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米地質学会ロッキーマウンテンセクションミーティングから 5.08.02
  5月7日から9日までユタ州南ユタ大で開催されています。そこでの恐竜関係
 発表がいくつか紹介されています。

 ユタ州KANE郡上部白亜系熱帯頁岩からテリジノサウルス科恐竜の発見発掘
 David D. Gillette(北アリゾナ博物館)ほか
 同博物館では熱帯性頁岩海成層で、他に陸地性のものはないが、そこからテ
 リジノサウルス類の部分的な骨格を発見したそうです。化石は手のほとんどを
 含む1つの前肢、完全な骨盤、部分的な足を含む両後肢、胴椎、完全な仙骨、
 仙椎骨および尾椎骨から成るが、頭蓋骨および頚骨椎の要素は発見されてい
 ないとのこと。
 年代は海洋性堆積物からチューロニアンとされています。少なくとも3本の特大
 末節骨からテリジノサウルス類とされるが、その分類上の位置は明確にはされ
 ていません。昨年Kirklandらにより記載された Nothronychus mckinleyi に関
 連づけられるが、地質的年代が100万年以上異なるので仮に同属であったとし
 ても別種だろうとしています。今後の研究がまたれます。
 アブストラクト
 
 ほかにもいくつか紹介されています。
 ユーレカアラート

 なお、プログラムスケジュールの検索にdinosaurを入れると、13ほどひっかか
 りました。
"Turkey Dino" Found in Ancient Sea 5.13.02
  ディスカバリーオンラインです。先日紹介した、ユタで発見されたテリジノサウ
 ルスについて。末節骨の写真があります。