金子隆一と行くアメリカ恐竜ツアー2003
6 シェル

 その晩は人口50人のシェルという町で泊まる。町かどうかは郵便局の有無で決まるそうだ。コテージ施設泊。目の前に黒松が生る丘陵が広がる。芝生に点在するコテージはすごい設備。ログキャビンなのだが、リビング、ベッドルーム、キッチン、シャワールームがある。キッチンの広さなど我が家の倍。20人分は洗える食器洗浄機や子豚1頭焼けるほどのオーブンがついている。これを見ると彼我の生活水準はまだまだ差があるとしか言いようが無い。

 晩飯は街道沿いのレストラン。それぞれ好みのステーキを頼む。私は金子氏にならい、フィレミニヨンの"ベリーレア"を頼む。地元ではこんな食べ方はないのか、厨房でベリーレアを繰り返す声が聞こえる。でてきたものは牛肉の土佐作りを思えばいい。

 ワインもしこたま飲み、ちょっと罪悪感のまざった、いい気分。このあたり日没は8時半頃なので、酔ってもまだ明るいからだ。 相変わらず二人部屋に三人なので、今日は林氏がソファーに横になる。もっとも夜中に横にある電話を使っていたのでそれでよかったのだろう。彼は案外親切で、デジカメからパソコンへの転送ケーブルを忘れた私に、メモリーカードのデータ転送用PCカードを貸してくれた。

コテージ。2階建て4室に分かれる。中の設備はすごい


シェルの日没


ワイオミングのナンバープレート
ロデオとデビルスピーク。州の観光CMになっている。