はさみの形はっきりと−小学生がカニの化石見つける 12.30.06
  両丹日日新聞
  京都府福知山市夜久野町板生の鉄鈷山(かなとこやま)の頂上(標高775m)付近で。
 約2000万年前のものだそうです。

木の葉に擬態した4700万年前の昆虫 12.27.06
  ライブサイエンス
  独メッセルから産出した昆虫化石です。
  The first fossil leaf insect: 47 million years of specialized cryptic morphology and behavior.
  Wedmann, S, Bradler, S. & Rust, J.
  PNAS

5億年前の卵の化石、「ガラス状」で発見…中国 12.27.06
  読売新聞25日付
  Silicified egg clusters from a Middle Cambrian Burgess Shale?type deposit,
  Guizhou, south China
  Jih-Pai Lin , Andrew C. Scott, Chia-Wei Li, Hung-Jen Wu, William I. Ausich,
  Yuan-Long Zhao, Yeu-Kuang Hwu
  Gelogy Volume 34, Issue 12 (December 2006)pp. 1037?1040
  DOI: 10.1130/G23006A.1

米サイエンス誌、今年の10大ニュース発表 12.27.06
  毎日新聞
  1位は「ポアンカレ予想」の解決、2位はネアンデルタール人とマンモスの化石から取り出
 された遺伝情報解読、4位に関節のあるヒレを持った魚の化石発見が入っています。

1千万年前の「オウナガイ」 漁船引き揚げの化石 12.06.06
  日本海新聞
  鳥取市沖の日本海からです。当時の状態を保ったまま密集。

エビ、カニ化石新種と判明  「進化研究に貴重な発見」 11.21.06
  東京新聞 ヤフーニュース(毎日)
  白亜紀前期、山中層群の地層から発見されたもの。 エビは「ホプロパリア・カミムライ」、
 カニは「ニッポノポン・ハセガワイ」 と命名されたそうです。
 群馬県報道提供資料
 参考:群馬県立自然史博物館 恐竜王国中里

ハナバチ:1億年前の世界最古の化石、ミャンマーで発見 10.26.06
  毎日新聞 読売新聞 朝日新聞 オレゴン大ニュース BBC コーネル大クロニクル
  ハナバチがいたということは、花粉などを集める対象となる花もあったということになるのでしょう。スズメバチ
 の特徴も共有していて、ハナバチがスズメバチの仲間から進化したことが示されるそうです。
 27日のサイエンスに論文が掲載されるそうです。
 A Fossil Bee from Early Cretaceous Burmese
  Amber G. O. Poinar Jr. and B. N. Danforth Science 27 October 2006: 614
 
 一方、26日付のネイチャーではミツバチのゲノム解読が掲載されています。
 読売新聞 毎日新聞
 Insights into social insects from the genome of the honeybee Apis mellifera
 The Honeybee Genome Sequencing Consortium91 and Overall project
 Nature 443, 931-949(26 October 2006) | doi:10.1038/nature05260
 
マウスの脳の3Dマップ完成 9.27.06
  MSNBC
  こんなものが恐竜でもできればすごいのですが
  Allen Brain Atlas

地球の気温、過去百万年で最高レベルに NASA研究 9.27.06
  CNN.co.jp 毎日新聞 読売新聞 NASA 

恐竜時代の気候も変動した 9.27.06
  インディアナ大ニュース
  太平洋底(Shatsky Rise)の掘削により、アプティアンの間に海水面温度が30℃から36℃まで変動した
 ことがわかったそうです。
 Instability in tropical Pacific sea-surface temperatures during the early Aptian
 Mirela Dumitrescu and Simon C. Brassell
 Gology Vol. 34, No. 10, pp. 833?836 doi: 10.1130/G22882.1

