米ニューメキシコから2種の獣脚類新発見6.19.01
先日、ディスカバリーチャンネルが6月に2種の新しい恐竜を発表する
と、お知らせしました。1億5百万年前から7千5百万年前にわたる白亜
紀ギャップからの発見ということでした。(5月30日付)
このニュースがそのことのようです。発見地はニューメキシコ州とアリゾ
ナ州の境界にあるズニ盆地。白亜紀9千1百万年前頃だそうです。当時
サンダンス海の海岸から数マイルのところ。
Nothronychus 北米で初めて発見されたテリジノサウルス類です。
ナマケモノのような爪という意味だそうです。爪は長さ10cm。全骨格の
40-50%が発見されています。体重1tに達し体長4.5-6m体高3-3.6mに
達したとKirklandは述べています。羽毛印象は残されていませんでした
が、アジア産のテリジノサウルス類から発見されていることから、これも
綿毛のような羽毛に覆われていたと推測しています。
もう1種の獣脚類は、比較的小型のコエルロサウルス類だそうです。ド
ロマエオサウルスやオヴィラプトルと同様という表現をされています。
体長2.1m以上体高90cmほど。2個体から全骨格の40-60%が発見され
ているそうです。白亜紀のコヨーテといわれています。これからも羽毛
印象は残っていませんが、アジアの同類には残っていることから、まと
まりのない(?)羽毛が頭の周囲、背、前肢の後方、後肢にあったに違い
ないと、ズニ盆地発掘プロジェクトのディレクター・Wolfeは述べています。
ディスカバリーオンラインニュース BBCニュース
ヤフーニュース(ロイター) ヤフーニュース写真 CNNニュース
MSNBCニュース(TV番組の一部画像をWindowsメディアプレーヤーで)
参考:Dinosaur
Interplanetary Gazette( When Dinosaurs Roamed America -
2001)
When Dinos Roamed America
ズニケラトプスの位置付けに関してDinosaurML