中国遼寧省西部下部白亜系産出のHuaxiapterus の新種 7.12.06
A New Species of Huaxiapterus (Pterosauria: Pterodactyloidea) from the Lower Cretaceous of
Western Lianoning, china with Comments on the Systematics of Tapejarid
Pterosaurs
LU Junchang(呂君昌), JIN Xingsheng(金幸生) , David M.UNWIN, ZHAO Lijun, AZUMA
Youichi(東洋一) and JI Qiang(季強)
ACTA GEOLOGICA SINICA(地質学報英文版) vol.80 No.3 pp.315-326
Huaxiapterus jiiは2005年に呂君昌らにより記載されたタペジャラ科の新属新種です。今回、呂ら
により、同属の新種が記載されました。
Huaxiapterus corollatus sp. nov. 種小名はラテン語、冠 頭蓋の稜の形から。
標本は朝陽の農民から購入したものですが、化石の状態から九仏堂層から産出したことが示されるそ
うです。
完模式標本:ZMNH(浙江自然史博物館) M8131殆ど完全な頭蓋および体骨格。
分類基準:以下の特徴をもつHuaxiapterus 。独特な斧形の突起が頭部の稜にある。その突起は鼻前眼
窩窓の前縁と同レベルに位置し、前胴側 に伸びている。その短い軸椎は鼻前眼窩窓の前胴側縁に対
し垂直になっている。
また、タペジャラ科については、Tapejara, Sinopterus 及び Huaxiapterus の3属のみに限定する
よう提案しています。