新種二枚貝化石 12.29.13
  北海道新聞
  隠岐諸島の1200万年前の地層から。。「オキノホタテ」と「ゴダイゴソデガイ」と命名。
 Paleontological Research誌1月号に掲載されるそうです。

地球最古の生命の痕跡 12.10.13
  NHK 東北大学
  東北大とコペンハーゲン大の共同研究で、グリーンランドのイスア地域の38億
 年前の岩石に残る炭素を調べたものです。
 その岩石は38億年前の海底に堆積した泥からできたもので、含まれる炭素が生
 物由来のものか調べられました。
 その結果、炭素同位体比が今の生物の同位体比と同じこと。現生の生物を構成
 する炭素に特徴的に現れるナノレベルの組織や外形が見いだされたことなどから、
 38億年前の海に生息していた微生物の断片であると結論付けました。
 ですから、38億年より前に生物が発生し微生物が活動する環境が整っていたこと
 になります。また、今回調べた手法は、火星で生命の痕跡を探す場合にも有効に
 活用できるそうです。
 Yoko Ohtomo, Takeshi Kakegawa, Akizumi Ishida, Toshiro Nagase &
 Minik T. Rosing
 Evidence for biogenic graphite in early Archaean Isua metasedimentary rocks
 Nature Geoscience (2013) doi:10.1038/ngeo2025 アブストラクト

和歌山県白浜町内の無人島にキリキリガイダマシの密集層 11.22.13
  紀伊民報
  1500〜1600万年前の南方系の巻貝だそうです。

中国、ジュラ紀中期の地層から最古の交尾中の昆虫化石 11.07.13
  1億6500万年前から交尾中です。

徳島県で6年前に発見のアンモナイト、国内初種だった 10.31.13
  読売新聞
  徳島県那賀町の那賀川沿いの地層で化石愛好家が発掘したアンモナイトが、約2億4000万
 年前に生息したシレニテス・センティコサス(Sirenites senticosus )という種であることがわかり
 ました。同種のアンモナイトは、ヨーロッパ・アルプス地方の三畳紀後期(約2億3400万年前)の
 地層から知られています。この発見により、那賀町のアンモナイトを含む地層が同時代のもの
 だと分かりました。この種の発見は国内初です。
 この種は、当時テチス海に分布していましたが、発見地がテチス海と外海のパンサラッサ海との
 境目にあたることから、分布域が従来より広かったことが示唆されるそうです。
 標本は、徳島県立博物館で12月8日まで開催中の「みんなの化石コレクション」で展示されて
 います。
 Yasuyuki Tsujino, Yasunari Shigeta, Haruyoshi Maeda, Toshifumi Komatsu,
 Nao Kusuhashi.(2013)
 Late Triassic ammonoid Sirenites from the Sabudani Formation in Tokushima, Southwest
 Japan, and its biostratigraphic and paleobiogeographic implications
 Island Arc Volume 22, Issue 4, pp. 549-561DOI: 10.1111/iar.12050 アブストラクト

カンブリア紀の大付属肢節足動物の神経構造解明 10.17.13
  日本経済新聞 西日本新聞 海洋開発研究機構 アリゾナ大
  カンブリア爆発の頃、バージェスやチェンジャン(澄江)生物群の中に、Alalcomenaeus
 いう節足動物が生息していました。澄江から産出した、非常に保存状態のよい標本に、
 この動物の神経組織を保存するものがありました。
 今回の研究は、この神経組織をマイクロCTスキャンにより明らかにしたものです。
 その結果、視神経網、脳および神経節の配列は、現生する全節足動物の一部である鋏角
 亜門(クモ・サソリカブトガニなどが含まれる)の神経系に最もよく一致しており、大付属肢は
 鋏角と相同であることがわかりました。ですから、大付属肢節足動物は鋏角亜門に位置付
 けられました。また、Alalcomenaeus および Fuxianhuia protensa で明らかになった神経
 構造の特徴は、それぞれ鋏角亜門および大顎亜門の現生節足動物に認められる2種類の
 主要な脳構造がカンブリア紀前期には進化していたことを示しているそうです。
 Gengo Tanaka(田中源吾), Xianguang Hou, Xiaoya Ma, Gregory D. Edgecombe &
 Nicholas J. Strausfeld.(2013)
 Chelicerate neural ground pattern in a Cambrian great appendage arthropod
 Nature 502, 364?367 (17 October 2013) doi:10.1038/nature12520 アブストラクト

