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アルゼンチン、パタゴニア、ネウケン、Lohan Cura 層(下部白亜系 アプティアン)産の
 新しいティタノサウルス類、Ligabuesaurus leanzai gen. et sp. nov. 5.12.06
 Ligabuesaurus leanzai gen. et sp. nov. (Dinosauria, Sauropoda), a new titanosaur
 from the Lohan Cura Formation (Aptian, Lower Cretaceous) of Neuquén, Patagonia, Argentina
 José F. Bonaparte, Bernardo J. González Riga and Sebastián Apesteguía
 Cretaceous Research  Article in Press, doi:10.1016/j.cretres.2005.07.004

 アブストラクトほにゃ訳
 Ligabuesaurus leanzai gen. et sp. nov.は、アルゼンチン、パタゴニア北部、ネウケン盆地の下部白亜系
 から産出した新しいティタノサウルス類(竜盤類、竜脚類)である。化石残存物は、Lohan Cura層上部か
 ら発見されたが、その年代はアプティアン後期からアルビアンとみなされている。残存物には、10本の
 歯がついた、不完全な上顎骨、6個の頚椎及び胴椎骨、および幾つかの関連する肢帯と肢骨が含ま
 れる。
 Ligabuesaurus は、以下により特徴づけられる:(1)後位頚椎骨及び前位胴椎骨に薄層及び前後方向
 に圧縮した神経棘があり、それらは菱形の形状をし、椎体より幅広い;(2)後位頚椎骨の棘前関節薄
 層は二組に分岐している:内側の薄層は互いに接触し神経棘端に向かっている;(3)後位頚椎骨及び
 前位胴椎骨の背腹側に退縮した神経弓根;及び(4)後位頚椎骨及び前位胴椎骨の未発達の前棘薄層。
 予備的系統解析では、Ligabuesaurus は基盤的ティタノサウルス類であることが示唆される。上腕骨
 対大腿骨比が0.9である、比較的長い前肢の発達から、この状態がブラキオサウルス科だけに見ら
 れる適応ではないことが示される。

 Titanosauria Bonaparte and Coria, 1993
 Ligabuesaurus leanzai gen. et sp. nov.
 属名は、イタリアの古生物学者で記載者の友人であるGiancarlo Ligabueに献名+saurus
 種小名は、地質-古生物学者で記載者の同僚・友人であるHéctor Leanzaに献名。

 完模式標本:MCF-PHV-233 一個体に属する以下の関連する材料:10本の歯がある不完全な上顎
 骨、6個の頚椎骨及び胴椎骨、不完全な肋骨、左右肩甲骨、左上腕骨及び右上腕骨の近位部及び
 遠位部、4個の左中手骨及び、不完全な大腿骨、脛骨、腓骨、距骨、5個の中足骨及び趾骨により構
 成される右後肢。

 産地と層準:Lohan Cura層上部、アプティアン後期からアルビアン
       ネウケン州 Picu´n Leufuの北西10kmCerro Leo´n

 分類基準:以下により特徴づけられる(アブストラクト(1)から(4)に同じ)大型竜脚類。