インディアナ大出版部からハドロサウルス本 11.08.14
  Hadrosaurs まんまです。アマゾンだと11,655円。
 この本の中には新種のハドロサウルス類の記載論文もあるようです。
 Adelolophus hutchisoni Gates, Jinnah, Levitt & Getty, 2014 とか
 Gongpoquansaurus mazongshanensis (Lu, 1997) comb. nov.などです。
 これはこれまでProbactrosaurus mazongshanensis とされていたものです。
 Plesiohadros djadokhtaensis Tsogtbaatar, Weishampel, Evans & Watabe, 2014

マイケル・ベントンの古脊椎動物学第4版 10.28.14
  第4版では中国でのエキサイティングな発見に特に焦点を当てているそうです。
 第1章をためし読みできます。

Palaeontology: Giants unearthed 4.04.13
  ネイチャー4月4日号で徐星がBrian Switek の近著を紹介しています。
 My Beloved Brontosaurus: On the Road with Old Bones, New Science,
 and Our Favorite Dinosaurs
 Brian Switek は研究者ではありませんが、ライターとして深く恐竜研究に関わってきまし
 た。本書は彼の子どものころからの経験や、全米の研究所訪問のことや、最近話題にな
 った恐竜や研究、もちろん表題となっている"ブロントサウルス"について、中身豊富です。
 アマゾンでは4月16日発売予定で2,421円です。

Riddle of the Feathered Dragons: Hidden Birds of China 2.28.12
  アラン・フェデューシャは、鳥は恐竜ではないと主張する数少ない研究者です。彼によれば、羽毛
 恐竜は、最も派生した鳥類ということになります。本書で、その主張をどのように展開しているのか、
 興味をそそられます。
 アマゾン

Riddle of the Feathered Dragons: Hidden Birds of China 10.06.11
  アラン・フェデューシャ著 イェール大出版局 アマゾンでは2012年1月20日発売。
 鳥類と恐竜は別物と論ずる著者、何をもって自らの論拠とするのか、それだけでも
 興味をひかれますね。

Dinosaurs and Other Extinct Saurians: A Historical Perspective 11.30.10
  英地質学会が10月28日に発行した本です。恐竜と絶滅爬虫類について、1700年代
 から現代まで研究史や、化石ハンター、比較的知られていない発見の経緯など、古生
 物学者からアマチュア化石コレクター、アーティストなどいろいろな立場の著者が寄稿
 しています。興味をひかれる本です。
 アブストラクトはWordPress.comのブログ
 同じく本の紹介:169 years of sauropod research in 26 pages
 うち、MICHAEL P. TAYLORの論文Sauropod dinosaur research: a historical review
 アマゾンでは12月15日発売。\18,456円です。

The Princeton Field Guide to Dinosaurs 9.29.10
  グレゴリー・ポール著
  フィールドガイドの体裁をとった恐竜本。735種以上の恐竜をカバーし、600以上のカラーと
 白黒の画像・イラスト・骨格図などが含まれます。骨格図を見るだけでもお値打ちかもしれま
 せん。アマゾンでは3133円です。
 
アジアの恐竜 4.12.10
  中国科学院古脊椎動物与古人類研究所は、その設立80周年および楊鐘健逝去30周
 年を記念し、董枝明編著による「亜州恐竜」を雲南出版集団公司および雲南科技出版社
 から出版しました。アジアにおける恐竜発掘や研究史等、豊富な図版と中英両文で解説
 しているそうです。
 同研究所ニュース

韓国で恐竜書籍2冊発刊 1.06.10
  聯合ニュース アジア経済(書籍写真)
  韓国国立文化財研究所は、「韓国恐竜化石」を出版しました。これは韓国の化
 石シリーズの1巻として刊行されたもので,、韓国の恐竜化石産地の情報を1冊に
 まとめたものです。恐竜化石産地を世界文化遺産に登録するためという目的も
 合わせもっているそうです。5万ウォン。英語版も刊行される予定だそうです。

 聯合ニュース
 韓国慶尚南道固城郡は、2009慶南固城恐竜世界エキスポ白書を刊行しました。
 全380ページにはその構想段階から実施後まで全てのプロセスが網羅されていま
 す。

La Terre avant les dinosaures (恐竜以前の地球) 12.02.08
  フランスで2009年3月に出版される本です。http://www.paleospot.com/で紹介しています。
 PDFの方がイラスト、写真など多く見られます。

 Feathered Dinosaurs: The Origin of Birds 10.02.08
  John Long 著 Peter Schouten イラスト
  全ての羽毛恐竜を紹介するとともに、恐竜から鳥へのステップをわかりやすく
 解説しているそうです。
 この本の中のイラストはhttp://www.wildlifeartist.com.au/で見ることができます。

A History of Paleontology Illustration 7.02.08
  インディアナ大出版部 アマゾン
  Jane P. Davidson著 272ページ ISBN-13: 978-0-253-35175-3
  15世紀から現代に至る古生物イラストの歴史を追っています。

ARCHAEOPTERYX 5.03.08
  Peter Wellnhoferによる始祖鳥の本。ドイツ語です。本文見本を見ることもできます。

Famous Dinosaurs of Africa 3.04.08
  南アフリカ、ケープタウン大のアヌサヤ・チンサミが子ども向けに書いた、アフリカの恐竜の
 本です。実力は引けを取らないのに、北米のT-REXなどの陰にかくれてしまう恐竜達に光を
 あてています。
 アマゾン ケープタウン大新聞

The Strange Lives of Polar Dinosaurs 11.27.07
  Smithsonian magazine 2007年12月号
  Tom Rich と恐竜発掘、Leaellynasaura の生態など
  参考:Dinosaur Dreaming

北極圏に恐竜を尋ねる 10.07.07
  北?圈里尋恐竜??絶地科考筆記
  董枝明の本、2007年8月1日刊。化学工業出版社
  1986年から89年にかけての北極圏考察のことが書かれているようです。