インドネシアの海で50を超える新種 9.19.06
  ナショナルジオグラフィック
  海底をひれで歩くように進むサメも発見されたそうです。

島は加速された進化をスパークする 9.19.06
  ニューサイエンティスト
  島に生息する大きい動物は小さく、小さい動物は大きく進化・・・島の法則といいますね。
 これがどのくらい早く起こったのか、カナダ、McGill大のVirginie Millienが88の哺乳類について
 これまでのデータから調査したところ、大陸の同種より3倍早く進化したことがわかったそうです。
 Morphological Evolution Is Accelerated among Island Mammals
 Virginie Millien PLoS Biology, Vol.4 Issue 10 SEP. 2006 DOI: 10.1371/journal.pbio.0040321
 Synopsis

冥王星外し、惑星数8に 国際天文学連合が新定義 8.25.06
  朝日新聞
  冥王星は惑星とは別に新しく設けられた「矮惑星」というジャンルに入ることになりました。

冥王星降格・維持両案採決へ 惑星定義で天文学連合 8.24.06
  朝日新聞
  最終提案は、太陽系の惑星を「水金地火木土天海」の8個として冥王星を惑星から外す案と、冥王星を
 惑星にはとどめるものの8個とは区別する案が中心ということです。

太陽系の惑星、9個から12個に変更か 8.17.16
  国際天文学連合(IAU)総会で16日、惑星の新定義が提案されました。新定義では、
 1恒星の周囲を周回する、それ自身が恒星でないもの。2ほぼ球状の形をとるに足る重力を
 もつ。となります。これには、質量が5 x 1020 kg 、直径が800km以上の天体が含まれること
 になるそうです。
 その結果、小惑星で最大のセレス、冥王星の衛星とされていたカロン及び2003UB313が、
 新しい惑星となるそうです。

 また、惑星の分類を、二分し、これまでの9個の惑星から冥王星を除く8惑星を「古典的惑星」
 冥王星+新惑星を「プルートンpluton 冥王星族」とします。これは、公転周期が200年以上の
 ものをいうようです。
 朝日新聞 読売新聞 IAUニュース

古代ロマン 35万年前のマガキ化石出土 浜松・引佐で 8.08.06
  中日新聞
  浜松市引佐町の井伊谷地区の工事現場から出土したものです。豊橋市自然史博物館の調査。

「桐ケ台の穴」深さ93.5M 秋吉台 8.02.06
  中国新聞
  既報ナウマンゾウの子の歯など調査報告書から

五ケ瀬町でアンモナイト 九州では初の発見 県総合博物館 22日から公開 7.20.06
  西日本新聞
  アンモナイトは中生代白亜紀前期のバレミアン(1億3200万年前―1億2500万年前)に
 生息したシャスティクリオセラスの仲間だそうです。
 宮崎県総合博物館で7月22日から開催のわくわく・ドキドキ化石展で展示。

7月3日に小惑星接近 7.01.06
  アポロ型特異小惑星2004 XP14 が7月3日、地球に接近します。大きさ約800mだそうです。しかし、
 地球との距離は約42.6万km。月より遠いです。私達が絶滅させられる恐れはなさそうです。
 JSGA Web News space.com

二戸に南国貝の化石 北限塗り替える 6.23.06
  岩手日報
  この時代、東北地方にマングローブ湿地が広がっていたことの新たな証拠になるそうです。

  古生物学会一般講演「岩手県二戸市の中新統門ノ沢層からオカミミガイ属(腹足綱:オカミミミガイ科)の
 発見とその古生物地理学的意義」
 松原尚志(兵庫県立人と自然の博物館)・小守一男(田中館愛橘記念科学館)

最古の円網を作るクモ、琥珀の中に 6.15.06
  BBC
  スペイン、Alava産コハク、1.21-1.15億年前。Mesozygiella dunlopi と命名されています。
  Biology Letters Oldest true orb-weaving spider (Araneae: Araneidae)

サルは人間になるの?6.11.06
  朝日新聞
  ののちゃんのDo科学 小学生向けに進化を

オーストラリア、ピルバラの34億年前の岩は微生物起源 6.10.06

富山県高岡市の土砂採取場で150万年前の貝化石 6.10.06
  富山新聞6月8日付

最古のバカガイ科化石 1億年前の地層から発見 天草市・御所浦島 5.11.06
  西日本新聞
  このニュースは2月に報道されたものと同じ内容とは思いますが・・・
  御所浦白亜紀資料館

