Longipteryx chaoyangensis 5.27.01
  5月21日付でお知らせした記事の再掲になります。
  朝陽長翼鳥はLongipteryx chaoyangensis gen. et sp. nov. と命名され
 ています。
  Chinese Science Bullteinで論文発表されたようです。アブストラクトは
 ほぼ既報のとおり。
 しかし、そのカバー掲載の化石写真を見ると驚かせられます。骨格を見る
 と十分骨化し成体に見えるのですが、羽毛はまるでシノサウロプテリクス
 のような原始的なものにも見えるのです。これは単なる写真の印象なので
 しょうか?

 参考:5月21日付紹介再掲(一部改正)
  追記:1月31日付の中国恐竜網では、朝陽長翼鳥という新属の鳥を報じ
 ています。これは朝陽市郊外の上河首化石点で発見されたもの。1.1億年
 前白亜紀前期。九仏堂層。IVPPの張福成、周忠和、侯連海と遼寧省考古
 研究所の顧正(正の上に目を横にした字)が発表した論文で命名されたそうです。
 
 既知のエナンティオルニス類とかなり異なることから、Longipterygiformes
 (長翼鳥目)が新設されています。
  エナンティオルニス類の新属新種で胸郭はがっしりしていて、筋肉は発
 達し呼吸能力も発達していた、翼も発達し、飛行能力も比較的強かった。
 嘴は長く水中捕食に適応していた。後肢の4本の中足骨の滑車が同一
 平面上にあり、拇趾と第3趾は向かい合って握る能力があり、樹上生活に
 適応していた。

 肋骨に鉤状突起があり、前肢は後肢より長く、第四中足骨は他の中足骨
 より長い。
 既知のエナンティオルニス類とは異なった新しい生態適応類型であり、
 おそらく白亜紀前期以前に起源をもち、この鳥類群は生態分化と輻射を
 拡大していたとあります。
 朝陽長翼鳥紹介(内容は記事と同じ)

 5月19日付で紹介した馬氏燕鳥、葛氏義県鳥については、
 科学通報2001年3月号で周忠和、張福成が発表しています。
 「遼西早白亜世今鳥亜綱両新属與現生鳥類的起源」アブストラクト
 馬氏燕鳥は、Yanornis martini gen. et sp. nov.
 葛氏義県鳥は、Yixianornis grabaui gen. et sp. nov.
 表紙に馬氏燕鳥の化石写真があります。