Gon: Volume 1 (CMX) 8.09.07
  ゴンの海外版です。記事をみると、元々パラドックス社で発売された時は、逆版にしたの
 でしょうか左から右に開くように製本されましたが、今回CMX社版では、日本と同じく右か
 ら左に開くようになっているそうです。

Dinosaurs, by William Diller Matthew 7.17.07
  アメリカ自然史博物館から1915年に刊行された本のebook化です。

W. D. Matthewの本"Dinosaurs" 12.19.06
  この本にどのくらい価値があるのか私にはよくわかりません。DinosaurMLの紹介では
 アメリカ自然史博物館で1915年に出版された本で、恐竜を専門に扱った最初期の本だ
 そうです。オンラインでダウンロードできます。
 http://www.gutenberg.org/etext/19302

最近の中国古生物本から 11.14.06
  自貢地区侏羅紀恐龍動物群
   紹介済みですが、書虫で注文できるようになりました。5,320円。四川省自貢から産出・研究
   された恐竜動物群の記載レビューといったところです。
  中国南陽恐竜蛋 9,710円
   河南省南陽から産出した恐竜卵化石について地質構造、古気候から卵の分類まで総合的
   に解説しています。
  第十届中国古脊椎動物学学術年会論文集 3,720円
   第10回中国古脊椎動物学会年会の論文30編を収めています。
  遠古生命与現代研究途径-第二届国際古生物学大会論文摘要専輯 15,240円
   2006年6月に開催された第二回国際古生物学会のアブストラクトのようですね。
 
HELL CREEK, the novel 11.07.06
  ヘル・クリーク層といえば、恐竜ファンならどこかで聞いたことがあるでしょう。米モンタナ州などに
 分布する白亜紀末の地層です。その年代を舞台にしたタイムトラベル物の小説のようです。

Horns and Beaks 11.04.06
  ケネス・カーペンターによる恐竜の主な分類群に関するシリーズの最新刊です。書名からも
 判るように、角竜類と鳥脚類恐竜を扱っています。インディアナ大出版局から49.95ドル。

The Glorified Dinosaurs: Origins & Early Evolution of Birds 10.18.06
   Luis Chiappe 著 鳥類の起源と進化について、これから出る本です。
 アマゾンでは10月27日となっているけれど、発行元のWilyでは2007年2月になっています。
 アマゾン.jpでは2月末発売、8,769円です。
 カバー拡大写真

自貢地区ジュラ紀恐竜動物群 8.29.06
  自貢恐竜博物館の彭光照、叶勇、高玉輝、舒純康、江山所の編著。自貢地区の恐竜ほか脊椎
 動物の総合研究書ということです。自貢の恐竜について高度な関心をもつ方には必須の本でしょ
 う。2005年12月刊
 参考:古脊椎動物学報第44巻第3期の書評(PDF)

The Sauropods: Evolution And Paleobiology 1.08.06
  Kristina A., Curry Rogers, Jeffrey A. Wilson 編
  カリフォルニア大出版局 2005年12月
  竜脚類の進化と古生物学について初の包括的な概説だそうです。
 竜脚類について詳しく知りたい方は読んでみる値打ちがあるでしょう。
 アマゾン
 同出版局からはTwilight of the Mammoths も2005年11月に出版。

ENCYCLOPEDIA PREHISTORICA:DINOSAURS 10.10.05
  恐竜のポップアップ本。Wildkid 小谷さんのおすすめです
  全部で12ページ(6場面)。この中に文章では50種類、ポップアップでは 35種類の
 恐竜が扱われているそうです。中にはなかには、「コープとマーシュが恐竜化石を
 取り合いしている」ものとか 「イグアノドン復元像の中での晩餐会」などもあります。
 子供向けですが、とても凝ったつくりだそうです。

2006恐竜カレンダー 6.12.05
  アマゾンで2006洋書カレンダーストアがオープンしました。
 恐竜ものでは
 Create Your Own Dinosaur Calendar 2006
  アメリカ自然史博物館 1,114円 予約受付中

 The Pop-Up Dinosaur 2005 Calendar
  スミソニアン協会、1,344円 現在品切中 2006年版を待ちましょう

マーク・ノレルの新著 5.21.05
  Unearthing the Dragon: The Great Feathered Dinosaur Discovery
  中国遼寧省の羽毛恐竜発見と、それに伴う恐竜に対する理解の変化あたりを
 書いているそうです。カバーを見ると、「探竜記」という筆跡も見えます。
 彼の名を漢字に直した印も押してありますね。アマゾンジャパンでは2,882円です。
 ニュースワイズ アマゾン

第九届中国古脊椎動物学学術年会論文集 3.12.05
  書虫で3,720円。恐竜関連はそれほどありません。黒竜省ウラガ地区の恐竜埋葬群
 についてなどがあります。図はあまりよくありません。

DAWN OF THE AGE OF DINOSAURS IN THE AMERICAN SOUTHWEST
  3.03.05
  ニューメキシコ自然史博物館から1989年に出版されたものです。PDFファイ
 ルでダウンロードできます。
 同博物館の他の出版物の紹介はこちら 購入ページはこちら

Michael J BentonのVERTEBRATE PALAEONTOLOGY第3版 12.01.04
  http://www.blackwellpublishing.com/benton/ では、本の中の挿絵や
 図表をダウンロードすることができます。
 http://palaeo.gly.bris.ac.uk/benton/ では、詳細な内容へのリンクや、
 補足情報などへのリンクがあります。

The Dinosauria 第2版 10.05.04
  恐竜リファレンスの最高峰。12月発行予定のようですね。
  アマゾンでは9,272円(税込)です。

禄豊恐竜 9.07.04禄豊恐竜
  禄豊県科学技術局・禄豊県恐竜博物館 主編
  董枝明 著 雲南科技出版社 ISBN 7-5416-1893-4
  ポケット版 63ページ 書虫で730円

