaido, Japan, and its implications for odobenid phylogeny 甲能直樹 pp.411-421 北海道石狩支庁当別町青山の一番川層(1200~1000万年前)から産出したセイウチ科の頭蓋を 記載しています。 Pseudotaria muramotoi gen. et sp. nov. Notesでは、インドLameta層産出のティタノサウルス形類軸椎の記載やArchaeopteryx のアロメト リーに関するものがあります。 表紙写真の頭蓋はRapid communicationで掲載されているもの First complite Pistosauroid from the Triassic of China Yen-Nien CHENG, 佐藤たまき, Xiao-chun WU and Chun LI ピストサウルス類Pistosauroid とは海生爬虫類で、プレシオサウルス類とわりと近い関係にあるよう ですが、私はよく知りません。sea-saur のMASTER CLADOGRAMページを参考に見てください。 この非常によく保存された頭蓋を記載しています(頭蓋以外はプレパレーション中のようです) Yunguisaurus liae gen. et sp. nov. 李氏雲貴竜 属名は産地が雲南と貴州の境界近くだから。種小名はIVPPの李錦玲教授に献名 写真はPaleo wonders(化石レプリカ)カタログ(PDF)の8ページにあります。 |
the Utah Geological Survey Library の公開論文 7.06.06 どちらもフリーでダウンロードできます。 Allosaurus fragilis : a revised osteology 22.2MB Ceratosaurus (dinosauria, theropoda) a revised osteology 5.93MB Vertebrate paleontology in Utah 57.5MB |
Allosaurus fragilis: a revised osteology 7.05.06 DinosaurMLの情報です。 オリジナルは1976年出版の論文です。22.2MBありますが、 PDFファイル化して数日アップされています。 |
翼竜の論文ほか最近の論文 7.03.06 Description of two pterosaur (Pterodactyloidea) mandibles from the Lower Cretaceous Santana Formation, Brazil. Deinsea 11-2005 67-86 論文 André J. Veldmeijer, Signore, M. & Meijer, H.J.M., Toothed pterosaurs from the Santana Formation (Cretaceous; Aptian-Albian) of northeastern Brazil. A reappraisal on the basis of newly described material. Veldmeijer, André Jacques igitur 論文 DINOSAUR DIVERSITY ANALYSED BY CLADE, AGE, PLACE AND YEAR OF DESCRIPTION MICHAEL P. TAYLOR 論文 A new genus and species of gigantic marine turtles(Chelonioidea:Cheloniidae) from the Maastrichtian of the Harrana Fauna-Jordan. Kaddumi, H.F. ww.PalArch.nl 論文 Coloborhynchus from the Lower Cretaceous Santana Formation, Brazil (Pterosauria, Pterodactyloidea, Anhangueridae) Veldmeijer, A.J., H.J.M. Meijer & M. Signore. ww.PalArch.nl 論文 |
固城国際恐竜学術シンポジウム論文 6.06.06 2006慶南固城恐竜エキスポ内のイベントで、4月19日から4月23日に、国際恐竜学術シン ポジウムが開催されました。そこで発表された論文は、 Journal of the Paleontological Society of Korea vol. 22, no. 1. に掲載されましたが、容易に見ることはできません。 このほどJerry D. Harris のサイト内で論文を全てフリーにダウンロードできるようになりました。 興味深い題名が並んでいます。 日本からの論文としては、カリー&東のフクイラプトル模式標本以外の標本について、小林&バ ルスボルドでモンゴル、ネメグト層産出のオルニトミムス科、冨田&津村で鳥羽竜を記載しティ タノサウリアの新分類群としている、薮本他で白亜紀前期の日本及び韓国の淡水魚などがあり ます。 |
Journal of Systematic Palaeontology Volume 4 - Issue 02 5.18.06 こんな論文があります。 THE SIGNIFICANCE OF SUUWASSEA EMILIEAE (DINOSAURIA: SAUROPODA) FOR FLAGELLICAUDATAN INTRARELATIONSHIPS AND EVOLUTION Jerald D. Harris EREMOTHERIUM LAURILLARDI (LUND) (XENARTHRA, MEGATHERIIDAE), THE PANAMERICAN GIANT GROUND SLOTH: TAXONOMIC ASPECTS OF THE ONTOGENY OF SKULL AND DENTITION Cástor Cartelle and Gerardo De Iuliis |
