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The Beaks of ostrich Dinosaurs 8.30.01
  ネイチャー8月30日号掲載ブリーフコミュニケーション
  MARK A. NORELL, PETER J. MAKOVICKY & PHILIP J. CURRIE
  研究者たちは2種のダチョウ恐竜のくちばしとその軟組織について報告して
 います。1種はカナダ・アルバータ州の恐竜州立公園で発見されたもので
 Ornithomimus edmontonicus もう1種はモンゴルのネメグト盆地ツァガーン・
 クシュで発見されたもので、Gallimimus bullatus の亜成体です。
 両者とも頭部の保存が非常によく、くちばし部には骨の外側を覆うケラチン
 質が残っていました。そこには直径0.5mm、長さ5.6mmまでの櫛状の構造が
 見られます。
 このことから、これらオルニトミムス類はガンカモ類のように水中の植物、淡
 水産軟体動物、貝エビなどを漉して食物にしていたことが示唆されるとともに
 その生息環境も水辺であったことが示唆されます。オルニトミムス類の化石
 が湿潤な古環境の層から産出することとも一致します。
 MSNBCニュース CNNニュース ABCニュース ナショナルジオグラフィック
 ニューサイエンティスト ユーレカアラート
 参考:富山市文化センター今月の話題No.224