恐竜と初期鳥類の呼吸と繁殖の古生理学 7.09.03
Respiratory and Reproductive Paleophysiology of Dinosaurs
and Early Birds
John A. Ruben, Terry D. Jones, and Nicholas R. Geist
Physiological and Biochemical Zoology 76(2):141-164. 2003.
新研究というよりは、彼らの研究のレビューのようです。
アブストラクトほにゃ訳
恐竜と鳥類はその多様性と永続性においてもっとも成功した陸生
脊椎動物であった/ある。あいにく、恐竜と最初期鳥類の生態の、
多くの局面を解釈すると、それらが化石からしか知られていないの
で、あなどりがたい挑戦が提示される。それにもかかわらず、現生
爬虫類、鳥類および哺乳類で専門化している機能が原因となって
つながる共有解剖構造の識別により、これらの分類群の属性を推
論することができる。このような研究から、恐竜と初期鳥類は恒温
性であったようにみえるが、これらの動物における鼻甲介の欠如
が、それらが休息や通常の活動中に爬虫類様の(外温性)新陳代
謝率だったらしいことを示す。それにもかかわらず、高い活動期間
にあるいくつかの現生爬虫類の新陳代謝能力が与えられる場合、
初期鳥類はおそらく力飛行ができただろう。例えば獣脚類恐竜に
好気性新陳代謝能力と、いくつかの大型現生熱帯トカゲ(例えば、
Varanus)のものに同等な習性があったならば、 重要な行動域を
維持して活発に大型の犠牲者を追い殺しただろう。さらにこの活
動的シナリオは、外温性であっても、獣脚類恐竜がワニのような
このグループの横隔膜呼吸を利用したらしいことにより補強された
ようにみえる。最後に、それらの巣の内に頑固に埋めることおよび
転卵の明らかな欠如からは恐竜のひとかえりの孵化は鳥類よりも
爬虫類のようだたことを示唆する。これまでの示唆と相容れないが
ある恐竜の幼体が孵化時に無力で晩成性だったかもしれないとい
う確実な証拠はわずかしかない。