研究の様子
研究は10時頃から始まりました。
この写真で右側の赤い縞模様の
シャツを着ているのが、ポール・
アップチャーチ。頚椎を手でなでな
がら、"anterior extends slightly"
という感じで形態を口述する。
それをポール・バレットがアップル
のノートパソコンで打つ。
一つの頚椎の形態を記述するの
に、20分ほどかかっています。
メジャーで寸法も測ります。
暗いところで調査しているように見
えるでしょうが、実際には普段より
照明も増やして行っています。
おかげで他の展示標本もよく見え
ました。手を使うのは、一つには純
骨の部分と補修した部分を確認す
るためだそうです。
背中を見せているのは冨田室長。
見学者の質問に答えて、
「アパトサウルスは7体の標本が
ある。7体で4種、1個体で1種を
代表するものが多い。この標本も
既知の種かもしれないが、新しい
種かもしれない。これから数年か
けて研究していく。」と、話していま
した。