米ワイオミング州でT-REX化石発掘。皮膚印象は?7.23.01
  The Rapid City Journal によると、ポール・セレノらはワイオミング州のLance
 Creek Fossil Area で若いT-REXあるいは小型のティラノサウルス類の化石を
 発掘したそうです。同州とサウスダコタ・ネブラスカ州境の交わる地点近くの
 U.S. Bureau of Land Management land から産出した化石は、かなり大きい岩
 塊で4個もしかするともう1個、120から150cm程度、最小のもので60cm程度
 ということです。

 この地域からは以前にミイラ化化石がでたことがあるのですが、セレノらは、
 ミイラでないにしても、この化石から皮膚印象がでてくることを期待しています。
 化石は砂岩に覆われているのですが、胸郭は損なわれず、違うタイプの砂岩
 が胸郭の反対側に見えるそうです。この両者の境界線は化石の中に落ち込ま
 ず、遺骸が腐ったりする前に覆われたことを示唆するとしています。

 記事の書き方では、ダウンのような羽毛を期待しているそうですが、一方では
 見つかったとして、これが成体なのか子供なのかによってT-REXが羽毛をもっ
 ていた場合、子供のうちだけ生えていたのか、成体でも保持していたのかとい
 う問題が出てきます。
  シカゴサンタイムス
 参考:ヤフーニュースProject Exploration で化石化した松の実発見
     Project Exploration