  驚異の大恐竜博のスター、チュアンジエサウルスは、雲
 南省禄豊県川街郷で発見・発掘されたものです。本書は
 その故郷、禄豊の恐竜について一般向けに解説したもの
 です。

  地層や年代、中国古脊椎動物学の父、楊鐘健(C.C.ヤン
 グ)、発掘。もちろんチュアンジエサウルスの発掘にもふれ
 ています。

 紙質はアート紙。ほぼ全ページにカラー写真が載っています。
 写真を見るだけでも参考になるでしょう。

  
中国遼西中生代熱河生物群 5.16.04
  書虫の新書目録に入っています。季強ほか著 地質出版社 17,130円
  取り寄せです。
  恐竜大絶滅 気象出版社 730円

  恐竜之最   気象出版社 730円
  中国恐竜網のシン立達ほかによる子供向けの本。目次を見ると、「最早
  出現的恐竜」とか「最大且最重的恐竜」、「最聡明的恐竜」などが並びま
  す。カラー48ページ。漢字にはすべてローマ字のルビがふってあります。
  恐竜は中国名のみ表記。対照するには上記ページで。
  中国恐竜網の同書紹介

Posture, Locomotion, and Paleoecology of Pterosaurs 3.17.04
  GSAニュースで紹介されています。
  シャンカール・チャタジー他著。古生物学者と航空技術者のジョイント
 により、翼竜の飛行を解明。翼竜は滑空していただけでなく、翼を変形
 させて高速飛行したり、鳥類同様に様々な飛び方ができたことを示して
 いるそうです。

熱河生物群(英文版) 2.8.04

JVP 2003 Vol. 23, No. 4 1.08.04
  いろいろありますが、なかなか紹介できません。
 最新ニュースのほうに、オムファロサウルス新標本と、新潟で発見さ
 れたレッサーパンダ歯化石論文について少しだけ紹介しておきました。

[ao2]翔天空-動物飛行起源探究 12.24.03
  張福成、周忠和 著
  上海科技出版社 ISBN 7-5323-7137-9/N・208
  書虫で1,290円

  昆虫からヒトの作った飛行機まで、動物の飛行起源
 を探った一般向け普及書。とはいえ、著者は中国古
 鳥類研究の第一線に位置する研究者。翼竜や鳥類
 の飛行については詳しい。

 B6ほどの小型の本であるが、ほぼ全ページにカラー図版
 が載っている。中国語が読めなくても、図版を見るだけで
 も楽しめる。値段も手ごろなので、買って損はないと思う。

中国古鳥類 10.18.03
  書虫で紹介しています。中国古鳥類図鑑に掲載された16種を除く、30
 種の中国中新生代古鳥類の生態復元図など。10460円。

African Dinosaurs Unearthed The Tendaguru Expeditions
  7.01.03
  インディアナ大出版局2003年春刊
  ブラキオサウルスといえば、テンダグル。そのテンダグルにおける
 発掘を1907年から2001年まで扱っています。あまり知られないテン
 ダグルについて知るのに絶好でしょう。

Revision of the Pelycosauria of North America. 1.07.03
 E. C. Case 1907年の出版。242ページ。PDFファイルでダウンロードでき
 ます。図版は別に Plate 1 から Plate 35 と書いてあるものをダウンロー
 ドした方が、きれいです。
 こういう昔の出版物の電子出版化はありがたいですね。

CENOZOIC BIRDS OF THE WORLD PART 1: EUROPE 12.17.02
  DinosaurMLで紹介していましたので、紹介します。
  著者、Jiri Mlikovsky について私はしりませんが、チェコの研究者のよう
  です。この"本"は新生代の化石鳥類について網羅するようです。
  2001年時点までのヨーロッパ産新生代化石鳥類のレビューになってい
  ます。
  英文。PDFファイルで407ページあります。

中国遼西中生代鳥類 11.25.02
  侯連海、周忠和、張福成、顧玉才著 遼寧科学技術出版社
  中国語 ほぼA4 120ページ ISBN7-5381-3392-5
  書虫に入荷しています。6,620円
  書名のとおり、遼寧省の中生代化石鳥類を紹介しています。
 内容は次の各章に分かれています。英文アブストラクトは総て3ページ
 1 化石産地の地質年代
 2 孔子鳥類群(聖賢孔子鳥、杜氏孔子鳥、錦州鳥属(新属)、長城鳥
    属、遼西鳥目(新目)、始反鳥目)
 3 華夏鳥類群(華夏鳥属、華夏鳥属未定種ほか)
 4 鳥類起源の研究と帯毛恐竜
 5 鳥類飛行起源の研究
 6 孔子鳥および爬虫類の骨組織構造とその生理的意義
 7 羽毛の発生と早期進化

 標本写真はカラー。骨格図は、聖賢孔子鳥(オス、メス)、義県錦州鳥、
 張吉営錦州鳥、嬌小遼西鳥、始反鳥、のものがあります。
 遼寧省の鳥類について、きちんと勉強したい人には必須の本でしょう。

恐竜与鳥 11.07.02
  董枝明編著 遼寧科学技術出版社 2002年4月発行
  恐竜と鳥類との関係、中国の鳥類化石、熱河生物群化石などを扱って
 いるようです。書虫で取り寄せられるかどうか問い合わせ中。
 中国恐竜網

Starring T. rex! 11.07.02
  インディアナ大の新刊。恐竜の発見から、その神話学と大衆文化を扱っ
 ているそうです。
 章立ての中には、23. Japanese Creatures というのもありますよ。

