モンゴル・ウカートルゴッド上部白亜系ジャドクタ層から2つの新し
いオヴィラプトル科 7.12.01
JVP2001年2号
Two new oviraptorids (Theropoda: Oviraptorosauria), Upper Cretaceous Djadokhta
Formation, Ukhaa Tolgod, Mongolia.
JAMES M. CLARK, MARK A. NORELL, RINCHEN BARSBOLD
というRAPID COMMUNICATION があるそうです。
残念ながらウェブ上ではアブストラクトは用意されていません。DinosaurMLで
概要はある程度紹介されています。
2000年SVP総会のアブストラクトによると、1つめは胎児骨格、巣の上の2体
の成体骨格及び非常によく保存された頭蓋骨で、巣に座っている状態。もう
1つは、殆ど完全な骨格で、コンコラプトルにてても似ているが、癒合した鼻
骨などの違いがあり、第三中足骨が近位に退縮している点は他のすべての
オヴィラプトル科と異なる・・・云々。
DinosaurMLによると、Citipati osmolskae と Khaan mckennae と命名され
ているそうです。Citipati は火葬の薪の支配者という意味で、チベット仏教の
伝説からとられたようです。Khaan の方はいうまでもなくモンゴルのカーンで
すね。種名については、両方ともラテン語の格語尾が違っていると、オルシェ
フスキーが文句つけています。