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マーストリヒト期後期のマントルプルームによる火山活動:
 衝突と大量絶滅との関係 11.06.04
 Biotic effects of late Maastrichtian mantle plume volcanism:
 implications for impacts and mass extinctions
 Gerta Keller
 Lithos Article in Press

 アブストラクトほにゃ訳
  マーストリヒト期後期の間、インド洋Ninetyeast海嶺にあるDSDP Site 216は
 火山活動を誘発するマントルプルームの上を移動中で、海面に達する島をつくる
 とともに、プランクトンおよび底生有孔虫に壊滅的な環境状態をつくりだした。
 生物に対する影響は、全底生有孔虫およびプランクトン種の矮小化、種の多様性
 の90%減少、生態系で特殊化したものの全排除、生態系で一般にあるものも殆ど
 不在および低いO2許容性がある種である災害日和見主義者Guembelitria が支配
 的になるということを含む、厳しいものだった。
 このような動物相の特徴は、DSDP Site 216が移動してマントルプルームによる
 火山活動の影響を脱してその動物相が回復したのがK-T境界の50万年前であるこ
 とを除けば、K-T境界の大量絶滅と同じである。
 同様の生物的効果は、マダガスカル、イスラエル、およびエジプトで観測された。
 Ninetyeast海嶺におけるマントルプルームによる火山活動と生物的効果の直接的
 相関関係および、一般に大規模衝突に起因するとされている、K−T大量絶滅との
 類似性から、衝突と火山活動は同様な環境カタストロフィーを引き起こすことが
 明らかになる。
 このことから必然的に疑問がおこる:大量絶滅は衝突によって引き起こされたの
 か、それともマントルプルーム火山活動のためだったのか。激しい火山活動と高
 ストレス化石群集の間の明瞭な相関関係は、現在の衝突と大量絶滅理論の再検討
 を必要とする。
 参考:The CHICXULUB Debate