楊氏馬門渓竜 10.24.02 表紙
  第一具保存完整頭骨的馬門渓竜 楊氏馬門渓竜
  THE FIRST MAMENCHISAURIAN SKELETON WITH COMPLETE SKULL
  MAMENCHISAURUS YOUNGI
  欧陽輝、葉勇 著 2001年12月 四川科学技術出版社
  ISBN7-5364-4871-6 ほぼB5 本文111ページ、写真版20ページ
  書虫で1,780円

  本種は1996年に著者が記載しています。それをさらに詳細に記載した
 本です。本文中国語で88ページ、英語のサマリーが15ページあります。
 本文中にも各骨のスケッチがあります。むしろこの方が写真より見やす
 いです。
 産状図を見ると、尾の先の頭骨があるという、妙な格好です。が、竜脚類
 の完全な頭骨は非常に珍しいものです。また、皮膚化石(174mmX71mm)
 も発見されています。主に6角形や5角形をした鱗片で構成されています。
 こんな珍しいものを見られる点だけでも、本書は購入する価値があります。
 
和平永川竜 10.22.02
  四川自貢一完整的肉食竜化石 和平永川竜 表紙
  COMPLETE CARNOSAUR SKELTON FROM ZIGONG, SICHUAN
  YANGCHUANOSAURUS HEPINGENSIS
  高玉輝 著 四川科学技術出版社 ほぼB5 ISBN7-5364-4306-4
  本文80ページ、図版20ページ 書虫で1,230円

  ヤンチュアノサウルスといえば、ジュラ紀四川省をのし歩いていた大型
 肉食恐竜。分類上はまだはっきりしないような感じです(本書ではメガロ
 サウルス科に分類)。
 著者の高玉輝はYangchuanosaurus hepingensis を1992年に記載した
 研究者。それをさらに詳しく記載したものです。本文中60ページが中国
 語文、英語アブストラクトは11ページですが、本文中にも33の図版があ
 ります。
 というわけで、この本は買い!研究や勉強する方だけでなく、復元イラ
 ストを試みる方にも貴重な1冊です。

 なお、これは今気づいたのですが、
 楊氏馬門溪龍-第一具保存完整頭骨的馬門溪龍 というのも入荷して
 います。同じ手間なら2冊一緒に注文するほうがいいでしょう。

Proceedings of the 5th Symposium of the Society of Avian
  Paleontology and Evolution, Beijing, 1-4 June 2000
  10.03.02
  周忠和と張福成の編集で科学出版社から発行されました。
  全英文、311ページ ISBN7-03-010551-6 A4より若干小さめ
  濃いこげ茶の布装に金文字、アート紙 2002年8月発行
  書虫で販売 20,930円

  年代順に更新世から中生代までの各鳥類、議論となっている
 鳥類、形態と機能、羽毛と飛行、種と進化、古地理と層序、とい
 う章立てで、23編の論文が収録されています。

 議論となっている鳥類の章は1編です。
 Oviraptrosaurs Compared to Birds
 呂君昌、董枝明、東洋一、R.バルスボルド、冨田幸光
 モンゴル南西部、ネメグト盆地から産出した、Ingenia. sp.を非鳥
 獣脚類および原始鳥類と比較しています。この標本から9個の
 付加的な形質が見出され、系統分析から、オヴィラプトロサウル
 ス類は鳥類のクレードの中に位置づけられるとしています。

Feathered Dinosaurs and the Origin of Flight 9.03.02
  米 THE DINOSAUR MUSEUM のジャーナル第1巻として発行。
 Sylvia J. Czerkas 編集。コンテンツはStephen A. Czerkas and 誰それ
 という感じになっています。Epidendrosaurus とおぼしき恐竜のにもふ
 れています。136ページ 34$95セント+送料。

四川井研一完整的蜥脚類恐竜-毛氏峨眉山竜 8.12.02
  浙江自然博物館研究専書 海洋出版社 ISBN7-5027-5382-6
  B5 128ページ (中文84、英文28、カラーカラー図版2、白黒図版14)
  同博物館に展示してある標本 Omeisaurus maoianus について記載
 しています。この恐竜について詳しく知りたい方にはおすすめ。
 書虫で1,840円。
 参考:福井恐竜博物館後援会 中国恐竜体験の旅
     Omeisaurus maoianus 頭蓋内側面観
      本写真の公開については同書共著者金幸生研究員の了承済

 そのほか、書虫8月10日付新書から 8.12.02
  Sino-Japanese Silk Road Dinosaur Expedition
  中国古植物学(大化石)文献目録:1865-2000
  中国猿人 追踪遠古生霊:漫談遼寧古生物化石 恐龍的奥秘 

第五届世界古鳥類与進化国際会議文集(英文版)7.27.02
  書虫目録に入っています。昨年中国で開催された古鳥類学会の論文集。
 鳥類の起源、飛行起源、羽毛の起源、鳥類と恐龍の関系及び熱河生物
 群の生物環境背景等。全23編の論文収録。7,690円
 問い合わせたところ出版待ちだそうです。

Evolutionary Ecology of Birds 6.18.02
  DinosaurMLで紹介されていたので訳もわからず一応紹介。鳥類も現生の恐竜と
 すれば、その生活史や絶滅について学ぶのも重要でしょう。
 Avian Incubation - Behaviour, Environment and Evolution も紹介されていました

巨型山東竜 6.03.02
  地質出版社から2001年10月に出版された本。シャントンゴサウルス・ギガン
 テウス Shantungosaurus giganteus 標本記述、同時に共生していた他の恐
 竜、ここに新種でTyrannosaurus zhuchengensis というものが出ています。
 山東省諸城市から産出した4本の歯と右第4中足骨から記載されています。
 話がずれましたが、カモノハシ竜の進化や分布に関する考察、山東省魯東盆
 地の中生代晩期地層、そこから産出する生物群など、古生物学および地質学
 にわたり専門家向けの内容です。もちろん中国語。書虫では2,180円。

