中国遼寧省西部で新種鳥類化石2種発見5.19.01 5.21追記
2種とも九仏堂層約1.1億年前のもので、馬氏燕鳥、葛氏義県鳥と名づけ
られたそうです。両者とも比較的小さく、顎には歯があり、翼には爪がある
と伝えています。飛行能力が強く、現生鳥類の起源を探るために重要な化
石だそうです。
中国恐竜網
追記:1月31日付の中国恐竜網では、朝陽長翼鳥という新属の鳥を報じ
ています。これは朝陽市郊外の上河首化石点で発見されたもの。1.1億年
前白亜紀前期。IVPPの張福成、周忠和、侯連海と遼寧省考古研究所の
顧正(正の上に目を横にした字)が発表した論文で命名されたとあります。
Longipteryx chaoyangensis gen. et sp. nov.
エナンティオルニス類の新属新種で胸郭はがっしりしていて、筋肉は発
達し呼吸能力も発達していた、翼も発達し、飛行能力も比較的強かった。
嘴は長く水中捕食に適応していた。後肢の4本の中足骨の滑車が同一
平面上にあり、拇趾と他の3趾は向かい合って握る能力があることから、
樹上生活に適応していた。
肋骨に鉤状突起があり、前肢は後肢より長く、第四中足骨(蹠骨)は他の
中足骨より長い。
既知のエナンティオルニス類とは異なった新しい生態適応類型であり、
白亜紀前期に既に出現していて、この鳥類群は生態分化と輻射を拡大し
ていたとあります。
※漢字を類推した文章ですからね!
さて、ちゃんとした学名と論文記載誌はどこなのでしょう。
朝陽長翼鳥紹介(内容は記事と同じ)
Chinese Science Bulltein