金子隆一と行くアメリカ恐竜ツアー2003

2 ランダーへ
 サンフランシスコでソルトレイクシティー行きに乗り継ぎ。 空港では、現地ガイドのダニエル・ヒルさんの出迎え。彼はモルモンの布教で、2年半日本に滞在したそうだ。好青年。アメリカ人としては小柄で、身長170cm程度に見える。 日本語が上手で、さむい冗談まで連発する。

 ホイールベースが3mはあろうかという大型バンに乗り、400km以上をひた走る。とにかく今日の宿までは遠いのだ。途中ウェンディーズで昼飯を食べたりトイレ休憩をとったりしながら。

 道々、ヒルさんがかなり詳しく道路際の崖の地層の説明をする。よほど詳しいのかと思うと、道端に○○フォーメーション、三畳紀などと標識が立っている。しかし、それにすべて金子氏は対応して答えている。氏の脳にはこのあたりのデータはすべてインプット済になっている。

 着くまでの周囲はセミデザート。どちらにいってもどこまで行っても地平線が見えるが、モンゴルとの違いは柵が続くこと。時たま地下水潅水による農業も行われている。モンゴルは草原を4000年維持してきたが、地下水潅水の農業は、200年以上維持できるのだろうか。なんて考えたり、うつらうつら寝たりしている。

 宿はこぎれいなモーテル。ランダーという町のベストウェスタンイン。部屋はツイン。エキストラベッドにあたってしまう。 金子氏が、ツアー費用を抑えるために、トリプルにできるところはしてもらうように要望したそうだ。だが、結果はツイン+エキストラベッド。部屋が狭くなり不便だ。

 もう夜9時過ぎ。ピザ屋でピザやサンドイッチを食べる。明日はもっと小さい町に泊まりそうだ。
途中で見た日没
途中で見た日没