Megalodon: Hunting the Hunter 5.26.02
  ご存知、化石巨大サメの本。DinosaurMLでいい本だと言っている方がいま
 したので紹介しておきます。
 amazon.com 本の内容紹介ページ

Bones of the Earth 5.13.02
  Michael Swanwick 作のSFです。今年2月に出版されました。
 スミソニアンの古生物学者、Richard Leyster のもとに、はるかにいい地位と給
 料を提供すると、申し出た男は、アイスクーラーの箱を持ってきていた。Leyster
 が箱を開けると、生のステゴサウルスの頭が・・・!という出だしで始まっていま
 す。 恐竜と時間旅行を扱っているようですが、そのあたり詳しい方は教えてくだ
 さい。
 アマゾンジャパンではハードカバー2,999円でした。

 遼寧古生物化石珍品 5.11.02
  書虫に入りました。遼寧省の化石、植物から恐竜・鳥まで網羅してあります。
 中国語・英語で説明、化石写真、大部分には復原図も。これはおすすめ本です。

遼寧古生物化石珍品 5.04.02
  中国 地質出版社から2002年3月に出版された、遼寧省産化石の図鑑。
 英語名を"FOSSIL TREASURES FROM LIAONING" といいます。
 遼寧省国土資源庁の下にある遼寧省古生物化石鑑定委員会の編纂による
 もので、数々の化石の中から100種の化石を掲載しています。内訳は植物28
 種、動物(無脊椎・脊椎動物)78種です。
 体裁は、化石写真と中国語・英語による解説、また大部分には復原図がつい
 ています。
 ほぼA4 137ページ、オールカラーです。遼寧省の化石の全貌を簡単につかむ
 ことができます。"熱河生物群"とともに、マストアイテムとしてお勧めします。
 私は中国で買ったので180元(約2,800円)でした。日本で買えば3倍以上するで
 しょう。
 5月17日からのミネラルフェアで売っていればいいのですが。注文すれば書虫
 などで取り寄せてもらえるでしょう。
 ページ見本

 Mesozoic Birds : Above the Heads of Dinosaurs 4.10.02
  この本は紹介し忘れていたようです。といっても、カリフォルニア大出版局から、
 今年の10月に出版予定なのです。専門家の間での前評判は高いようです。
 キアッペが編集だと、恐竜とトリの関係をどうとらえているのかな?という気もしま
 すが。たぶん、今度のSVP会場でも話題になるのでしょう。
 表紙

Walking with Prehistoric Beasts 1.29.02
  BBCでWalking with Dinosaurs の続編として制作した番組の本です。
 読んだ方の感想では、結構興味深い本だそうです。
 
"遼西早期被子植物及伴生植物群" 出版へ 1.16.02
  中国遼寧省といえば、羽毛恐竜や孔子鳥ばかりでなく、植物の分野でも
 貴重な化石を産出しています。
 義県層からはArchaefructus gen. nov., という最古の顕花植物化石が発見
 され、サイエンス98年11月27日号で報告され同号の表紙を飾りました。
 このような被子植物などの研究が最近進展し、その成果が出版されることに
 なりました。
 上海科技教育出版社から近刊ということです。
 新華社

"熱河生物群"紹介 12.13.01
  上海科学技術出版社のサイトで紹介されています。表紙はシノサウロ
 プテリクスですね。

未亡的恐竜 注文できます 12.10.01
  3日付けで紹介した、徐星著「未亡的恐竜」。書虫でも注文できます。
 そのほか、とか巨型山東竜(おそらくShantungosaurus giganteus
 ついての本)
  中国東北地区早白堊世真蕨類植物
 中国晩白亜世至新生代植物区系発展演変 もあります。
 
New Perspectives on the Origin and Early Evolution of Birds 12.08.01
 Proceedings of the International Symposium in Honor of John H. Ostrom
 99年2月13,14日に開催された、オストロムシンポジウム(鳥類の起源と初期
 の進化に関するシンポジウム)の論稿集が、ようやく出版されました。
 鳥類の起源と進化、恐竜との関係などに興味をもつ方は、必ず読むべき図書
 です。 ISBN 0-912532-57-2 49ドル
 データマトリクスなどの補遺は、このページからPDFファイルで見ることができ
 ます。また、オーダー用紙も、ダウンロードできます。
 アマゾンジャパンではペーパーバック版で3,001円としています。
 
熱河生物群図鑑もうすぐ出版 12.03.01 12.10.01追記
  新華社11.30付です。古脊椎動物学報2001年7月号でも、紹介されていました。
 遼寧省西部などで発見される中生代の化石生物の総称です。
 この図鑑でも分類ごとに解説と写真があるようです。
 上海科学技術出版社から発刊の予定。

 余談ですが、同出版社10月出版本の中に、徐星著「未亡的恐竜」という本があり
 ます。”中国鳥竜と中華竜鳥の争い、アーケオラプトルの真相と始末、恐竜大絶
 滅事件、鳥類飛行の樹上起源と地上起源説、羽毛はいつ生まれたか”などの内
 容。値段を見ると一般向けの新書本のようです。書虫でも注文でき入荷しました。
 12.10.01追記

Luis Reyの本 "EXTREME DINOSAURS" Parents' Choice Gold Award受賞
  12.03.01
  DinosaurMLでオルシェフスキーがポストしています。
 Parents' Choice がどんな権威のあるものか、わかりませんが、2001年秋季、
 7-10歳向けの本のカテゴリーです。子供の心を奪うすばらしいイラストと、それを
 裏付ける理論や説明。恐竜と鳥類の関係についてこの年代の子供に説得力ある
 説明をしたのは始めてだそうです。
 Luis Rey が誰だかわからないあなた、ディノプレス2号から5号まで、表紙はみな
 彼の作品ですよ。
 アマゾンの同書 