葉の形の新種動物化石発見 5.05.06
  ヤフーニュース(時事) 読売新聞
  サイエンス 5月5日号 Science 5 May 2006:Vol. 312. no. 5774, pp. 731-734
  DOI: 10.1126/science.1124565
  Lower Cambrian Vendobionts from China and Early Diploblast Evolution

  ヴェンド生物群と呼ばれる生物化石で、長さ数センチの葉のような形をしてい
 ます。8つの標本に基づきStromatoveris psygmoglena gen. sp. nov.と命名されて
 います。

カイミジンコに「オス」 琵琶湖博学芸技師ら 定説覆す発見 4.14.06
  ヤフーニュース(京都新聞) 朝日新聞
  琵琶湖博物館記者発表資料(PDF)

明日は皆既日食 3.28.06
  アフリカからトルコ、中央アジアにかけて皆既日食、その周辺が部分日食です。
 Live!Eclipse 2006 では、リビア、エジプト、トルコの3カ国からネット上で生中継します。
 3月29日、日本時間18:00から中継開始です。
 国立天文台サイトも各地の中継を案内しています。

35億年前の地球に生命体?従来より7億年さかのぼる 3.23.06
  読売新聞 ニューサイエンティスト
  西オーストラリア・ピルバラの約35億年前の古い地層で、石英に閉じ込められていた
 気泡の中に生物が作ったメタンがあることを突き止めたそうです。
 ネイチャー3月23日号掲載。
 Evidence from fluid inclusions for microbial methanogenesis in the early Archaean era
 上野雄一郎ほか
 東京工業大学丸山・広瀬研究室
 参考:21世紀COEプログラム「地球:人の住む惑星ができるまで」

旧戸隠村の道路工事現場で発見、「ハナカゴ」は新種 /長野3.15.06
 ヤフーニュース(毎日)
 フジツボの仲間「ハナカゴ」(ハナカゴ属(蔓脚亜綱: 無柄目))が新種とわかり、コイケハ
 ナカゴと命名されたそうです。
 信州新町化石博物館研究報告第9号で報告しています。

名護市で5000万年前の化石発見 深海動物、痕跡鮮明に3.15.06
  琉球新報3.12付
  生痕化石。いずれも規則的な摂食行動をした痕跡で、深海動物「ギボシムシ」の仲間
 ではないかとのことです。
 沖縄タイムス

ニューギニアで新種の鳥、チョウなど25の新種発見 2.7.06
  インドネシアのパプア州で米環境保護団体コンサベーション・インターナショナル(CI)
 とインドネシア科学研究所が共同で。
 読売 毎日 BBC ナショナルジオグラフィック

メタンハイドレードは未知の微生物起源 2.7.06
  海洋研究開発機構プレスリリース

最古のバカガイ科の化石 熊本・御所浦の地層から 2.5.06
  ヤフーニュース(共同)
  これまで最古のものより約1千万年古いそうです(アルビアン)。古生物学会ポスターで
 発表されました。

3700万年前「神戸層群岩屋層」 新種含む貝形虫化石発見 1.05.06
  神戸新聞1月3日付
  兵庫県立人と自然の博物館(松原尚志研究員)と金沢大学理学部(山口龍彦
 研究員、神谷隆宏教授)が発見。

サイエンティフィックアメリカントップサイエンスストーリー2005 1.02.06
  25本のニュースを選んでいます。そのうち古生物、および関連するものは
  チンパンジーゲノム解読及び最古のチンプ化石 9.01.05
  T-REX化石から柔組織発見 3.25.05
  ホラアナグマのゲノム回収配列 7.03.05
  初期哺乳類は恐竜を食べた 1.13.05
  2006年はどんなニュースが私達を驚かせるでしょう?