戻る

白亜紀後期パタゴニアからティタノサウリア類竜脚類 9.11.07
  JORGE O. CALVO, JUAN D. PORFIRI, BERNARDO J. GONZALEZ-RIGA and ALEXANDER W.A. KELLNER
  A new Cretaceous terrestrial ecosystem from Gondwana with the description of a new
  sauropod dinosaur
  Anais da Academia Brasileira de Ciencias (2007) 79(3): 529-541 PDF

  アルゼンチン、ネウケン州パタゴニア北部Barreales湖北岸の上部白亜系(チューロニアン-
 コニアシアン)ネウケン層群Portezuelo層から産出した、当時の陸生生態系を保存する様々
 な化石の中で、最も完全な巨大恐竜を記載しています。

 ティタノサウリア類の下に新分類群Lognkosauriaを設立しています。
 Lognko は先住民マプチェ族の言葉で長を意味します。"トカゲの長"とでもなるでしょうか。
 Mendozasaurus neguyelap と本論文で記載のFutalognkosaurus dukei 及びその子孫の直
 近の共通祖先として系統的に定義されます。

 Futalognkosaurus dukei
 属名はマプチェ語でFutaは巨大な、lognko は長 巨大な長の竜ということでしょう。
 種小名は2002年から2003年にかけて行われたこの発掘を支援したDuke Energy Argentina
 Company に献名。

 推定体長は32から34mに達するそうです。