恐竜本の紹介 10.25.01
  Dinosaurs of the Air :
  The Evolution and Loss of Flight in Dinosaurs and Birds
  Gregory S. Paul 著 ジョンズ・ホプキンス大出版部
  私たちが恐竜とみなしている多くの恐竜が二次的に飛行をやめた鳥
 類であるという仮説にたった著。
 アマゾンジャパン

 Dinosaurs : The Encyclopedia Supplement 2
 Donald F. Glut
 アマゾンジャパン

中国古生物書(書虫から) 10.18.01
  久しぶりに書虫サイトをのぞき、興味をひかれたものを紹介します。
 遼寧省北票鳥化石群国家級自然保護区図片集 範国清著
 遼寧省北票の化石鳥類写真集。写真250点 中英解説つき
 遼寧民族出版社 3,340円 2000年8月刊

 中国遼西中生代鳥類 侯連海ほか編著
 孔子鳥類群、華夏鳥類群等 
 遼寧科学技術出版社 5,520円 2001年8月刊
 上記2冊は、注文してしまいました。届くのに時間がかかりそうですが、
 入手したら、内容を報告します。

 中国古鳥類図鑑 侯連海 主編
 16種の学名、復元図、化石写真など 以前、買い物かごで紹介。
 雲南科学技術出版社 9,230円 2000年4月刊

 恐竜図鑑
 上海科学普及出版社 2,180円 2000年3月刊

 中国化石 張和 主編
 無脊椎・脊椎動物、古植物等写真集。中英文 
 科学出版社 16,770円 2001年8月刊

 浙江西部寒武紀三葉虫動物群 盧行豪
 科学出版社 2,710円 1989年12月刊

 中国化石植物解剖図(英文版) 李永森ほか
 シルル紀から第四紀の植物化石の解剖特性
 科学出版社 2,460円 1995年刊
 
 遼西早期被子植物及伴生植物群 孫革
 上海科学教育出版社 8,230円 2001年4月刊

Chinese Fossil Vertebrates 9.25.01
  中国の古脊椎動物化石について、総合的に解説しているそうです。中国
 語文献はなかなか入手できないし、1冊持っていると役に立つでしょう。
 コロムビア大出版部から11月刊行予定
 アマゾンジャパンではハードカバー8,804円、ペーパーバック5,283円(いず
 れも本体)です。

JVP2001年3号から8.29.01
  DinosaurMLによると、2つの恐竜論文が掲載されているそうです。
 1つはNothronychus mckinleyi Kirkland & Wolfe, 2001
 ディスカバリーチャンネルの"When Dinosaurs Roamed America"で初めて登
 場したテリジノサウルス類です。
 もう1つはEshanosaurus deguchiianus Xu, Zhao & Clark, 2001
 中国ジュラ紀前期のテリジノサウルス類の下顎ということです。

Dinosaur Magazine 8.29.01
  あちらの恐竜誌。最近ではジャック・ホーナーのB-REXはじめとする研究に
 ついて、特集号を出しています。

Life through the Ages 8.18.01
  インディアナ大出版部から9月15日発売予定の本。
 チャールズ・ナイトといえば、その恐竜の復元画を見た方も沢山いるのではな
  いでしょうか。このあたりで彼の業績を見直すことも必要かもしれません。

 インディアナ大の最近およびこれからの古生物関連出版物
 Drawing Out Leviathan 恐竜学に関する論争について
 Mesozoic Vertebrate Life フィリップ・カリー研究25周年記念論文集
 Australia's Lost World 2,500万年前のオーストラリアの様々な化石記録
 The Armored Dinosaurs ケネス・カーペンター編集。装盾類の最新研究成果
 The Lost World of the Moa ニュージーランドの失われた鳥の化石から

熱河生物群図鑑 8.17.06
  中国科学院古脊椎動物與古人類研究所南京地質古生物研究所が共同
  で上海科学技術出版社から出版するそうです。
  熱河生物群は、20世紀初頭に遼寧省西部、内蒙古のあたりに設置されてい
 た行政区域、熱河省に由来する動植物化石群で、羽毛恐竜や孔子鳥などもこ
 の中に入ります。
  200ページにわたり無脊椎動物、脊椎動物、植物の書く分類により紹介をし
 ているそうです。もちろん図版も100件あまりの標本から、カラー白黒あわせて
 190あまりあるそうです。
 
Introduction to the Study of Dinosaurs 7.01.01
  Anthony J. Martin 著 Blackwell Science
 あちらの学部学生向けに書かれた恐竜研究の入門教科書のようです。
 恐竜研究全般にわたって取り扱っています。その意味では私たち一般人
 にも参考になるのではないでしょうか。
 アマゾンジャパンでは7月15日発売予定。7,884円です。
 参考:Earth Pages

Mesozoic Vertebrate Life 発売へ6.29.01
  インディアナポリス大から7月に発売されると、1月にお知らせしました。
 いよいよ発売のようです。
 オルシェフスキーはすでにこの本から4属を彼のリストに加えています。
 なお、昨年、マイケル・クライトンにちなんでBienosaurus crichtonii と命名
 されると報道された装盾類は、オルシェフスキーによると、
 Bienosaurus lufengensis と、産出した禄豊層にちなむものになっています。

 たぶん皆さんも、新しい恐竜の発見は新しい惑星の発見よりエキサイトする
 のではないでしょうか。
 アマゾンジャパンでは本体6,003円+手数料606円です。
 参考:DinosaurML

中国の科学書オンライン販売6.18.01
  DinosaurMLで紹介していました。英文で本のリストが並んでいます。
 古脊椎動物関係にも興味をそそられるものがあります。
 発注方法はメールで注文し、50ドル以下は前送金が必要です。
 日本語での注文では、書虫があります。品揃えに古生物関連は少な
 いです。専門誌の年間購読もできます。