Acta Palaeontologica Polonica 51 (2), 2006 5.15.06 恐竜に最も関連する論文としては Scapular orientation in theropods and basal birds, and the origin of flapping flight pp.305-313 Phil Senter というのがあります。そのほかにも恐竜ではありませんが、興味深い論文があります。 |
Palaeontology 5.02.06 2006年1月号がフリーサンプルになっています。 ブラジルのティタノサウルス類Adamantisaurus記載論文などダウンロードできます。 |
Integrative Zoology 4.19.06 最近創刊されたようですね。レビューが2本掲載されています。 Feathered dinosaurs from China and the evolution of major avian characters 徐星 Volume 1 Page 4 -March 2006doi:10.1111/j.1749-4877.2006.00004.x The Jehol Biota (Lower Cretaceous, China): new discoveries and future prospects Paul M. BARRETT and Jason M. HILTON Volume 1 Page 15 - March 2006 doi:10.1111/j.1749-4877.2006.00006.x |
古脊椎動物学報 論文PDF化 4.11.06 中国科学院古脊椎動物与古人類研究所のサイトを見ると、古脊椎動物学報の 2006年1号がPDF化されています。 まだサイトに表示していませんが、PDF化はだいぶ進んでいるようです。 Index of /pdf 中にはダミーの文章が入っている例もありますが・・・ |
地質学報英文版2006年No.1 3.28.06 恐竜関係の論文があります。余裕があればもう少し詳しく紹介していきます。 雲南省元謀(Yuanmou)産の新しい真竜脚類 呂君昌他 New Eusauropod Dinosaur from Yuanmou of Yunnan Province, China エウヘロプス科の新属新種 Yuanmousaurus jiangyiensis gen. et sp. nov. を記載。 種小名Jiangyiは発掘サイト。 系統的位置づけはEuhelopusより基盤的だがOmeisaurus より派生的とのこと。 内蒙古自治区白亜紀後期産の新しいティタノサウリア類竜脚類 徐星他 A New Titanosaurian Sauropod from Late Cretaceous of Nei Mongol, China 蘇尼特(Sonido)左旗サイハンガオビ(二連浩特の南西15km)、二連層産 Sonidosaurus saihangaobiensis gen. et sp. nov. 基盤的・派生的形質が特異な組合せで存在しているそうです。 遼寧省白亜紀前期九仏堂層産の新しいエオエナンティオルニス科鳥類 LI Li 他 New Eoenantiornithid Bird from the Early Cretaceous Jiufotang Formation of Western Liaoning, China Dapingfangornis sentisorhinus gen. et sp. nov. 太平房(Dapingfang)、九仏堂層産。種小名"Sentis-"ラテン語で棘。"Orhinus-"ラで鼻 頭蓋もある完全な骨格により記載。鼻骨に棘状の突起がある。 |
Cretaceous Research 2.9.06 Geology and paleontology of East Asia I という特集で編集が進んでいるようです。 Article in press を見ると、先日紹介した足跡論文のほかにもタイや韓国の足跡につい て論文が出ています。 |
Journal of Vertebrate Paleontology 2.9.06 やっと2005年No.4がJVPホームにも掲載されました。なんでBioOneのほうが早いの だろう?昨日紹介したHagryphus giganteus 記載のほかにも興味深い恐竜論文が数 編掲載されています。 |
Acta Palaeontologica Polonica 2.6.06 51 (1), 2006本日出版です。 恐竜ものではHadrosaurus foulkii についてその属の再評価。ローラシアで最古の 竜脚類卵殻。ほかに哺乳類は元々有毒だったか?など興味深い論文が並んでい ます。論文はダウンロードできます。 |
Canadian Journal of Earth Sciences 2.6.06 Volume 42, Number 12, December 2005 論文2編掲載されています。 Rostral structure in Thalattosauria (Reptilia, Diapsida) Cretaceous fossil birds from Hornby Island (British Columbia) |
福井県立恐竜博物館紀要第4号 12.30.05 27日に2005年3月付で同博サイトに掲載されています。 その中ではこのような論文などが目をひきました。 「いくつかの日本産鯨類化石の再検討 ―起源の時期と古生物地理の観点から― 」 一島啓人 3D MODELS OF TWO SPECIES OF ARCHAEFRUCTUS, ONE OF THE EARLIEST ANGIOSPERMS, RECONSTRUCTED TAKING ACCOUNT OF THEIR ECOLOGICAL STRATEGIES Kazuo TERADA, Ge SUN and Harufumi NISHIDA 「中国遼寧省朝陽県羊山の恐竜足跡化石産地探訪記」 東洋一 ・藤田将人 「恐竜を用いた科学教育プログラムの開発」 廣川晴香 ・久田健一郎 |
