金子隆一と行くアメリカ恐竜ツアー2003
12 ソルトレークシティの夜

 ソルトレークシティのホリディイン泊。市の中心、ダウンタウンから1kmほど南にある。ここではエキストラベッドが広げられない広さで部屋を変えてもらった。

 その夜は金子氏と二人でRED・ROCKSというブルワリーバーで飲んだ。12種類のビールが選べ、つまみもシーフードがおいしい。以前、ニュージーランドに行ったとき同じようなパブに入ったが、それを思い出した。

丸いテーブルに二、三人が座り、おしゃべりをさかなにビールを飲んでいる。酔うと、それが心地よいざわめきにかわる。モルモンの人は酒を飲まないそうだが、これだけ人が入っているのは"異教徒"が多いのか、戒律に緩やかな信徒もいるのか。

 余談である。バーに行く道々市街を見ると、どうも日本の県庁都市に雰囲気がよく似ている。ビルはあるのだが、そこそこの高さ。人通りはそれほど多くない。横断歩道の信号では、スズメとカッコウの鳴き声。

では、どの県だろうと話は進んだ。寺院が中心にあるし、山が周りにある。これは長野県だ。おまけにオリンピックをやったし、教育程度も高い!長野とソルトレークシティーは、案外いろいろな面で似たもの同士なのかもしれない。