NPO法人 福井恐竜博物館 後援会
中国恐竜体験の旅(雲南省) 2004年8月20日〜24日(火
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 その次はお茶屋へ。市内に茶葉専門店が軒を連ねる市場がある。バスはその1軒の前で停まった。

雲南の茶はプーアル茶が有名だ。が、日本人にはあまりなじみがない。
店のおねえさんが、その入れ方を実演する。団茶(茶葉を固めたもの)を削り、器や急須を温め、一せん目は捨て、二せん目から注ぐ。私には面倒くさくてとても買う気にならない。李大建氏は、自家用にジャスミン茶を半年分購入。黒竜江省のお二人は土産用に大量に箱入りの茶を購入。お茶の入れ方を知らない日本人の大部分は、花茶などを買う。

 そして夕食。お別れパーティー。美食城とかいうレストラン。地元の中国人もたくさん入っていたので一応安心。

ここは少数民族の歌舞音曲を小舞台で見せる。何族かはわからないが、日本人は熱心に見る。イ族だろうかおねーさんたちの踊りとか、瓢箪に竹をさした笛の演奏とか、男性の歌は朗々と響く。皆、チベット人だと思い、「チベットの馬子唄を聴いた」と職場で言おうなどと言っている。ただし、チベット人の場合、片袖を脱ぐのが風習だが、彼らの服装は違う。謎の民族としておこう。

 ここで、董教授と同じテーブルだったので、再度チュアンジエサウルスについて尋ねてみた。わたしの英語力は話すほうも聞くほうもすっごーい低レベルなのだが。とりあえず、チュアンジエサウルスについて論文を出したのかどうか尋ねてみた。答えはストレートには返ってこなかったが、まだのようだ。まだディテールはよくわかっていないといっているよう。歯はないとか、まだ発掘はするとか言っている。雲南は冬も寒くないので発掘にはベストシーズンだそうだ。論文は書いたら送ろう。次の発掘に来るか?など言われた。

董教授自身は殆どビールも飲まず、愛想よく同席の日本人に杯をすすめている。こういう席が多いのだろうが、たいしたものだ。

 料理は最後に幾皿もの具を入れる、米の麺のうどんを食しておわり。この旅行を通じてデザートは出ない。女性・子供は甘いもの禁断症状がでている。そこで、ホテルに着いてから希望者はスーパーで買い物をした。

8月24日
 早起きしてチェックアウト。空港でお定まりの手続きと買い物をし、中国東方航空MU425便に搭乗。関空で解散。皆来年の再会を誓い合った。


プーアル茶の団茶を削るおねえさん


 少数民族の踊り


 米の麺のうどん