ナショナルジオグラフィックマガジン7月号6.23.98追記。
Dinosaurs Take Wingと題して、中国で新たに発見された
Caudipteryxという恐竜・鳥について紹介されているそうです。
まだ書店には出ていないようですが。
これについて、6月25日付のネイチャーで発表されるそうで
す。Ji Qiang, Ji Shuan, フィリップ・カリーとマーク・ノレルの
共同執筆です。また標本2体も同協会の博物館で6月24
日から7月26日まで展示されます。
このことについてナショナルジオグラフィックのプレスリリース
(復元画像がQTVRで360°回転して見られます)
ここから先は小山さんのメールから転載です。6.23.98
・この化石の写真を見た人は、オヴィラプトル科の恐竜に似て
いる、とか、いや、むしろアヴィミムスに似ているように思う、だ
とか、いろいろ勝手にコメントしています。いずれにしても、マニ
ラプトル類のAvialaeか、それにかなり近そうなものである雰囲気
が伝わってきますね。
この化石もまた例の中国遼寧省のYixian類層から発見されてます
(シノサウロプテリクスや孔子鳥などが発見されている。なんとホット
な古生物学スポットなんだろう!)。
・化石は2体分見つかっている。明瞭な羽根の痕が残っている。 補足
しますと、これは同じ恐竜の化石が2体分、という意味ではなくて、2
種の新種恐竜が見つかっている、ということです。
一つは上のCaudipteryx zoui、もう一つはProtarchaeopteryx robusta
と名付けられたもので、共に最初はプロトアーケオプテリクスと同定され
ていたものをフィル・カリーが新種と認めたものであるようです。