The natural system of the Saurischia 12.27.05 DinosaurMLでDavid Marjanovicが投稿したもの。独の古生物学者、ヒュー ネの1914年の短い論文を英訳しています。 竜盤類の分類について、今からみるといろいろ思うところはあるでしょう。 参考 |
Acta Palaeontologica Polonica 50 (4), 2005 The Early Cretaceous lizard Dalinghosaurus from China SUSAN E. EVANS and YUAN WANG pp.725–742 遼寧省義県層産のトカゲDalinghosaurus longidigitusについて新標本による詳細 な記載をしています。 Morphometry of the teeth of western North American tyrannosaurids and its applicability to quantitative classification TANYA SAMMAN, G. LAWRENCE POWELL, PHILIP J. CURRIE, and LEONARD V. HILLS pp.757–776 北米西部のティラノサウルス科の歯の断面と近心切縁により、5つのタイプに分けら れるそうです。 First evidence of azhdarchid pterosaurs from the Late Cretaceous of Hungary ATTILA ŐSI, DAVID B. WEISHAMPEL, and CORALIA M. JIANU pp.777–787 ハンガリー西部Bakony山脈Iharkút脊椎動物産地上部白亜系(サントニアン) Csehbánya層産のアズダルコ科新属新種 Bakonydraco galaczi gen. et sp. nov. を記載しています。 |
Ichnos Volume 12, Number 3 / July-September 2005 Review of Japanese Dinosaur Track Localities: Implications for Ichnotaxonomy, Paleogeography and Stratigraphic Correlation Masaki Matsukawa , Kenichiro Shibata , Reiji Kukihara , Kazuto Koarai , Martin G. Lockley |
SVP2005総会発表要旨から その1 10.03.05 3つほど追加。あくまでほにゃ訳ですから |
Acta Palaeontologica Polonica 50 (3), 2005 9.27.05 恐竜関係ではこんなものがあります。 R. Kent Sanders and David K. Smith The endocranium of the theropod dinosaur Ceratosaurus studied with computed tomography pp.601-616 David C. Evans New evidence on brain-endocranial cavity relationships in ornithischian dinosaurs pp.617-622 論文ダウンロードできます。 |
JVP 2005年vol.2 7.25.06 恐竜関係では HUNGAROSAURUS TORMAI, A NEW ANKYLOSAUR (DINOSAURIA) FROM THE UPPER CRETACEOUS OF HUNGARY TRUE SKULL ROOF CONFIGURATION OF ICHTHYOSAURUS AND STENOPTERYGIUS AND ITS IMPLICATIONS 藻谷亮介 Noteで Detailed tooth morphology in a durophagous ichthyosaur captured by 3D laser scanner 藻谷亮介 Furcula-like clavicles in the prosauropod dinosaur Massospondylus Tyrannosaurus rex from the upper Cretaceous (Maastrichtian) north horn formation of Utah: biogeographic and paleoecologic implications ほかにもいろいろあります(一部表示の目次に誤りあり) アブストラクトは誰でも読めます。SVP会員はPDFファイルをダウンロード できます。 |
The American Journal of Science 7.19.05 Ostrom Volumeオンラインでアクセスできます。こういうものは、 ちゃんとダウンロードしておくべきでしょう。 |
Acta Palaeontologica Polonica50(2) 6.08.05 いろいろあります。最古の多丘歯類の歯、ロシア産のオルニトケイ ルス上科翼竜の骨断片、ドイツ産のズンガリプテルス科翼竜、チェコ 産の恐竜(イグアノドン類)など、論文はダウンロードできます。 後日余裕があれば紹介します。 |
Palaeontologica Electronica vol.8 Issue1 5.22.05 いろいろありますが、とりあえず Malawisaurus dixeyi の記載をしています。
