化石のクオリティと恐竜の命名 9.18.08
ブリストル大ニュース
Benton, M.J. 2008.
Fossil quality and naming dinosaurs. Biol. Lett.
doi:10.1098/rsbl.2008.0402 Reprints by Michael J. Benton からダウンロードできます。
これまでに命名された恐竜のうちどの位有効なのでしょう?
ブリストル大学のマイケル・ベントンは、1824年から2004年まで記載された1,047種の恐竜
について、その完模式標本のクオリティを評価しました。(ただし、論文中に1,047という
数は出ていません。Benton (2008)では1401種中726種(51.8%)が有効でないとしています)
最近の研究では新種記載のエラー率は、約50%ですが、1950年代までは記載が断片的な
標本によっていたものが多かったのに対し、1960年代以降はより完全な骨格に基づいて
記載されているため、無効名になる率は下がっているそうです。