フクイラプトル記載 12.12.00
  A new carnosaur (Dinosauria: Theropoda) from the Lower Cretaceous
  of Japan
  Canadian Journal of Earth Sciences 37 (12): 1735-1753
  東洋一 Philip J. Currie
  福井県立恐竜博物館で、「ジュラ紀のアロサウルスや白亜紀のドロマエオ
 サウルス類の特徴を持って」いると説明文のついた獣脚類の骨格を見た方も
 大勢いらっしゃるでしょう。
  この獣脚類の記載論文が発表されました。新属新種で
 Fukuiraptor kitadaniensis と命名されています。
 アブストラクトほにゃ訳
 日本福井県の下部白亜系層群(アルビアン)、北谷発掘現場から産出した結合
 した骨格から、カルノサウルス類(恐竜:獣脚類)の新属新種が判明した。
 亜成体標本は、それは4.2mの体長があるが、良好に保存された、頭骨、脊椎
 骨、前肢、後肢を含む。
 前足は比較的大きく、強く湾曲した鋭い爪により武装されている。このことから、
 活動的な捕食者であったことが示唆される。
 系統分析から、これは基盤的なアロサウルス類であることが導かれる。
 オーストラリアで産出した距骨の主がもっとも近縁種かもしれない。

福井県立恐竜博物館、フクイラプトルを発表12.20.00
  19日に記載論文の掲載を発表したそうです。
  共同通信社