福井県でドロマエオサウルス科とみられる幼体化石発見6.24.98追記
水上さんのメールからです(勝手に転載)。
福井県立博物館は、ドロマエオサウルスとみられる幼体の化石が、
勝山市北谷町(約1億2,000万年前の白亜紀前期の地層)で見つかっ
た、と発表しました。 読売新聞ニュース。
恐竜の楽園でも紹介していますが、他のニュースをまとめると、発見
された恐竜化石は全部で約600点で、ドロマエオサウルスの化石は計
8点(左右の上腕骨4個と左右の大たい骨4個)。
一昨年の発掘調査で見つかった成体の大たい骨(同20cm)の化石か
ら、成体の全長は約4.2メートルとされていることなどから、子どもは全長
約2.5メートル、約1.7メートル、約1メートルの3頭とみられています。
化石が狭い範囲に集中して見つかったことや骨の形状などから、共同
研究者であるロイヤル・ティレル古生物博物館のフィリップ・カリー博
士は、3頭は同じ種の恐竜と判断したとのこと。
世代の異なる恐竜の化石が同じ場所で一度に発掘されたのは国内では
初めてで、世界的にも約20年前に米国・モンタナ州でマイアサウラの卵や
幼体などの化石が発見された程度。
今後の調査で国内初の恐竜の営巣地を発見できるかもしれない、とは
関係者の話です。
共同通信社の記事・写真検索で恐竜をキーワードに写真検索すると、この
化石の写真が出てきます。
毎日新聞アウロスにもニュースが入りました。6.24.98追記
その後の研究により、アロサウルス上科に属するフクイラプトルとして記載
されたことはご承知のとおりです。2004.02.07追記