Walking on Eggs : The Astonishing Discovery of Thousands of Dinosaur
   Eggs in the Badlands of Patagonia 5.26.01
  書名からわかるように、1997年にアルゼンチンのパタゴニアで発見された
 恐竜卵化石の発見とその研究からわかったことについて、実際に研究に携
 わったLuis M. Chiappe と Lowell Dingus が著した本です。
 なぜ夥しい大量の卵が残されたのか、その卵や胎児から復原できること(D
 NAまで)スペインやゴビなどで発見された卵化石と比較しながら述べている
 そうです。
 アマゾンジャパン

Dinos and Darwin 5.18.01
  サイエンティフィックアメリカン6月号で2冊、恐竜関係の本を紹介して
 います。
 The Dragon Seekers  日本でも「チキンの骨から恐竜を」、「恐竜解剖」
 などの訳書が出ているChristopher McGowan 著。化石ハンターの歴史
 的な詳細についてふれているようです。
 Teribble Lizard これも最初期の恐竜ハンターについて

オストロムシンポジウムのプロシーディング発行へ4.17.01
  イェール大学で99年に開催された鳥類の起源と進化に関するシンポジウム
 です。私もこのあたりは興味をもっています。出版はこの夏になるようです。
 DinosaurML イェール大ページ

American Zoologist 2000年12月号 3.06.01
  羽毛の起源特集号です。鳥類の進化を考えるとき、避けて通れない問題です。

, "The Age of Dinosaurs in Russia and Mongolia," 1.26.01
  ケンブリッジ大出版部から発行される本です。ペルム期から白亜紀にかけて
 ロシアウラル地域やモンゴルで産出した標本について旧ソ連でされた研究を、
 英語で紹介するはじめての本だそうです。英語はかろうじて読めてもロシア語は
 お手上げの私たちには必読の本でしょう。140ドルと少々高いですが、マニア、
 研究者にはお薦めです。3月出版予定
 参考:DinosaurML
     アマゾン アマゾンジャパン(本体¥16,659)
 Evolution of Herbivory inTerrestrial Vertebratesもおすすめです。
 ハンス・デイーター・スーズ編集。

Mesozoic Vertebrate Life 1.8.01
  今年7月にインディアナ大から出版予定の本です。ダレン・タンケとケネス・カー
 ペンター編集。パタゴニア産の新しい獣脚類、ユタ産の新しい竜脚類・鳥脚類、
 中国産の新しい羽毛恐竜など、興味深い論文や研究が盛りだくさんのようです。
 また、イラストなども一流のパレオアーティストが集まっています。
 発行が待ち遠しい一冊です。

Water Reptiles of the Past and Present 11.23.00
  ICTHYOSAURUS PAGEで紹介していた文献です。1914年にシカゴ大プレス
 で出版された、海生爬虫類に関する古典的な本がウェブ上で無料公開されて
 います。PDFファイルでダウンロードできますが、156ページあるため時間がか
 かります。
 そのほか、titlesをみると、古典的な本はほかにもあります。たとえば、
 The Reptiles of British India 1864年刊で、500種以上の英領インドの爬
 虫類が出ているそうです。これもダウンロードできますが、550ページあるため
 時間は覚悟のうえで。

Asteroid Inpact 11.20.00
  ダグラス・ヘンダーソン描く6,500万年前の小惑星衝突です。
 対象4-8歳となっていますが、もちろん英語です。イラストは一流だし、解説
 もわかりやすいでしょう。

Marsh's Dinosaurs再掲11.19.00
  Amazon.com.jpの同書にカスタマーズレビューを書いてみました。掲載さ
 れたのを忘れていたので、今ごろの紹介です。

Paleontologia Electronica 11.16.00
  ウェブ上のみの古生物学誌。第3巻第2号です。ティロサウルスの3Dレー
 ザースキャンモデルについてなど。興味深い論文があります。
 どうも本誌はこの号でおしまいのようです。

The Variety of Life 11.8.00
  DinosaurMLで良い本だよ!と何人もが言っています。生物の多様性の意味を
 扱っているそうです。

GAIA vol.15 刊行10.10.00
  DinosaurMLによると、ポルトガルのリスボン大自然史博物館で刊行している
 専門誌GAIAの第15巻が刊行されたそうです。獣脚類特集で、上記MLによると、
 なかなか興味をそそられる中身のようです。ほとんど英語の論文ですね。
 オーダーは同誌のOnline Order Form でできますが、この画面はセキュリティが
 かかっていないので、メールかファックスでした方が安全です。価格はまだ表示さ
 れていないので、気になる方は問い合わせたほうがいいでしょう。

Dinosaurs of Darkness 9.26.00
  インディアナ大出版部から今秋出版されました。オーストラリアの研究者、
 トーマス・リッチ、パトリシア・ヴィカース・リッチ夫妻著。1億年から1億2千
 万年前の今より極に近かったオーストラリアの恐竜について。 また化石
 収集の意義など。
 参考:アマゾンの同書紹介

Dinosaurs of New Mexico NMMNH Bulletin 17 9.3.00
  DinosaurMLからの情報です。
  ニューメキシコ自然史博物館で出版されているものの第17巻は、去る4月29
 日にアルバカーキで開催された同名のシンポジウムから論文集としてまとめら
 れたもののようです。全部で27編の論文が収められて30ドルプラス郵送料10ド
 ルです。ファックスで注文できます。

Dinosaur Imagery 8.2.00
  ディノプレス創刊号で紹介しているジョン・J・ランツェンドルフ コレクション。
 その作品集です。今年4月に出版されました。見て楽しむ本としてはお薦め。
 出版元アカデミックプレス社
 アマゾン

ジョン・ホーナーの論文、Dinosaur Reproduction and Parenting
 (恐竜の繁殖と養育)7.25.00
  DinosaurMLでThomas R. Holtz, Jr.が特に薦めています。
 Annual Review ofEarth and Planetary Sciences 28: 19-45.アブストラクト