腹部が血液で膨らんだ4600万年前の蚊 10.16.13
  AFPBB 英自然史博物館
  米モンタナ州の河床で発見されたもので、中期始新世、Kishenehn 層から産出したもの
 です。腹部に血液といっても、血がそのまま保存されているわけではありません。
 血液中のヘモグロビンは分解してポルフィリンというものが残っているそうです。
 DNAの保存は無理なようです。
 Dale E. Greenwalta, Yulia S. Goreva, Sandra M. Siljestrom, Tim Rose,
 and Ralph E. Harbach.(213)
 Hemoglobin-derived porphyrins preserved in a Middle Eocene blood-engorged mosquito
 PNAS October 14, 2013 アブストラクト

和歌山県串本町から本州最古のメタン湧水性化石群集記載 10.01.13
  和歌山県立自然博物館 わかやま新報 紀伊民報
  恐竜と違うのばかり続く?  まぁまぁお待ちなさいよ、化学合成群集っていうもの、結構
 面白いものですよ!現生でいったら、シロウリガイやハオリムシ(チューブワーム)ですよ。
 鯨の遺骸周辺(白亜紀ならクビナガリュウの遺骸周辺「竜骨群集」)にもできたりするのです。
 太陽エネルギーに依存しないで、深海のメタンを湧き出す水の中で、メタンを酸化する細菌
 の生産するエネルギーを利用している、そんな貝化石の群集がみつかったわけです。
 「今回発見されたシンカイヒバリガイ属の一種とシロウリガイ類のスケンクガイは本州最古、
 キビガラガイ属の一種は古第三紀(6600万〜2300万年前)の化学合成群集としては世
 界初の発見です。」とのことです。
 Kazutaka Amano, Robert G. Jenkins, Yukio Sako, Masaaki Ohara, Steffen Kiele.(2013)
 A Paleogene deep-sea methane-seep community from Honshu, Japan
 Palaeogeography, Palaeoclimatology, Palaeoecology Volume 387, pp. 126-133
 http://dx.doi.org/10.1016/j.palaeo.2013.07.015

 
北海道、穂別産イカ祖先化石、新属で記載 10.01.13
  穂別博物館プレスリリース 朝日新聞 北海道新聞 苫小牧民報
  穂別博物館が2009年8月に行った、化石を探す「石割り化石探し」という行事で、当時、
 小学6年生だった中村剛瑠(たける)さんが発見。博物館に寄贈したものです。
 北海道の白亜紀中ごろから後期にかけて謎の鞘形類化石が多産し、1991年にナエフィ
 ア・マツモトイ(Naefia matsumotoi)として記載されていました。が、鞘形類の進化の中での
 位置づけは不明なままだったそうです。
 今回発見された標本などを再検討した結果、新属ロンギベルス(Longibelus n. gen.) と再
 記載され、北海道産のものはLongibelus matsumotoi になりました。穂別産の化石は、穂
 別産地からこの1個体しか産出していないこと、また北西太平洋地域で最も若い年代であ
 ることから、この種の絶滅時期を知る上で重要なものとのことです。
 標本は、10/1(火)〜12/1(日)、同博物館で展示されます。
 Dirk Fuchs, Yasuhiro Iba, Christina Ifrim, Tomohiro Nishimura, William J. Kennedy,
 Helmut Keupp, Wolgang Stinnesbeck and Kazushige Tanabe.(2013)
 Longibelus gen. nov., a new Cretaceous coleoid genus linking Belemnoidea and
 early Decabrachia
 Palaeontology Volume 56, Issue 5, pp. 1081-1106 DOI: 10.1111/pala.12036
 アブストラクト