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地質学報英文版2005年2号 5.17.05 遼寧省の翼竜の記載2編、プシッタコサウルス科Hongshanosaurus の新標本 記載1編が掲載されています。 翼竜の1編目はオルニトケイルス科の新属新種 Boreopterus cuiae gen. et sp. nov. を記載しています。 もう1編はクテノカスマ科の新属新種 Liaoxipterus brachiyognathus gen. et sp. nov. を記載しています。 Hongshanosaurus houi の新標本は成体の頭蓋です。完模式標本は幼体でした いずれについても、後日もう少し詳しく紹介します |
Fethered Dinosaurs 4.20.05 Mark A. Norell and Xing Xu(徐星) Annual Review of Earth and Planetary Sciences Vol. 33: 277-299 遼寧省で発見された羽毛恐竜を紹介し、羽毛の起源を論考するレビューです。 本文のうしろに7点ほど化石等の写真が載っています。 |
Acta Zoologica Sinica 3.24.05 Volume 50, Issue 6 に、中生代の鳥類や鳥類の起源に関する論文が数編掲 載されています。 周忠和ほかで中国中生代鳥類のレビュー Larry D. MARTIN 鳥類の基盤的主竜類起源 Paul C. SERENO 恐竜としての鳥類 論文ダウンロードできます。 |
Tracking Dinosaur Originsのアブストラクト 3.17.05 3月14日から16日まで"Tracking Dinosaur Origins: The Triassic/Jurassic Terrestrial Transition" という表題で、開催されていました。 アブストラクトが公開されています。PDFファイルです。 |
GSA Today 2005年3月号 3.01.05 The Extinction of the Dinosaurs in North America. David E. Fastovsky and Peter M. Sheehan, 北米における恐竜絶滅は突然の瞬間的なものだった。その原因には、 小惑星衝突が最も一致するが、まだ議論は残っているという立場です。 論文ダウンロードできます。 |
Acta Palaeontologica Polonica 50 (1), 2005 2.15.05 ちょっと紹介に時間がたってしまいました。この号では恐竜関係3編 の論文があるのですが。論文はダウンロードできます。 ・パタゴニアの竜脚類胎児の骨学 ・ティラノサウルス科の咬耗面と琺瑯質の剥離 ・飛行しなくなった鳥としてよりも非鳥獣脚類としてのCaudipteryx |
Origin and Relationships of Dinosauria 11.28.04 The Dinosauria の7-19ページにあたる章。Michael J. Benton が 執筆した章ですが、彼のホームページでPDFファイルとして公開して います。参考にのぞいてみてください。4.2MBあります。 Reprints by Michael J. Benton |
福井県立恐竜博物館紀要3号 10.31.04 今回は「ボロン法による恐竜化石のクリーニング」が載っています。 |
Rugops primus 論文 6.09.04 こちらからダウンロードできます。PDFファイル。 補足資料は紹介済みです |
Revista del Museo Argentino de Ciencias Naturales 8.4.04 Vol.6 No.1 獣脚類の記載論文が2編載っているようです。 Unquillosaurus ceibali Powell, a giant maniraptoran (Dinosauria, Theropoda) from the Late Cretaceous of Argentina. Fernando E. NOVAS & Federico L. AGNOLIN アルゼンチン北西部サルタ州Los Blanquitos 層(Maastrichtian)産出の長さ 51cmの恥骨を、マニラプトラ類としてUnquillosaurus ceibali と記載していま す。 マニラプトラについては北村雄一さんのヒリヒリのページをごらんください Cretaceous theropods from India: A review of specimens described by Huene and Matley (1933) Fernando E. NOVAS, Federico L. AGNOLIN and Saswati BANDYOPADHYAY ヒューネらが70年前にインド中部Lameta層(Maastrichtian)の"Carnosaur bed"で発見し記載した数種の獣脚類について再検討し、それらがすべて アベリサウルス類にはいるとしています。 |
Acta Palaeontologica Polonica 49 (3), 2004 7.26.04 哺乳類関係の論文がわりと多いようです。 福井県勝山から産出した"相称歯類"の記載があります。論文ダウンロード できます。 New Early Cretaceous spalacotheriid “symmetrodont” mammal from Japan 鍔本武久, GUILLERMO W. ROUGIER, 伊左治鎮司, 真鍋真, and ANALIA M. FORASIEPI わからないまんまの紹介 |
