東海化石研究会の牧口貴久さんから、同会が2001年4月30日から
5月5日に実施した、中国雲南省、ルーフェン(禄豊)・チェンジャン(澄
江)への民間学術交流の報告をいただきました。
日程はルーフォンの方が先だったそうです。
以下、それに沿って紹介いたします。

ドン(董枝明)教授の話では、ルーフォン(禄豊)の発掘は来年(2002)から
5年間掛けて本格的に行われるとのことです。

この産地は三畳紀末からジュラ紀にかけての地層で、境界がつながった
恐竜産地としてはアフリカとルーフォンしか見られない重要なポイントだと
言われておりました。

上ルーフォン層と下ルーフォン層に分かれているそうです。
(注:上禄豊層はジュラ紀中期、下禄豊層はジュラ紀前期)
現在発掘中の場所は、まだはっきりはいえないが、洪水などの突発的な
事件での急激な堆積環境が考えられるとのことでした。

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