最古のクラゲ化石発見 中国陝西省で京大の久保田准教授ら 10.01.13
  紀伊民報
  中国北西大の韓健、京大瀬戸内臨海研究所の久保田信准教授らのグループにより記載
 されたものです。中国陝西省のカンブリア紀初期(約5億4千万年前)の地層から産出したも
 ので、直径は0.5o。立方クラゲの祖先とのことです。
 Han J, Kubota S, Li G, Yao X, Yang X, et al. (2013)
 Early Cambrian Pentamerous Cubozoan Embryos from South China.
 PLoS ONE 8(8): e70741. doi:10.1371/journal.pone.0070741論文

 
ゴンドワナ大陸最古の陸生生物 9.04.13
  AFPBB Wits大
  デボン紀後期、約3億5千万年前の地層から見つかった、サソリの化石です。
 Gondwanascorpio emzantsiensis と命名されました。
 Robert W. Gess.(2013)
 The earliest record of terrestrial animals in Gondwana: A scorpion from the Famennian
 (Late Devonian) Witpoort Formation of South Africa
 African Invertebrates 54 (2): 373?379.アブストラクト 論文ダウンロードできます

 
英、3D模式標本データベース 8.23.13
  タイプ標本のデータベースは、各国で作られています。英国では3D化石イメージを
 含むデータベースが8月22日から公開されました。恐竜についてはまだ充実していま
 せんが、報道ではワイト島産の恐竜標本の3Dスキャン作業が進んでいるそうです。

津波で打ち上げられたサンゴ化石から南琉球、列島の津波周期解明 8.13.13
  東京大学 日本経済新聞
  宮古・八重山列島(南琉球列島)では、過去2400年間に約150年から400年の周期で
 津波が襲来していたことが、浜に打ち上げられたサンゴ化石の放射性炭素年代測定
 によりわかりました。この地域では17世紀以前の津波記録は残っていないそうなので、
 貴重なデータになるそうです。
 Daisuke Araoka, Yusuke Yokoyama, Atsushi Suzuki, Kazuhisa Goto, Kunimasa Miyagi,
 Keitaro Miyazawa, Hiroyuki Matsuzaki, Hodaka Kawahata.(2013)
 Tsunami recurrence revealed by Porites coral boulders in the southern
 Ryukyu Islands, Japan
 http://geology.gsapubs.org/content/early/2013/06/20/G34415.1.abstract

北海道から巻貝化石2種発見 8.07.13
  上越教育大注目情報 十勝毎日新聞 新潟日報
  上越教育大の天野和孝副学長とロバート・ジェンキンズ助教の発表。
  北海道浦幌町の約3000万年前の縫別(ぬいべつ)層と北海道浦幌町活平(かつひら)
 約6000万年前の活平層上部から産出した化石です。前者はウラホロハイカブリニナ(学名
 プロバンナ・ウラホロエンシス)、後者はウラホロモミジソデボラ(学名 カンギリオプテラ・イノ
 ウエイ)といいます。
 ウラホロハイカブリニナ:新生代古第三紀(約6600万年前から約2300万年前)のハイカブリ
 ニナ類の化石としては日本で初めて、世界でも2例目。また、これまでは後期白亜紀の約
 8300万年前以前か新生代新第三紀の約1600万年前以降からしか発見されておらず、両
 者の化石記録をつなぐ発見といえるそうです。
 ウラホロモミジソデボラ:この仲間は大西洋から地中海の浅海から深海に生息する、生きた
 化石。日本ではこれまで、白亜紀(約1億4500万年前から約6600万年前)から18種が報告
 されていたが、その後の新生代(約6600万年前以降)からの報告がなかった。
 今回の発見は、恐竜などが絶滅した後でも日本周辺でこの仲間が生き延びていた証拠とな
 るとのこと。

熊本県天草市から24万年前のシャコの大顎化石、記載 8.02.13
  岐阜新聞 熊本日日新聞
  天草市の24万年前の小串層から産出したシャコ類の大顎化石です。世界で4例目、国内
 初ですが、立体的なものは世界初とのこと。。顎の大きさから、現生種に近い種と推測され
 ているそうです。
 YUSUKE ANDO, HIROAKI UGAI, SHIGENORI KAWANO, KOJI HIROSE,
 DAISUKE NAKATANI, HIROMI KUROSU & HIROAKI KARASAWA.(2013)
 Unusual preservation of fossil mantis shrimp (Stomatopoda): occurrence of mandibles
 from the Pleistocene Ogushi Formation, Kyushu, Japan
 Zootaxa 3691 (2): 291?294 (19 Jul. 2013)

