食べられたカード8.23.00
 中野美鹿さんがご主人の転勤で東京を去るというので、金子氏宅でお別れの
挨拶をと出かけました。モンゴル帰りでお金がなかったので、住友銀行渋谷支
店のATMで出金しようとしたところ・・・

 いつまでたっても出てこない。そのうち、「ただいまお取り扱いできません」と表
示され、止まってしまった。インターフォンで係員を呼び出してみる。呼び出し音
が何回か変わる。転送されているらしい   切れた。
再度呼び出し 呼び出し音が変わる。    出た。

状況を説明すると、向こうの女性はATMがどれか確認し、遠隔操作でカードを出
そうとした。動き出したかのように見えた、が、「ただいまお取り扱いできません」
に逆戻り。

時間はどんどんたっていく、中野さんは忙しく、金子氏宅に長時間いられないらしい。
インターフォンの向こうでは、人を派遣するのに、ここは無人ATMなので30分かかる
と言っている。冗談じゃない。渋谷支店のATMなら渋谷支店から行員が自転車で
駆けつければいいじゃないか。まだ5時台。皆残っているだろう!

気が気でないのに時間ばかり過ぎていく。この補償は?と尋ねると、「カードをお客
様に返すという保証ですか?」ととぼけた。待ち合わせの時間に間に合わない補償
と説明すると、上司とおぼしき男性がまた30分かかる説明をうだうだと始める。そん
なことより大至急だ!同じ説明を何度聞いてもしょうがない。

ほかのATMでは立ち替わり人が操作し、出ていく。その間立ちっぱなしでただ待つ。
やっと人が来た。行員でなく、警備会社の社員。裏にまわりATMの操作をする。10分
15分たっても出てこない。金子氏に2度目の電話を入れ、足止めを食らっている言い
訳をする。やっと出てきた!と思ったら、まだ取れない、どうしても取れなければメー
カーの技術者が来なければだめと言う。 えぇっ!?

警備員氏、再度挑戦。時間が流れる。6時を過ぎATMに人も来なくなった。

とうとう取れなかった。後日書き留めで送るという。しかし、預り証は出さなかった。
補償については、課長が挨拶に伺うという。さて、どうなることか・・・

カードを機械の中に残して不安を抱きつつ、金子氏宅へ急ぐ。

中野美鹿さんは帰ったあとだった。これから何年も会えないかもしれない。

さて、8月24日
待てど暮らせど何の連絡もない。一体カードは無事取り出せたのだろうか。
しびれをきらし、14:50分、渋谷支店に電話を入れてカードはどうなったか問い合わせる
と、最初は女性が出たのが、例によって男性にかわった。何も連絡がないが、一体どう
なったかと尋ねると、「至急送ってくださいとの連絡があったので、勤め先まで速達で送
りました。」という。窓口営業時間の終わりである3時近くになっても連絡をよこさなかった
事については、「申し訳ありませんでした。」

昨日、待ち合わせに間に合わず会えなかったこと、現金を下ろせず不自由している事に
ついても「申し訳ありませんでした」

カードを食べた原因については「手前どもの機会の整備が悪かったようで・・・」
こちらから言わない限り、まったくの他人事。自分の支店のATMで顧客に迷惑を今現在
もかけているという認識が全くない。

住友銀行を20年近く使っているが、今度の対応ではその信用もなくなる。今後のそちらの
対応を見守っていくと伝え、電話を切った。
カードはちゃんと届くのだろうか

8月25日
11時半頃、速達が届いた。カードは結構ボロボロになっている。「ご迷惑をかけ申し訳あり
ませんでした。」という趣旨の便箋が1枚。これでおろせるだろうかと心配ながら、新宿支
店のATMでおろしてみる。無事おろせた。