AMERICAN MUSEUN NOVITATES 6.9.04 6月発行の論文がダウンロードできます。いずれもPDFファイルです。 A New Crocodyliform from Zos Canyon, Mongolia DIEGO POL AND MARK A. NORELL A Troodontid Dinosaur from Ukhaa Tolgod (Late Cretaceous Mongolia) MARK A. NORELL AND SUNNY H. HWANG New Avialan Remains and a Review of the Known Avifauna from the Late Cretaceous Nemegt Formation of Mongolia JULIA A. CLARKE AND MARK A. NORELL Ornithomimosaur Cranial Material from Ukhaa Tolgod (Omnogov, Mongolia) DANIEL T. KSEPKA AND MARK A. NORELL |
Acta Palaeontologica Polonica 48 (4), 2003 12.10.03 スペインで発見された、ヨーロッパ初のゴビコノドン科化石 A new gobiconodontid mammal from the Early Cretaceous of Spain and its palaeogeographic implications 基盤的主竜形類Osmolskina czatkowicensis gen. et sp. nov.記載 A basal archosauriform from the Early Triassic of Poland ほか、カエルなど。恐竜はありませんがいろいろです。 |
PLoS BIOLOGY 11.18.03 第2号が出ています。ブックレビューで、Luis M. Chiappe が A Field Trip to the Mesozoicと題して A Field Guide to Dinosaurs: The Essential Handbook for Travelers in the Mesozoicの 紹介をしています。ネイチャー編集長のヘンリー・ジーとイラストが、ルイ ス・レイ。読んでみたい気がします。 |
福井県立恐竜博物館紀要第2号 10.15.03 シンポジウム特集:環日本海地域における白亜系層序と国際対比 ―手取層群を中心として― アーカイブにおさめられました。 |
JVP Vol.22 No.4 は、恐竜関係の論文がいくつもあります。現在右腕が よく使えないので、ぼちぼちと紹介していきます。 |
京都大学理学部紀要 vol.59 No.1 12.22.02 手取層群と化石壁から産出した化石について掲載されています。 Stratigraphy of the late Mesozoic Tetori Group in the Hakusan Region, central Japan : an overview Nao Kusuhashi, Hiroshige Matsuoka, Hidetoshi Kamiya and Takeshi Setoguchi A clue to the Neocomian vertebrate fauna : initial results from the Kuwajima "Kaseki-kabe" (Tetori Group) in Shiramine, Ishikawa, central Japan Hiroshige Matsuoka, Nao Kusuhashi, Takahiro Takada and Takeshi Setoguchi |
Paleontology vol.46 no.6 12.10.02 この号、白峰の桑島化石壁から産出した竜脚類の歯について、以前 少し紹介しました。が、ほかにも興味深い論文がいくつかあります。 Jurassic soft-bottom oyster Crassostrea from Japan 小松ほか 同じく手取層群から産出したカキ化石Crassostrea tetoriensis 記載 The Rutland Cetiosaurus: the anatomy and relationships of a Middle Jurassic British sauropod dinosaur Upchurch P ほか 英ジュラ紀中期から産出したCetiosaurus oxoniensis ついて記載し、 その系統的位置づけを論じています。 Poekilopleuron bucklandii, the theropod dinosaur from the Middle Jurassic (Bathonian) of Normandy Allain R. ほか Poekilopleuron bucklandii の再記載。完模式標本は第二次大戦中 破壊されたが、パリ自然史博物館でキャストが発見されたので再記 載されたもの。ここでMegalosaurus との同義性が検討され、 Megalosaurusは疑問名とされています。これは模式標本歯骨のみに 制限されるべきとしています。 Chiniquodontid cynodonts: systematic and morphometric considerations Abdala F. ほか |
インドの恐竜再訪 10.21.03 Indian dinosaurs revisited Ashok Sahni CURRENT SCIENCE, VOL. 85, NO. 7, 10 OCTOBER 2003 インドの恐竜発見初期から現在の状況までまとめています。 PDFファイル |
PLoS Biology 10.19.03 The Public Library of Science が刊行する最初の専門誌。創刊。 趣旨はよく覚えていないのですが、商業誌に対抗してオープンアクセスにし ています。 |
Acta Palaeontologica Polonica 48 (3), 2003 9.29.03 この号は哺乳類が比較的多いです。爬虫類ではポーランド産の、 カンパニアンとマーストリヒシァンのモササウルスが載っています。 |