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熊本県御船層群からテリジノサウルス類歯化石 6.23.02
  22日のポスターセッションで御船町恐竜博物館の池上直樹学芸員が発表したも
 のです。約9千万年前の御船層群から産出。歯冠先端は破損していますが、その
 他の部分は歯根部まで残っています。
 小歯(歯の縁のギザギザ)が一般の獣脚類より荒いが、テリジノサウルス類の中で
 は細かい、また歯の縁に対し、小歯が垂直であるなどの特徴があります。
 歯1本でも、日本にテリジノサウルス類が生息していたことの証拠になりますし、当
 時の東アジアの生物分布を探るために意義ある化石です。
 熊本日日新聞 ヤフーニュース(読売)