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アルゼンチン、パタゴニア南部で最大級のティタノサウルス類記載 7.30.06
  ナショナルジオグラフィック 20minutos
  Museo Argentino de Ciencias Naturales
  (特別展PUERTASAURUS REUILI案内ページ右隅 PRENSAの下にプレスキット5.2MBのリンクあり)
 体長35-40m、体重80-100tと推定される、最大級の恐竜です。2001年に発掘されたそう
 です。
  Puertasaurus reuili と命名されています。

 論文
 Giant titanosaur (Dinosauria, Sauropoda) from the Late Cretaceous of Patagonia
 Fernando E.. NOVAS, Leonardo SALGADO, Norge CALVO & Federico AGNOLIN
 Rev. Mus. Argentino Cienc. Nat., n. s. 7(1):37-41, 2005

 アブストラクトほにゃ訳
 我々は南西パタゴニアのマーストリヒシァン層産出の新しいティタノサウルス類分類群、
Puertasaurus reuiligen. et sp. nov. の発見を報告する。4個の脊椎骨が採集された(いわく
 第9頚椎、第2胴椎および2個の中位尾椎)。この新形態は他の特徴の中でも、頚椎骨の膨
 大した神経棘及び極端に短い第2胴椎により分類される。Puertasaurus は、これまで知ら
 れる恐竜の中でも最大であり、第2胴椎の幅は168cmある(高さは106cm)。これは巨大ティ
 タノサウルス類で頚椎が報告された最初の例であり、新竜脚類恐竜の頚部解剖学につい
 て新しい洞察を与えるものである。

 Titanosauriformes
  Titanosauria
   Titanosauridae(本論文では有効な分類群としています)
    Puertasaurus reuili gen. et sp. nov.

 属名及び種小名:標本を発見した、Pablo Peuta 及びSantiago Ruil に献名
 完模式標本:MPM(Museo Padre Molina, Rio Gallegos, Santa Crutz) 10002
         4つの関節しない脊椎骨で構成され、1個の頚椎骨の大部分、完全な第2胴椎
         骨及び2個の尾椎椎体が含まれる。
 産地と層準:アルゼンチン、サンタクルズ州、La Leona, Cerro Los Hornos
         Pari Aike層 前期マーストリヒシァン
 分類基準:Puertasaurus reuiligen は以下の特徴の組合せにより分類される:巨大なサイズ;
        頚椎の神経棘はかなり膨大し、椎体より横位で幅広く、強度に背外側リッジを
        生じている;尾椎は棘前関節薄層が横位に厚く背腹側に深い;頭側胴椎は他の
        竜脚類のそれよりも極端に短い(例えば、椎体幅/椎体長:他の全てのティタノ
        サウルス形類で1だが、この比が1未満)。