インディアナ大で"The Armored Dinosaurs"の刊行を計画中7.26.00
  DinosaurMLによると、インディアナ大では第一線の研究者達による装盾類の
 研究書を計画しているようです。現在は執筆依頼中というところなのでしょう。
 ケネス・カーペンターが編集しています。
 実際の刊行は来年夏ごろですが、各章の題名と執筆者を見る限り、とても魅力
 的な本になるでしょう。スケリドサウルス類、ステゴサウルス類、アンキロサウル
 ス類それぞれ新発見や新考察が期待できそうです。
 参考:2000年6月の出版"Fossil Snakes of North America"
    同大の恐竜関係本紹介ページ。恐竜クイズもあります。

JVP6月号で7.5.00
  DinosaurMLによると、恐竜関係が数編掲載されています。
 短報では、フランス南部プロバンス地方で発掘されたドロマエオサウルス科
 の新属新種Pyroraptor olympiusが、Ronan Allain とPhilippe Taquetにより
 報告されています。
 時代は白亜紀後期(アッパーカンパニアン〜ロウアーマーストリヒシァン)。
 属名のPyroは火の意味、ですから、火盗人、発掘地域の森林火災のあとで
 発見されたそうです。種名はその地方の山の名で、発掘サイトはそのふもと
 に位置するそうです。
 一方、火を盗むといえばギリシャ神話のプロメテウスを思い出します。オリン
 ポスの神々のものだった火を盗んで人間に与えたと説かれています。二重の
 意味がかけられているような気がします。
  小型種で、歯、足の第二指末節骨、中足骨、前尾椎骨などが発見されてい
 ます。
 そのほか、南アフリカ発のコエルロサウルス類や、アラモサウルスの報告も
 あるようですが、金子隆一氏は、オムファロサウルスは魚竜か?とかいう論文
 が気になっているようです。いまだ刊行されない海生爬虫類の原稿を書き直
 すことになるかもしれないからです。

MESOZOIC MEANDERINGS #3 5.2.00.
  ジョージ・オルシェフスキーの中生代そぞろ歩き#3、これは大陸別に恐竜を
 リストアップしたものですが、115部販売の用意ができたそうです。(実際には
 最初の15部は販売されないので実質100部)
 従来の中生代そぞろ歩き#2第3版とは異なるので混同しないようにと、著者の
 注意書きがあります。
 海外からの注文は、40US$を指定した数種の方法の一つで送金すること
 になります。詳しくは、彼のホームページをご覧下さい。
 ジョージ・オルシェフスキーのホームページ
 DinosaurML

ジョージ・オルシェフスキー、中生代そぞろ歩き大陸別版を販売4.27.00
  DinosaurMLによると、6つの大陸別の表からなるものを、中生代そぞろ歩き
 の第3版として出版するそうです。115部限定ですが、15部は研究機関や図書
 館などのためにとっておかれ、16以降の100部が販売されるそうです。
 その中にはJenghizkhan、Stygivenator, Dinotyrannusの記事もあるのですが
 元々は恐竜学最前線第9弾、第10弾のために用意したものがスペースの都合
 で断られたと書いてあります。

Fossil Reptiles of the South African Karoo4.26.00
  M.A. Cluverが1978年に著した同名の書の完全HTML版です。南アフリカの
 カルー盆地とそこに生息した哺乳類型爬虫類、恐竜、哺乳類について簡便に
 解説しています。
 私は'94年、この本を南アフリカ博物館で16ランドで買いました。今ではこうやっ
 て自宅で読めるなんて・・・

Paleontologia Electronica volum3 issue1 4.17.00
  4月15日付け発行です。

Marsh's Dinosaurs3.13.00
  オスニエル・チャールズ・マーシュといえば、コープと並んでアメリカの恐竜
 発掘と研究を進めた存在です。その業績についてジョン・オストロム他がまと
 めた本です。1966年出版後、絶版になっていたものが、このほどイェール大
 から出版されました。昔の丁寧な図版を見るだけでも価値があるかもしれま
 せん。85ドル。
 ほかに、ここからの出版物ではThe Origin and Evolution of Birds(フェデュー
 シャ)も見逃せません。

ティラノサウルス スー2.21.00
  現在、シカゴフィールド博物館でクリーニング中のスー。その科学
 的のみならず商業的価値、発見から押収、訴訟、サザビーでのオー
 クション・・・そんなスーの物語に焦点をあてた本のようです。

恐竜本の紹介10.8.99
  SVP総会アブストラクトの中の広告からです。
 インディアナ大の広告からは
 THE COMPLETE DINOSAUR
  これは、'97年発行です。大きい項目で章を区切って解説
  されています。
 WILDLIFE OF GONDWANA
  今年10月刊。ゴンドワナ大陸の恐竜・他の脊椎動物の化
  石についてのリファレンス。T.リッチ、P-V,リッチ著。
 EGGS,NESTS,AND BABY DINOSAURS
  今年11月刊行予定。卵、巣、その発掘など。
  K.カーペンター著
 コロンビア大の広告もありますが、一覧をご覧ください。

Walking with Dinosaursの本も出版9.23.99
  BBCの同番組のページは既に紹介しました。その本の出版で
 す。"生命"とか”人体"とか出版しているどこかの放送局と同じ
 ようなことをするのですね。ま、経営も似たようなものか。

恐竜ケーキの作り方9.23.99
  DINOSAUR CAKES 4ドル95セントです。
 ブロントサウルスからT-REXまで20種類の恐竜ケーキの作り方
 参考:アマゾン

A tale of two Sues 9.13.99
  "Sue"といえば誰でもわかりますよね?T-REXのスーと発見者の
 スーザン・ヘンドリクソン。この記事はどちらかと言えば発見者の方
 に焦点をあてています。”地球に好奇心”や”地球に乾杯”のテレビ
 を見た方なら、彼女の恐竜以外の発掘歴も知ったことでしょう。その
 あたりがメインかな?