長谷川善和先生と行く
中国の恐竜・鳥化石探訪の旅
2002年4月27日(土)から5月3日(金)


 お昼はテレビ塔のレストラン。ここのマネージャーは自称60歳の
女性だが、45歳ほどにしか見えない。日本語が上手で、食事中料
理の説明をするかと思えば、楊枝入れ、灰皿、果ては紹興酒の燗
をつける錫の容器まで売る。
ちゃんと買ったおじさんが3名はいた。高いか安いか、それはこれ
から同じようなものが出てくればわかる。

 大連駅へ。上野駅を模して建設されたそうだが、ここも現在改修
中。裏口から出るのかと思う通路を通るとプラットホーム、半分は
穴が掘られ、もう片側には掘った土が積み上げられている。ここか
ら錦州までは列車。
14時10分から19時半まで車中の人。早速ビールを飲むもの、話を
する者、居眠りを始める者、さまざまである。

途中の風景は乾燥した畑地あり、レンガ積みの家々あり、それほ
ど変化はないが、さすが遼河地帯では用水路や池も現れた。

蟹江先生は大の鉄道ファン。機関車や列車の種類もよくご存知。
自分の側だけでなく、反対側もよく見張っては写真を撮っている。
ただし、中国では線路のあるところを撮るのは法律違反だそうだ。
見つかればフィルム没収ということもあると、徐さんはいう。

 錦州のホテルはどうしてもラマダよりは落ちる。部屋に冷蔵庫は
ない。冷えたビールが飲みたい金子氏(神流町の)は不満だ。私の
部屋の場合、風呂の排水がだめで、シャワーを使ったお湯が全然
ひかない。料理はまあまあ。翌朝は中国の家常菜のバイキング。
遼寧の料理は山東料理の系統という。塩味をつけたものが多いよ
うだ。真っ赤な立方体がある。もしやと思って一つ食べたら、まぎ
れもない紅豆腐だった。沖縄のものより赤く、塩味も濃いが紅豆腐
だ。夜の肴にちょうどいいのに・・・

このホテルの売店には化石が置いてある。殆どリコプテラだ。箱入
りで120元。2,000円あまりになる。発掘現場に行けばリコプテラな
ど捨ててある気がする。
しかし、屏風氏は、ここで買わないとあとで後悔することになると、
即座に買っていた。

大連駅前広場


車中の長谷川先生