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<猿人>600万年前に二足歩行 骨のCT分析で判明 9.03.04
 External and Internal Morphology of the BAR 1002'00 Orrorin tugenensis Femur
 K. Galik, B. Senut, M. Pickford, D. Gommery, J. Treil, A. J. Kuperavage, R. B. Eckhardt
 Science, Vol 305, Issue 5689, 1450-1453 , 3 September 2004

 ケニア TugenHillsのLukeino層からはOrrorin tugenensis の化石が20個
 産出しているそうです。この研究では3個ある大腿骨近位のうち完全に残っ
 ているBAR 1002'00 をCTスキャンして股関節につながるくびれた部分の内部
 構造を調べました。

 その結果、骨の表層部は上側の方が下側より著しく薄くなっていることが判
 明しました。これはほぼ同サイズで樹上生活するチンパンジーなどとは異な
 り、直立二足歩行する人類と同じ構造であり2足歩行する証拠だとしていま
 す。骨のほかの部分の形状も、類人猿よりは人類に近かったそうです。

 ヤフーニュース(毎日)
 CNN MSNBC ニューサイエンティスト 
 ペンシルバニア州立大ニュース 同写真