米、モンタナで羽毛ラプトル発見??1.24.00
モンタナ州西部にミズーラという町があります。多分そこで発行され
ている新聞なのでしょう、Missoulianというサイトに載っている記事です。
Linster一家が驚異的な恐竜化石を発見したというのです。この一家、
どうも化石発掘を専業にしているようです。Cliff と Sandyの夫婦と7人
の子供達でエッグマウンテン山ろくの牧場の発掘サイトで作業を続け
ていたそうです。地層はツーメディシン累層。白亜紀後期です。
記事によると、彼らは6千5百万年前の殆ど完全な頭骨と75%揃った
体の骨があるアルバートサウルスの化石を発見したそうです。さらに、
カモノハシ竜と羽毛ラプトルを発見したというのです。
それは、フロリダにある、先日紹介したグレイヴス考古・自然史博物館
に展示されるそうです。なぜ全く違う地域の博物館に展示されるのか?
それはLinster一家がこの化石を篤志家の大金持ちに売ったからです。
この大金持ちがフロリダ博物館に寄付したということのようです。
なぜか、ロバート・バッカーもこの博物館のキュレーターになっているよ
うです。彼は、「人々が恐竜について読む限り、Linster一家とこの標本
について読むことになるだろう、それはもちろん永遠にということさ」と、
言っています。
では、お膝元のロッキーには何も残らないのかというと、この一家、キャ
ストをロッキー博物館に残しています。
新しいアルバートサウルス標本は、ティラノサウルス科のチーターとも
いえる、ほっそりした体形だそうです。これらの標本についての発表は
4月7、8日の恐竜とトリの進化に関するシンポジウムでなされるそうで
す。
なお、DinosaurMLでのやりとりでは、あまりこのニュースを信じていな
いようです。ニュースは潤色されているのでないかというのです。
4月のシンポジウムであきらかになるでしょう。
DinosaurML
Missoulian