恐竜化石記録の編纂と分析 2.14.04
ワシントン大ニュース
2003年11月に開催された米地質学会総会で発表になった研究の紹介です。
ワシントン大地球惑星科学科の院生Julia Heathcoteの研究。
彼女は現在ある恐竜全体の化石記録データを綿密に調査分析し、その質と
化石記録との適合について、初めて定量分析を行いました。恐竜全体につい
て研究されている2つの出版された研究を用いて、科などのクレードに加え
250以上の属について調べたそうです。結果は、既存のデータは全体の半分
あるいは2/3程度完全または質が高いとされています。これまで考えられて
いたより高度に適合しているのだそうです。ただ、恐竜の中の系統により、
高度に適合しているものもあれば貧弱なものもあるそうです。
この研究によれば、まだ未発見の属が最大500もあるといいます。しろーと
としては、未発見の属がまだまだあることはうれしいですね。