中国から過渡的な形態をもったノミ化石記載 7.02.13
  恐竜時代のノミといえば、2012年にも原始的なものが記載されました(参考)。今回記載
 されたノミは、原始的なものと進化した現生のノミの中間に位置するものだそうです。
 Saurophthirus exquisitus 新属新種 新科
 下部白亜系義県層(約1億2500万年前)から産出しています。
 同時代の原始的なノミと比べ小型で比較的短く細い口器をもち、触覚は短く、脚は長いな
 どの特徴をもちます。
 恐らく、翼竜に寄生していたのだろうということです。またこのノミの発見により、中生代の
 ノミの多様性が明らかになったとしています。
 Taiping Gao, Chungkun Shih, Alexandr P. Rasnitsyn, Xing Xu, Shuo Wang
 & Dong Ren (2013)
 New Transitional Fleas from China Highlighting Diversity of Early Cretaceous
 Ectoparasitic Insects.
 Current Biology (advance online publication) http://dx.doi.org/10.1016/j.cub.2013.05.040
 アブストラクト

日本および北西太平洋地域から初めてフィロプチコセラス属アンモナイトを記載 7.01.13
  むかわ町立穂別博物館プレスリリース 読売新聞 
  むかわ町穂別在住の堀田良幸氏 が平取町 の白亜紀 マーストリヒチアン最前期
 (約 7,200 万年前の地層 から採集したアンモナイトが、日本国内および北西太平洋地域
 で未発見だったフィrプチコセラス属のアンモナイトとわかり、新種として記載されました。
 Phylloptychoceras horitai Shigeta and Nishimura sp. nov.
 種小名は、採集者堀田氏に献名。
 論文は7月1日付のPaleontological Research誌に掲載とのことですが、まだBioOneには
 アップされていないようです。
 7月2日から同博物館で展示されます。

顎のある最も原始的な脊椎動物化石の筋肉 6.14.13
  ユーレカアラート(ウプサラ大 ESRF) AFPBB
 Kate Trinajstic, Sophie Sanchez, Vincent Dupret, Paul Tafforeau, John Long, Gavin Young,
 Tim Senden, Catherine Boisvert, Nicola Power, Per Erik Ahlberg.(2013)
 Fossil Musculature of the Most Primitive Jawed Vertebrates
 Science DOI: 10.1126/science.1237275 アブストラクト

岡山県奈義で巻貝新種 4.20.13
  山陽新聞 毎日新聞
  1600万年前の地層から。・スルコスピラ属の新種でSulcospira nagiensis
 和名は「ナギカワニナモドキ」
  Keiji Matsuoka and Eiji Taguchi(2013)
 A new species of Sulcospira (Pachychilidae: Gastropoda) from the Miocene Katsuta
 Group in Okayama Prefecture, Southwest Japan
 Bulletin of the Mizunami Fossil Museum, no.39 pp.55-57

穂別などで発見のアンモナイト化石、新種と判明 4.17.13
  読売新聞
  7200万年前のもの、ゴードリセラス・ホベツエンゼと命名、PR誌に掲載です。

葛生からペルム紀の腕足類クーペリナの新種記載 4.03.13
  中日新聞 産経新聞
  高山市の化石研究家、三宅幸雄さんが葛生の石灰岩から蟻酸を用いて出したもので
 す。新種は「クーペリナ・ニッポニカ」と命名、記載されるそうです。
 佐野葛生化石館で4月下旬から展示されるそうです。

