iguanodon イグアノドン

イグアノドン

 恐竜研究史上、もっとも早くからその存在が学界に知られた恐竜の1つとして有名。イ
ギリスのサセックスにおいて、白亜紀前期(ヴァランジュ期〜バレーム期)の地層から発
見された歯、およびその他若干の要素にもとづき、1825年、ギデオン・マンテルにより記
載された。もっとも、よく知られているように、当初この動物は体長70メートルに及ぶ超大
型のイグアナ型動物、あるいは、四足歩行の鈍重なサイに似た草食爬虫類として復元さ
れ、現在の姿に落ち着いたのはずっと後の話である。この復元は、ベルギーのベルニサー
ル炭坑において多数発見されたI.ベルニサールテンシスの骨格にもとづくもので、通常彼
らはこの図のように四足歩行をしていた。体長6〜7メートル。                 
(「恐竜学最前線」学研より)


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