三葉虫に見つかった謎の斑点 3.30.13
  ナショナルジオグラフィック(日)
  ニューヨークから産出したファコプス科三葉虫標本の斑点は、色が残っていたのではなく、
 またこれまで考えられていたような、黄鉄鉱や筋肉の付着部の跡でもなく、方解石の小さ
 な結晶でできた球体なのだそうです。
 Christopher A. McRoberts, Thomas A. Hegna, Jeri J. Burke, Morgan L. Stice,
 Steven K. Mize and Markus J. Martin (2013)
 Original spotted patterns on Middle Devonian phacopid trilobites from western and
 central New York
 Geology doi: 10.1130/G34158.1 アブストラクト

ジュラ紀の外部寄生虫とされていた虫は、水陸両生のハエだった 2.21.13
  約1億6500万年前、中国やロシアで産出している昆虫、Strashila は、これまでノミの祖先の
 ようなもので、恐竜や翼竜に寄生していたのだろうと考えられてきました(参考)。
 ところが、内蒙古自治区寧城県道虎溝のDaohugou(道虎溝)層から産出した化石の研究で、
 これはノミの仲間ではなく、特殊化したハエの仲間であることがわかりました。絶滅した系統
 ではなく、現生のNymphomyiidae(ハネカ科)に属することがわかりました。
 また、後脚と腹部の膨大の性的二形が著しい形態をしています。このオスは、幼虫時の腹部
 の呼吸器を保ったまま成虫になり、成虫は水生または水陸両生で、水中で交尾したあと羽を
 捨てたのだろうとしています。
 Diying Huang, Andre Nel, Chenyang Cai, Qibin Lin & Michael S. Engel (2013)
 Amphibious flies and paedomorphism in the Jurassic period
 Nature(2013)doi:10.1038/nature11898 アブストラクト

イカはホントに空を飛ぶ 2.08.13
  北海道大学 
  同大学水産学部附属練習船おしょろ丸での航海中に,イカが水面から飛び出して着水するま
 での一連の行動を連続撮影することに成功しました。その結果、イカは単に水面から飛び出す
 のではなく、水面から飛び出した後もジェット推進で加速し、さらに腕とヒレを広げて揚力を発生
 させ、その揚力をコントロールして着水するという、高度に発達した“飛行行動”をすることが明
 らかになりました。
 K. Muramatsu, J. Yamamoto, T. Abe, K. Sekiguchi, N. Hoshi, Y. Sakurai(2013)
 Oceanic squid do fly
 Marine Biology Volume 160, Issue 2, February 2013 DOI10.1007/s00227-013-2169-9
 アブストラクト

2億7千万年前のサメ糞化石からサナダムシ卵化石 2.01.13
  ユーレカアラート
  ブラジル南部、Parana盆地の Rio do Rasto 層(中期〜後期ペルム紀)から産出した、螺旋状サメ
 糞化石から、発見されたものです。糞の中にサナダムシ卵93個のかたまりが入っていました。
 これは、これまで知られていたサナダムシの化石記録を大幅に更新する古いものだそうです。
 Dentzien-Dias PC, Poinar G Jr, de Figueiredo AEQ, Pacheco ACL, Horn BLD, et al. (2013)
 Tapeworm Eggs in a 270 Million-Year-Old Shark Coprolite.
 PLoS ONE 8(1): e55007. doi:10.1371/journal.pone.0055007 論文

地磁気減少で寒冷化?=化石に「証拠」−神戸大など 1.08.13
  時事
  磁気が弱まると大気中に飛び込む宇宙線が増加し、大気と衝突して雲ができやすくなり、
 日射量が減少して寒冷化というシナリオがあります。
 これを78万年前と108万年前、磁気が弱い時代の花粉化石から検証したものです。
 Ikuko Kitaba, Masayuki Hyodo, Shigehiro Katoh, David L. Dettman, and Hiroshi Sato
 Midlatitude cooling caused by geomagnetic field minimum during polarity reversal
 PNAS Published online before print January 7, 2013, doi: 10.1073/pnas.1213389110
 アブストラクト

深海で泳ぐダイオウイカの動画撮影成功 1.07.13
  47ニュース NHK ディスカバリー
 国立科学博物館の窪寺博士らとNHK、ディスカバリーなどの共同作業で、昨年7月10日、小笠
 原諸島父島沖合で撮影したそうです。NHKでは1月13日午後9時からNHKスペシャルで放送
 する予定です。